プロ野球で異変“スター選手が高齢化している”問題「人気ベスト5、全員30代だった」どうなる野球人気? カギ握る“23歳のイケメン”スター候補
野球をはじめた時期に大活躍?
今大会のセンバツ球児は2008年度〜09年度生まれになる。彼らが野球を始めたと思われる小学校低学年の頃(2015年〜17年)、柳田はトリプルスリーを達成し、今宮はゴールデングラブ賞に輝いていた。2人を軸に、ソフトバンクは常勝軍団を築いた。 幼い頃に好きになった選手が、日本シリーズという大舞台で再び煌めきを放ち、当時の感情を思い出したのかもしれない。一般的に、本拠地で長年チームを引っ張ってきたベテランが代打で登場すると、大声援が巻き起こる。あの現象と似ているように感じる。 ベスト15を見ると、柳田や今宮に限らず、ポストシーズンやオフの動向で目立った選手が上位にランクインしている。ワールドシリーズMVPの山本由伸、今季からメジャー挑戦の岡本和真、今井達也、村上宗隆が大幅に順位を上げた。1年を通した公式戦よりも、短期決戦や直近のインパクトが以前に増して重要になっているようだ。
人気選手が高齢化している問題
柳田、今宮の長年に渡る人気は素晴らしいが、ランキングの硬直化は気になる。ベスト5は全て30代で、37歳が2人もいるのだ。ベスト15(18人)で20代は6人しかおらず、25歳以下は宗山、森下のみ。これは昔からの現象なのか。 巨人の長嶋茂雄監督が永久欠番・背番号3を復活させ、オリックスのイチローが日本最後の年となった2000年春のセンバツ球児の「好きなプロ野球選手」ランキングを見てみよう。 13位タイ:11票 清原和博(32・巨人・一塁手) 13位タイ:11票 関川浩一(31・中日・外野手) 13位タイ:11票 石井琢朗(29・横浜・遊撃手) 11位タイ:12票 秋山幸二(37・ダイエー・外野手) 11位タイ:12票 元木大介(28・巨人・三塁手) 10位:18票 上原浩治(24・巨人・投手) 8位タイ:19票 松井秀喜(25・巨人・外野手) 8位タイ:19票 二岡智宏(23・巨人・遊撃手) 6位タイ:20票 古田敦也(34・ヤクルト・捕手) 6位タイ:20票 桑田真澄(32・巨人・投手) 5位:23票 松坂大輔(19・西武・投手) 4位:29票 前田智徳(28・広島・外野手) 2位タイ:35票 イチロー(26・オリックス・外野手) 2位タイ:35票 高橋由伸(24・巨人・外野手) 1位:40票 松井稼頭央(24・西武・遊撃手) ※名前横は2000年4月1日当時の年齢、所属球団、ポジション。前田智徳は「前田」表記の1票含む ベストテンの中で、30代は古田と桑田のみ。1位の松井稼頭央、2位タイの高橋由伸は24歳であり、5位の松坂大輔は19歳。13位タイまで含めると30代の選手が増えるが、主に20代が人気を得ていた。 現代の選手の高齢化は「選手寿命が伸びている」「全盛期が長くなっている」とポジティブに捉えられる一方で、「新しいスターが育っていない」というネガティブな見方もできる。今回のWBCメンバーが前回と似たような顔触れだったことからも、その点は否めない。
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