貴方の支えになりたい
どうも皆さん、黒でございます!
今回のFGOは、アルトリア・キャスターとのCPです!
アルトリアの中では、キャストリアが一番好きです
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アルトリア・キャスター
皆からは『キャストリア』の愛称で親しまれている彼女は今、最大級の緊張に包まれていた。
(わ、私…リツカの部屋に呼ばれちゃったぁー!)
アルトリアは心の中で絶叫する。そう、彼女にとってこれは一大イベントだ。
なんせ、付き合いだしてから初めて、立香の部屋に呼び出されたのだ。
(えっ? なにこれ? 夢じゃないよね?起きたら
自分の部屋でしたー、とかじゃないよね?)
いつも『リツカと部屋でふたりきりになれたらなぁ』と思っていたアルトリアだったが、いざその瞬間になると混乱していた。
そんな自分の感情を落ち着かせるためにも、ひとまず深呼吸をする。
(すぅ~…はぁ~…よし、大丈夫…!)
気持ちを整えたアルトリアは部屋の扉を開ける。
するとそこにはベッドの上に腰掛けている立香の姿があった。
「あ、やっと来た」
「……!」
普段より少しだけラフな格好をした立香を見て、アルトリアの胸が高鳴る。
「ごめんなさい、遅くなりました!」
「いいよいいよ、俺の方こそ急に呼び出したりして、ゴメンね?」
謝りながら頭を下げるアルトリアに対して、立香は笑顔を浮かべると手招きして彼女を近くに呼び寄せた。
そして、そのまま彼女の身体を抱き寄せる。
「きゃあっ!? り、リツカ!そんな急に!?」
突然の出来事に驚きの声を上げるアルトリア。しかし、当の本人である立香は特に気にすることなく、むしろ更に強く抱きしめてきた。
「んー……やっぱり落ち着くなぁ」
「ふぇっ!? そ、そうですか?」
「うん。アルトリアって抱き心地が良くて、つい抱きたくなるんだよね…」
「ひゃうっ」
耳元で囁かれる言葉に、アルトリアの口から甘い声が漏れる。
(リツカってば…そういうところですよぉ!)
内心ドキドキしながらも嬉しさを感じてしまう自分が恥ずかしくなり、顔を真っ赤にするアルトリア。
付き合い始めてから、こういうスキンシップが増えた気がする。もちろん嬉しいことではあるが、やはりまだ慣れない部分もあるのだ。
「あの…用事ってまさか…この為だったんですか?」
「そうだよ。最近忙しくて、全然ふたりきりになれなかったからさ」
抱きしめるどころか、アルトリアの髪まで撫で始めた立香の言葉を聞いて、ようやく彼女は理解した。
(ああ……そういえば最近、レイシフトばかりでゆっくりできてなかったなぁ…)
確かにここ最近は何かと慌ただしく、恋人としての時間を過ごす余裕はなかったかもしれない。
(それならそうと言ってくれたら良かったのに……まぁ、そういうところがリツカらしいんだけど…)
皆の前での立香は、マスターらしく振る舞っているが、実際はそこまで心が強い人間ではないことにアルトリアは気づいていた。
自分の本心に蓋をして、今にも挫けそうな心を無理やり奮いたたせて、平気だと見せている。
それが今の藤丸立香だ。
そんな彼だからこそ、自分だけは傍にいて支えてあげたいと、アルトリアは願ってしまう。
「アルトリアは嫌? こんな風にイチャイチャするのは…」
不安げな表情で見つめてくる立香に、アルトリアは笑いかける。
「いいえ、私もリツカと一緒に居たいですから」
「そっか……よかったぁ」
ホッとした様子を見せる立香。彼はいつも誰かの為に一生懸命になるあまり、自分のことは後回しにしがちだ。
だが、今は違う。こうして自分のことを第一に考えてくれることが嬉しかった。
「……リツカ」
「ん?」
アルトリアは立香の頬に手を伸ばすと優しく語りかける。
「私は、貴方の恋人です。辛いことも、悲しいことも、全て受け止めます。だから、隠さないでください」
「……ありがとう」
その言葉を聞いた立香は、安心したように微笑む。
「じゃあ、ちょっとだけ甘えてもいい?」
「はい!」
元気よく返事をするアルトリアに、立香は目を閉じてキスをする。
「ちゅっ……んぅ……」
最初は触れるだけだった口付けが、徐々に深いものに変わっていく。舌が絡み合う度に、互いの唾液が混ざり合い、淫靡な水音が部屋に響き渡った。
「ぷはぁ……」
唇を離すと、二人の間に銀色の橋がかかる。その光景を見ただけで、アルトリアの心には言いようのない幸福感が満たされていった。
「アルトリア……愛してるよ」
「はい……私もです」
お互いの顔を見つめ合った二人は再び唇を重ねる。今度は先程よりも長く、熱く。
「……ねぇ、アルトリア」
長い時間、互いに求め合っていたが、やがてゆっくりと離れると立香は呟く。
「今晩はさ、ここで寝ようよ」
「こ、ここって……リツカの部屋でですか!?」
「うん、ダメかな?」
「い、いえ! そんなことはないのですけど……!」
突然の提案にアルトリアは戸惑う。いくら付き合っているとはいえ、男女が同じ部屋で一晩過ごすというのは中々ハードルが高いことだ。
しかし、立香は真剣な眼差しで彼女を見据えていた。
「アルトリアは俺のこと嫌い?」
「そ、そんなわけ無いです! 大好きですよ!
でも、まだ少し恥ずかしくて……!」
「大丈夫だよ。ちゃんと鍵は閉めるし、他のサーヴァント達には邪魔されないようにするから」
「そういう問題じゃないんですよぉ……!」
そう言うと、アルトリアは困ったような表情を浮かべる。
(ああもう……どうしてこの人は……)
こういう時の立香は絶対に折れないことを、アルトリアは知っている。
結局諦めたアルトリアは、一度深呼吸すると覚悟を決めた。
「分かりました。今夜はリツカと一緒に過ごします」
「うん! ありがとう、アルトリア」
嬉しそうに笑う立香を見て、アルトリアは思わず苦笑してしまう。
(本当にずるいです……リツカは)
普段は真面目で頼れるマスターなのに、時折見せる子供のような一面。
アルトリアにとって、それは何より魅力的なものだった。そんな彼に恋をした時点で、アルトリアの負けだったのかもしれない。
(本当に……ズルい)
心の中でそう思いながら、アルトリアは彼の胸に顔を埋める。彼の温もりを感じていると、不意に立香が口を開いた。
「あのさ、アルトリア。お願いがあるんだけど、いいかな?」
「もちろんです!私にできることなら何でも
言ってください」
笑顔で答えるアルトリアだったが、次の瞬間、彼女の表情が固まる。
「お風呂、一緒に入らない?」
「……へっ? えぇぇぇぇッ!?」
立香の言葉を聞いて、アルトリアは素頓狂な声を上げる。
「だ、だめです! やっぱり、恋人同士であっても節度は必要というか…順序があるというか…!」
顔を真っ赤にして慌てるアルトリアに対し、立香は真剣な表情で話を続ける。
「分かってるよ。あくまで身体を流すだけだから」
「あ、な、なんだ。そういうことですか……って、ほとんど変わってないじゃないですかぁ!!」
一瞬納得しかけたアルトリアだったが、すぐにブンブンと首を横に振る。
「あ、じゃあ、俺が背中を流してあげるから」
「そっちの方が駄目ですってばぁー!!!」
その後も必死に抵抗するアルトリアだったが、結局押し切られる形で一緒に入ることになってしまうのであった。
もちろん二話はr18ですよね? でますよね? 出してくださいお願いします オネガイシマスゥーーー(´༎ຶོρ༎ຶོ`)