神椿學園新聞部・攻略日誌【号外】クリア後に思うこと

新人新聞部員、活動完了。
まだクエストは残っているみたいですが、エンディングまで踏破しました。
ちょっとした感想を記します。ネタバレ度は低めです。


ゲームシステムとしては最初はとっつきにくかったな、と。
ざっくり「調査」(いわゆるクエスト)の流れをメモしておきます。
シティアドベンチャー系のTRPGっぽいシステムです。

  • 主人公には初期スキルポイントがあり、街を歩いてアイテムを見つけてスキルアップをねらう(拾うと調査可能時間が減少)。
  • 「手がかり」を集めながら街を歩き、ときおりある小さな謎をクリアできれば「パーク」(アイテム強化カード)を入手できる。
    • 「パーク」(アイテムに使えるスキルアップのカード)は次の「調査」に持ち越せる。
    • ただし使用回数が決まっているのと、「調査」スタート時に持ち込めるのは5枚まで。
  • 「調査」の中間目的・最終目的でのクリアに必要なスキルの種類はそれぞれ決まっている。そのスキルを強化する「パーク」を持ち込めれば有利になる。
    • ただ、現場で拾えるアイテムが、必ずしも目的クリアに直接有効なものではなかったりする。
      • 例えば、スキル「運動」の強化アイテムをよく拾う街区だが、目的クリアにはスキル「神秘」が必要な場合、「パーク」の中にはスキルを変換できるものがあるので、「運動」スキルを「神秘」スキルに変換するパークを他の街区の攻略で見つけて持ち込めれば有利に。


結構、頭を使いますし、ダイス運の要素も強いです。
終盤の方ですと、必要なスキルポイントをクリアしても、さらに偶数じゃないとダメ、とかもありました。
自分はこのシステムは割と好きですが、面倒に思う人もいるかも。
ただ、ゲームバランスの調整はもう少ししておいてほしかったなー、と。
終盤は難易度が高すぎて、正直泣きそうになりました。力技でクリアした感が。
ともかく、街のクエストを解決すると、メインストーリーを進められます。
あるところでキャラクターごとのストーリーもありますし、彼女らのソロ曲も楽しめます。


ストーリーは「神椿市建設中。」のアニメやREGENERATEとはキャラクターと街の構成こそは共通していますが、先入観は捨てた方がいいかもしれないですね。
「魔女の娘」「テセラクター」「ファミリア」「復興課長」「フェノメノン」「フラグメント」「行政廳舎スキアルディ」「Dimcord」……といった、シリーズでお馴染みの単語は出てきません。
それでも、神椿市は神椿市。
やっぱり市民が謎の存在に生存や世界そのものを脅かされているということは同じです。
化歩ちゃんたちと主人公くんが力を合わせて危機を調べ、立ち向かい、歌はその対抗手段になりうるということも、考え方としてはまあまあ同じ。
ただ、その在り方が今までとは大きく異なっていました。音楽の要素はREGENERATEよりは弱いです。
主人公くんの正体とか、この世界のありようとか、ほんとうにオチには驚きました。こうくるか、と。


20~30時間をかけてクリアし、二転三転するストーリーだったREGENERATEとは、印象が大きく異なります。
私の場合、プレイ日記を書きながらプレイしているので普通とは所要時間が異なりますが、それでもSwitch 2本体で10時間程度との表示。体感では通常の2倍かかっているはずなので、多分普通にプレイしていたら5〜6時間も必要ないんじゃないかと思います。
ストーリーに集中できるモードもありますし、どうしてもクエストクリアできない方はそちらで。
なんというか、静かに燃えるというか。じっくり頭を使うところがあります。


ゲームとして結構面白いですし、雰囲気もレトロっポップで嫌いじゃないし、ストーリーもなかなか読ませるものがあっただけに、システムと操作性はもう少しなんとかしてほしかったですね。
特にパークをアイテムに使う場面の操作性が問題で、ゲームの中心となる要素なのに最後までわかりにくかったです。
Switchを画面タッチで使えるかと思ったら使えなかったですし。
ゲームバランスの調整も。特に最終盤では持ち込めるパークの数をアップさせる要素が欲しかったなと。7枚くらい持ち込めたらだいぶ楽になるのですが。


それから、ストーリーとして、らしくない学園新聞部と記憶喪失の新人新聞部員、という骨子があるなら、学校新聞の発行で何とかするような動きがあってもよかったんじゃないかと。
個人的には、主人公はある意味では新聞部員らしい方法で問題解決の一歩を踏み出した、と受け取ったのですが、あくまでもそれは私の解釈。
ストーリーの上ではそういう意識だったか、はっきりは書いていなかったのでした。
カタルシスとして、そういう一行が欲しかったなー、と。
あと、化歩ちゃんのあの名言(アニメ版でEDのあとの最後の最後の最後に言っていたアレ)も出てこなかったです。
ゲーム版でも重要な場面で言っていましたし、てっきりシリーズのお約束なのかと思っていたのに。


あと、調査が残っているままでメインストーリークリアになってしまった感が、どうにも消化不良で。
クリア後のお楽しみがあるのは嬉しいんですが、ひとまずの調査終了、という形をとってメインストーリーは完了させて、その後の要素として調査がまだまだある、という形にしておいて欲しかったなと。
カタチって大事です。


あとは、多分文字数の問題があったんだと思うのですが、キャラクター同士の呼び名が気になりました。
派流ちゃんが「世界ちゃん」呼びじゃなくて「世界」呼びなのが特に。この世界について語っているのか、世界ちゃんのことなのか、一瞬戸惑いましたし。この二人が盟友なのは相変わらずで、それはいいんですけどね。
ちなみに、主人公くんが彼女らを呼び捨てだったのはREGENERATEとは感覚が異なりましたが、オチを知ると納得できるものがありました。


それと、いくつか致命的な誤植があったのも。テキストアドベンチャーでは文字が命。雰囲気をぶち壊しかねないので、書き間違いは敵です。


面白かっただけに仕上がりがいくつか残念で。せめてアップデータで直してもらえると良いのですが。


神椿市のストーリーを知る作品としては、やっぱりREGENERATEの方が内容が濃くて面白いです。
この日記でも2周目プレイで50回+アルファの記録回数が必要になりましたからね。詳しくは「神椿市建設中。REGENERATE【RE0】2周目日記のインデックス」からどうぞ。
それでも、学びもありましたし。仮想世界の一つのSFとして面白かったと思います。


さて、クリア後の残りの調査はどれくらいクリアできるでしょうか?
まさか、全クリアで真のエンディングが……とか、あるのかな?
この先は日記に書くつもりはありませんが、ちょっとした合間にやってみようかと思います。
結構、難しくなってきましたからねえ。運動>=40以上とか、どうしたもんかなあ。