涙が出るんだ【赤羽業】
初投稿です!
慣れないところも多くて、読みにくかったりおもしろくなかったり文面変だったり誤字脱字が多いかもしれませんが、よかったら最後まで見てください!
注意※
作者は原作の漫画をあまり読んでいません
ネタバレばっか見てます
これは全く原作に沿って作っていないので、違和感を感じるかもしれません
ご了承ください
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俺は生まれつき病弱だった
喘息持ちだし、環境の変化に弱い
小学2年生の時、40度以上の熱が続いて、入院した
1年くらい学校に行けなかった
だからその時たくさん勉強して、
効率の良い勉強方法もわかった
それからは勉強の仕方も簡単だった
退屈で退屈で、友達も来てくれなくて、涙が出た
喘息の症状は、日に日に重くなった
だけど、だんだんそれにも慣れて、
5年生の時には苦しさを紛らわせるためもあって、高校生と喧嘩して怪我をさせた
楽しくて楽しくて、だけど何か違って、寂しくなって涙が出た
両親は、6年生の時に事故で死んだ
飲酒運転のトラックが突っ込んできて
両親が俺たちを守ったから
兄がいたが、親戚の家に行った
ひどい暴力を受けているらしい
運転手が憎くて憎くて、だけど家族に何もできなかった自分も憎くて、涙が出た
中学に入って、渚くんに会った
俺の喧嘩の噂はどんどん広がって、
周りにいた人たちは怖がって離れていった
なのに、渚くんだけは近くにいてくれた
隣にいて、「勉強教えて?」「喧嘩はダメだよ!」って話しかけてくれた
心配してくれて、一緒に笑ってくれて、初めてできたいい友達だった
嬉しくて嬉しくて、だけど周りの人たちが俺から渚くんを離そうとするのが悲しくて、涙が出た
続けざまに停学くらって、
E組に落とされて、また渚くんと会った
意味わかんないタコみたいなのがいて教師してて
暗殺しろとか言われたけど無理ゲーで
授業とかも結構楽しくて
おもしろくておもしろくて、笑いすぎて涙が出た
あんなにあんなに苦しんで
あんなにあんなに泣いて
だからその分楽しくなったんだって
そう思ってた
それなのに、それなのに
どうして
「巨乳反対!」
「茅野…(笑)」
どうして
「野球しねー?」
「いいよー!」
どうして
「いけませんね〜渚くん」
「あはは、ごめんね殺せんせー」
どうしてこんなに
涙が出て…
渚くんも
茅野ちゃんも
杉野も
殺せんせーも
クラスのみんなも
大好きなのに
ああ、そうか
俺は結局1人だった
みんなの隣にいるのは俺じゃなかった
渚くんの隣には茅野ちゃんや杉野や殺せんせーやクラスのみんながいた
茅野ちゃんの周りには神崎さんや奥田さんやクラスの女子ほとんどがいた
あと渚くんも
杉野の周りにはいつも男子がいた
クラスの誰とでもすぐ馴染んで
みんなと仲良くなってた
磯貝の周りには前原とかいたし
クラスのみんながついてくる頼れるやつだった
寺坂だって周りには寺坂軍団がいた
じゃあ俺は?
俺の周りには誰がいた?
渚くんがいた?
違う
本当はいなかったんだ
俺の周りにいるのはいつだって不良で
見守ってくれる家族がいなくて
友達…だってやっぱり距離があって
辛い、辛いよ
みんなが暗殺を楽しんでる間
もちろん俺だって楽しんでいた
なのに
心の奥底では自分の心配をして
周りから人がいなくならないよう
喧嘩も控えた
辛い、辛いよ
中学の間渚くんとずっとクラスが一緒で、隣にいるのは俺だって思ってた
なのに
それは自意識過剰で
渚くんの周りにはもっと優しい人がたくさんいて
俺なんかいなくても変わらなかった
むしろ良くなった
辛い、辛いよ
涙が出て
喘息の発作が起きて
息ができなくて
周りに人はいなくて
いつだって
そう、今だって
あれ、ここ、どこだっけ?
きっと、山奥まできちゃったんだ
どうしようかな
戻ろっかな
だけど
家に人はいない
帰り道の公園で遊ぶ子を見て
また悲しくなるだけだ
そうだ
どうせ俺の居場所がないなら
ここで
消えてしまえばいい
すべて終わりにしよう
誰にも必要とされない
ただいるだけの存在
そんな俺を
消してしまおう
殺してしまおう
そう思って
崖に立った
「そういえば」
「場所は違うけど、殺せんせーを殺すために飛び降りたことあったっけ」
あの時は全く恐怖なんてなかったのに
なんでだろう
今はとても
「…怖い……」
あの時は殺せんせーがいて
渚くんもいて
きっと心のどこかで
助けてくれるって信じてたから
怖くなかったんだ
「大丈夫」
きっと…きっと
天国で母さんたちに会える
だから大丈夫
そう思って
何もないところに
足を一歩踏み出した
《カルマくん!みんなで遊園地行かない?》
あれ…
《カルマ!てめえ俺に喧嘩売ってんのか!?》
なんだろ…
《カルマくん!新作のスイーツ食べに行かない?渚とかもいるんだけどー》
おかしいな…
《カルマくん、新しい毒薬ができましたよ!》
今頃になって…
《カルマくん!先生のお菓子を返してください!》
「死にたくないや」
落ちるのが
怖くて
みんなを思い出して
悲しくなって
こんなときでも
涙が出て
余計苦しくなって
それでも
意識は遠のいて………
「…………あ…れ……」
なんで俺、生きて….
「カルマくん、無茶をしてはいけませんねえ、先生が行かなかったらあなたは死んでいましたよ」
殺…せんせー?
「カルマくん!よかった…っ
カルマくんが…死んじゃうなんて…っそんなの僕は…っ耐えられないよ…」
気がついたら、俺は保健室のベットに寝かされていた
その傍には
心配して泣き崩れたり
泣いて抱きしめあったりしている
クラスのみんながいた
周りに人がいてくれた
心配して泣いてくれた
上辺だけかもしれなくても
それが嬉しかった
「みん…な…っ……あり…が…っとう…っ」
「これからは心配させないようにしろよ!お前が死んだらみんな悲しむんだからな!?」
「うん…っ」
「先生も心配したんですよおおお!先生が助けたんですよおおお!」
「あっはは…ありがと、殺せんせー」
みんな俺のこと心配してくれた
死んだら悲しむって言ってくれた
それだけで十分だよ
嬉しくて嬉しくてまた
涙が出た
カルマくんで虐待みたいです!