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怖いなら、ずっと一緒にいる/Novel by 黒&玲(共用アカ)

怖いなら、ずっと一緒にいる

2,256 character(s)4 mins

皆さんこんばんわ。
黒の方です。
久しぶりのぐだグレですが、いつも通り、温かい目でご覧ください。

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きっかけは、立香の故郷である日本のホラー映画だった。

ある夜、立香とグレイが自室で過ごしていたとき、突然部屋に押しかけてきた妖精騎士トリスタンこと、バーヴァンシー。

「暇つぶしに付き合え」とのことで、その場にいたグレイも巻き込む形でホラー映画を鑑賞することになってしまった。

しかし、バーヴァンシーはホラー映画上級者向けのトップクラスに猟奇的かつサイコホラー物をチョイスしてきたらしく、立香の隣で見ていたグレイは終始悲鳴を上げたり、立香にしがみついたりしていた。

見終わったあとは「じゃー、あとはよろしく」などと軽く言ってバーヴァンシーはさっさと帰ってしまい、残されたのは震えながらへたり込むグレイと、その状況に混乱する立香だった。

「とりあえず、グレイは部屋に戻ったほうが…」

立香のその言葉を聞いたグレイは、ものすごい勢いで首を横に振った。

「拙は、マスターと一緒がいいです…!」

そう言って、グレイは立香の手を取る。
その顔には不安そうな表情を浮かべていて、瞳を潤ませている。

(その表情は反則だって…!)

抱きしめたくなる気持ちを抑えつつ、立香は考えを巡らせる。
現在のカルデアは消灯時間であり、廊下の電気は消されている上に、グレイの部屋は結構遠い位置にある。今の怯えきったグレイでは廊下に出ることすら無理だろう。

「でも、この部屋って一人用だし……」

「拙は一人は嫌です…!一緒にいてください…!」

「えぇーっと……」

立香は悩んだ。
立香の部屋は一人用とはいえ、二人で過ごすことは十分可能だった。泊めるくらいなら、余裕である。
しかも、グレイの目にはうっすらと涙が浮かんでいた。愛する恋人にこんな目で頼まれて断るほど、立香は人でなしではない。

「うん、わかった」

「…!ありがとうございますっ!!」

グレイの顔がパァッと明るくなる。
そして、嬉しそうに微笑みながら、立香の手をギュッと握るのだった。

Comments

  • エデン・カイザー
    October 14, 2022
  • zel
    September 26, 2022
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