3年E組男子会議!①
3年E組の男子+浅野の男子会議です。
学カルです注意
こんなことしてたらかわいいなあと。
もしかしたら続くかも…?
学カル増えろ!!
- 646
- 781
- 16,509
この日は、よく晴れた放課後だった。
椚ヶ丘駅近くのファミレス
ここが彼らの集う場所だった。
「第…10?回E組男子会議!with浅野!」
クラス委員長の磯貝の声に皆が拍手する。
「いやちょっと待て」
「どうしたの浅野」
「これは一体何なんだ」
「ああこれはね、E組の男子が定期的に開く会議なんだ。ここで色々な情報交換…主にゲームの攻略法とか誰かの下世話なことだけど。をしてるんだよ」
「そーそー!」
磯貝の説明に杉野が頷く。
「ふん…それはわかったが、どうしてここに僕を呼んだのか教えてもらおうか」
「えっと…「そりゃカルマとの進展に決まってるだろ!」そういうこと」
バッチリとキメ顔で前原が磯貝の肩に手を置いた。
「なるほどな」
A組の浅野学秀とE組の赤羽業は付き合っている。
これはE組にとっては周知の事実であり、同性といっても特になんら違和感なく受け入れている。
むしろなかなかくっつこうとしない2人を応援したりしていた。
そのかいもあって2人はようやく付き合い始めたわけだが、そのあとのことは何も知らず、皆は機会を見計らって聞き出そうとしていたのだ。
「そんなの話すわけないだろう」
「えー」
露骨に前原ががっかりする。
「だって気になるし…身近で付き合ってる奴らの話とか聞きたいじゃん!?」
皆がそうだーとブーイングをあげる。
「嫌だと言っているだろう」
「俺は別にいいけど」
「ほら、赤羽もそう言っ…え?」
「俺は別にいいよ」
さっきまでずっと黙っていたカルマがメニューを見ながら言った。
「さっすがカルマわかってるぅ!」
ヒューっと前原が口笛を吹く。
「ただし」
皆が一斉に静かになった。
「ぜーんぶ皆のおごりね」
カルマはいい笑顔を向ける。
「くっ…中学生男子になんと過酷な…!」
「いやでも皆で割り勘すれば!」
「確かに…。これで2人の話が聞けると思えば…」
「安いものなのか…?」
みんなの結論がまとまった。
「「おごります」」
「あっすいません。DXチョコレートパフェとアイス一つ。」
「容赦ない注文!」
注文したスイーツが届いたところで話は再開した。
「んで、実際どーなのよ。2人は」
「別に…一緒に帰ったり、本屋行ったりとか」
「おおお…学生っぽい!」
杉野が目を輝かせた。
「デートは?」
前原がニヤニヤしながら問いかける。
「この前…行ってきた。ね、浅野クン」
「ああ。駅前にな」
「お、浅野が話した」
「こうなったら話すしかないだろう」
浅野はため息をついた。
「どんなとこ行ったの?」
「普通に、洋服屋とかスイーツバイキングとか」
「うわあ新手の嫌がらせだ」
「あのときの女性の視線を僕は忘れない」
「浅野クンの表情おもしろかったな~」
「この2人は付き合っても変わらないな…」
「2人とも、洋服とか見るんだ。センスいいからすごそう」
磯貝が楽しそうに言う。
「まーね。ドクロとか迷彩とか見てるとテンションあがるじゃん?」
「中二半…」
誰かがぼそっと呟いた。
「僕もそれなりに気をつけてはいるしね。それに父を支配するにはどんなことでも勉強する。まあカルマのセンスはわからないが」
「えっこれわかんないの?浅野クン」
「ああわからないね君のセンスは」
そうやって言い合いをしている2人の首もとが夕日に何かが反射してきらりと光った。
「それ、ネックレス?」
前原が目ざとく見つける。
すると浅野は制服の中にしまっていたネックレスを出した。
「学校外だから少しつけていたんだ」
「俺も。見つかったら面倒だから隠してた」
それは十字架のペアネックレス。
「これ、カルマが選んだだろ」
「よくわかったね」
「十字架だしな…」
ペアネックレスを見て2人は少し嬉しそうに口元を緩めた。
ほのぼのとした空気が流れていた…が、次の瞬間急に破られる。