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口移しの時間/Novel by 井崎

口移しの時間

2,537 character(s)5 mins

烏間先生の授業中に熱が出てるのに気付かなくて倒れちゃうカルマくんです。リクエストしてくださったMiya...♪*゚さん、素晴らしい設定をありがとうございます。少しでも楽しんでいただけると嬉しいです~(*´I`*)

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「あれ?カルマくん、今日は訓練受けるんだ。珍しいね!」
渚くんが、珍しく皆と共にグラウンドに出てきた俺に声をかける。まあ、渚くんが突っ込みたくなるのも分かる。最近は授業に出ることは増えたとはいえ、訓練に至ってはお世辞にも真面目に出席しているとは言えないからね。
「ん~?まあね。気が向いたからさ~」
俺がさらっと答えると、渚くんは呆れたように笑った。
「もっと真面目に訓練すれば、カルマくんならすごい暗殺者になりそうなのに」
「あはは、それを言うなら渚くんでしょ。俺は戦闘のが向いてるしね」
そんな話をしていると、チャイムが鳴った。校舎から烏間先生が出てきて、バラバラに散っていた皆が先生の元に集合した。俺と渚くんが話していたのは先生の元からちょっと離れた場所で、小走りで皆のところへ行く。
「カルマくん、早く!もう皆並んでるよ!」
一緒に走っていた筈の渚くんはいつの間にか俺の少し前を走っている。...あれ?いつもなら俺の方が速く走るのに。何故だか今日は渚くんの方が速いようだ。そういえば、なんとなく身体が重いような?今日も朝食抜いてきたし、流石に4時間目になるとエネルギー不足気味かな。もう1本いちご煮オレ飲んどけば良かった。俺が並び終えると、訓練が始まった。
「烏間先生、今日は何すんの?」
前原が訊ねる。
「今日はナイフ術のチェックをしようと思う。俺にかすれば1点、完全に当たれば2点。合計点で順位をつけようと思う」
烏間先生がそう言うと、一部の女子たちは「当てたらよしよししてくれるかな~」などと浮かれている。...すっげ、烏間先生、女子中学生にモテモテじゃん。

まずはウォーミングアップで、ナイフの振り方をおさらいする。しばらく振り続けていると、かなり汗ばんできた。疲れたな、と思って皆をふと見ると、涼しい顔でナイフを振っている。どうやら俺がサボっている間に、皆は体力をぐっと上げたらしい。やっぱ、もうフケようかな?そう一瞬思ったが、今ここで止めれば、俺の体力が劣っているのが露呈してしまう。結局、疲れていない風を装ってナイフを振り続けることにした。100回近く振った後、ようやくナイフ術のチェックが始まった。適当に並んだ順番でやるようで、俺は3番目に並んだ。今日はどうやって当ててやろっかな、なんて考えていると、さっきの汗が冷えたのかゾクッと寒気がした。腕を擦っていると、早くも俺の番のようだ。
「...?赤羽くん、大丈夫か」
「え、何が?」
チェックを始める前に、烏間先生が俺に訊ねてきた。突然大丈夫か、と訊かれても心当たりがないので俺は首を傾げた。
「いや、何でもないなら良いんだ。では、チェックを始める」
烏間先生の合図で、チェックが始まった。俺は、やる気のないふりをして虎視眈々と隙を狙う作戦だ。まあ、烏間先生の隙を見つけるのは至難の業だけど。ナイフを適当に振りながら烏間先生に近づく。かなり烏間先生に接近したその時だった。

Comments

  • calibella7321

    とても良かったです(((o(*゚▽゚*)o))) 読んでてドキドキしました\(//∇//)\

    April 20, 2015
  • minato

    烏間センセーもカルマ君も、 どっちもカワイィデスッッ!

    April 12, 2015
  • わああああ!!!ありがとうございます!!烏間先生男前!!

    April 12, 2015
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