独りぼっちの誕生日
カルマくん!誕生日おめでとう!!
モーやばい!ほんとにハピバ!
あなたは現実には居ないのですかね?
いつも探してますけど。
あーーー!!ァァァ
カルマくん!ー!
お誕生日おめでとう!!!!
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~業side~
あ〜眠い…
昨日ちょい夜ふかししちゃったんだよねー
でも、早く起きれたから、寝不足ナウだ…
最近みんなと話せるようになったから学校が楽しいんだよね〜
俺がこんなこと言うなんてキモいけど笑
もうみんないるな、ハヤイネー
ガラガラ
「おはよ〜」
「……」
「え、ちょっ、渚?」
「……」
え、…これって、「無視」された?
いや、渚に無視されたって、杉野もいるし…
「す、杉野おはよう」
「っ……」ダッ
え、今度は無視された上に逃げられた?
嘘…なんで。昨日まで一緒に喋ってたじゃん。
なんで、なんで、 奥田さんは?
「奥田さん、おはよう」
「アッ……すいません!」ダッ
奥田さんまで?俺なにかしたのかな。
でも、昨日はみんなで帰って、やっぱり
嫌われた、のかな…
まぁいいや。ここの暖かさに触れて、忘れてた。俺は、独りがいいんだ。友達なんていらないよ。でも、信じてたのになぁ。
裏切られないって、、みんななら。
やっぱりその後も誰も話してくれないし、目も合わせてくれなくて、みんなは放課後教室に残るらしいけど、俺には何の話もなくって。
一人で家に帰った。1人で帰る道には
色がなかった。
「ただいま」
自分の声だけが響くだだっ広い家。
冷たいソファに飛び込む。
「無視」なんて、E組に来るまでは当たり前だった。でも、その当たり前に暖かな光をE組のみんなは灯してくれた。最近やっとみんなと仲良くなってきて、、
暖かさなんかに慣れなければよかった。
「寂しいな」
突然胸の奥から出てきた言葉。
その声はまるで弱々しくて、俺の声じゃないみたい。そっか。俺は、「寂しい」のかな。
一回口に出すともう溜め込んだ感情は止まらない。
自分以外の気配が感じられない寒い家の中。
俺は、何年かぶりに、一筋の涙を流した。
もう何でもいいからひとの温もりに触れたかった。襲ってくる睡魔に身をゆだね、
そのまま、溢れてくる涙を放って
眠りについた。
本当に嬉しい。本当に。 長いコメント、失礼いたしました。