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明るく陽気な恋人/Novel by 黒&玲(共用アカ)

明るく陽気な恋人

3,064 character(s)6 mins

どうも皆さん、黒です。
今回は清少納言こと、なぎこさんで書いてみました

書きたいCPが多すぎる…

皆さんの好きなCPはなんですかね?

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「おいっす〜ちゃんマス〜!」

部屋に入るなり、明るい声を響かせる少女。
その正体はアーチャーのサーヴァント
なぎこさんこと清少納言だ。

「なぎこさん、いらっしゃい」

「おうっ!って、なにさ!この散らかり具合!? 愛しの恋人が来るってのに、さすがに汚くない?」

「うぐっ……」

痛いとこを突かれたという表情を浮かべる立香。
清少納言の言う通り、部屋の中はひどい有様だった。最近忙しいのもあって、脱ぎっぱなしの服などがそこら中に散乱している。

「もしかして、ずっと掃除してなかった系?」

「……うん」

「そっかぁ。んじゃ、ちゃんマスの彼女こと、
このなぎこさんが片付けちゃるぜぇ! 任せとけってばよ!」

そう言って清少納言は立ち上がると、腕まくりをして部屋の中を見回した。

「えっと、まずはゴミを捨てないと……ん?」

そこで唐突に清少納言の動きが止まる。
彼女の視線の先にあるもの。それは──

「やべっ、これってあたしちゃんの写真〜?
しかも結構最近のやつじゃん! なんでこんなところに〜」

「あっ、ヤバっ…!」

なぎこさんの言葉に、立香はギクリとする。
彼女が見つけた写真立てには、水着姿の清少納言の写真が入っていた。

「どったのこれ?誰かから貰ったとか?」

「ち、違うよ。ただ……可愛かったから…つい…」

立香は頬を赤らめながら答える。
清少納言はそんな立香の様子を見て、にんまりとした笑みを浮かべる。

「なるほどねぇ…?ほぉーん……これはこれは……」

「あの、なぎこさん?」

清少納言の反応が気になって立香が声を掛けると、彼女は「へへっ」と悪戯っぽく笑った。

「いやぁ~ごめんごめん! ちょっと嬉しかったなって思ってさ!……でもまあ確かに、可愛い女の子だよねぇアタシちゃんって。ほんとマジ美人すぎじゃない?」

「自分で言うんだ……でも本当に綺麗だと思うよ。いつも元気いっぱいで明るくて、一緒にいるだけで楽しくなれるっていうかさ」

「…………」

素直に思ったことを口にすると、清少納言は驚いたように目を丸くしていた。
そして次の瞬間、彼女は大声で叫ぶ。

「ヤッベェー!!! 今の超グッときちゃった!! もうサイコーすぎてちゃんマスのこと、惚れなおした!!」

「惚れなおすって……別に何も変わってないと思うんだけど……」

相変わらずテンションの高い清少納言である。
そんな彼女に苦笑しつつ、立香は言った。

「じゃあさ、今度また一緒に出かけようか。
シミュレーターになっちゃうけど」

「おっ、デートのお誘い?いいねいいね、乗っちゃうぜ!」

「良かった。それじゃあ決まりだね」

返事を聞いて、ほっと胸を撫で下ろす。するとそこで、「ところでさ」となぎこさんが口を開いた。

「ちゃんマスって、なんであたしに惚れたわけ?」

「えっ!?」

唐突な質問に、思わず驚きの声を上げる。
そんな立香の様子を気にすることなく、なぎこさんは言葉を続けた。

「だってさぁ、アタシちゃんって結構テキトーじゃん?訳わからんこと言っちゃうし。
なんかこう……良いところなくない?」

なぎこさんは自分のことをそう評する。
しかし立香は首を横に振った。
確かになぎこさんは、ちょっと変わった言動をすることも多い。
だがそれが彼女の魅力であり、明るい性格と相まって周りにいる人を笑顔にするのだ。それに──

「なぎこさんはいつも楽しそうにしてるからさ。それも含めて、僕は君に惚れたんだ」

「……!」

今度はなぎこさんの方が驚いていた。
しばらく呆然としていたが、やがて彼女は小さく笑う。

「そっか……ありがとちゃんマス」

その表情はどこか照れくさそうで、けれどとても幸せそうなものだった。

「さて! んじゃあちゃちゃっと片付けますかね!」

そう言って清少納言と立香は二人で部屋の中を整理していく。掃除をしながら、他愛もない話を続ける二人。
そうして時間は過ぎていき──

「よし、これで終わりかな?」

「お疲れ様、ちゃんマス!……ん?」

一通りの片付けを終え、ベッドの上に腰掛け
る清少納言。
その時、彼女の視線があるものに吸い寄せられた。

「なにこれ?」

彼女が手に取ったのは、小さな箱だった。手のひらサイズのそれはピンク色をしており、側面に可愛らしい文字で『Love』と書かれている。

「ああ……それは……」

「えっ?もしかしてこれって、ちゃんマスからあたしへのプレゼント的な?」

冗談めかして尋ねる清少納言だったが、その顔には隠しきれない期待の色があった。
そんな彼女の様子に少し戸惑いつつ、立香は答えた。

「えっと、まあ……そういうことになるのかな?」

「まじで!?」

清少納言は飛び上がるようにして喜ぶ。

「やっべぇ! ちゃんマスからのプレゼントとか
マジ嬉しいんですけど! 開けてもいい?」

「うん、どうぞ」

立香の許可が出ると、清少納言は丁寧に包装紙を剥がしていく。
そして中から出てきたのは──
指輪だった。

「おお〜! めっちゃ可愛いじゃんこれ!」

「ちゃんと似合うか不安だったんだけど」

「そんなことないってばよ〜!」

清少納言は嬉々として指にはめる。するとちょうど薬指にはまった。

「んー……サイズぴったり?」

「実はなぎこさんが寝てる間にこっそり測ったんだよね」

「おいこら」

清少納言はジト目になる。

「乙女の寝込みにこっそりとは…ちゃんマスもなかなかやるねぇ?でも、そこがちゃんマスの良いところなんだけどね! さすがあたしちゃんの彼氏!」

そう言いながら、彼女は自分の左手を見せびらかす。そこには立香と同じデザインの指輪が光っていた。
二人は見つめあい、笑いあう。

「へへっ、なんかこういうのっていいよねぇ〜」

「そうだね」

こうして、二人の幸せな時間が始まった。

「やっぱ部屋を綺麗にすると気分が良いわ〜」

清少納言は伸びをしながら言う。

「じゃあさ、暇なときに掃除とか手伝ってくれないかな?」

「えー?それってつまり、いつでも部屋に来いよってこと?……うりゃ!」

そう言って清少納言は立香に飛びつき、彼の背中に腕を回す。そのままぎゅっと抱きしめると、その勢いのままに唇を重ねた。

「んっ……」

突然の出来事に立香が固まっていると、彼女はゆっくりと顔を離す。

「へっへっへっ、ごちそうさまでした」

悪戯っぽく笑う清少納言。対する立香は真っ赤な顔になっていた。

「なっ、なぎこさん!?」

「なに今更照れてんのさ〜ちゃんマスぅ~」

そう言って彼女は立香の頭を撫でる。

「いきなりキスされたらびっくりするよ…!」

「ん? じゃあもう一回すればいいじゃん?」

そう言うと、再び立香に抱きつく。

「ちゃんマスからも欲しいな〜?」

甘えるような声で言う清少納言。
そんな彼女に、立香は小さくため息をつく。

「もう……仕方ない人だなぁ」

そう言って彼は清少納言の顔に手を当て、こちらに向かせる。
そして優しく口づけをした。

「……!」

予想外の行動に一瞬驚いたように目を丸くする清少納言だったが、すぐに満面の笑みを浮かべる。

「へへっ、ちゃんマス大好き!」

そう叫ぶと、清少納言は再び立香の胸に顔を埋める。そんな彼女の様子に苦笑しつつ、立香はその頭を撫で続けるのだった。

Comments

  • 高菜

    素晴らしい作品ありがとうございます‼︎ちなみに私の好きなCPはぐだジャン(裁)です

    May 11, 2022
  • 姜伯约

    May 11, 2022
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