自殺が多発する理由を探りに、9月2日歌舞伎町のリブマックスに宿泊した。
「ここの鍵が開くんですよ」と12階の非常階段の扉を開け、説明してくれるトー横の男性。鍵のカバーは随分前から壊れているらしい。
こんな簡単に侵入できるとは。前日、自殺が起きたとは思えない無防備さだ。非常時のために封鎖はできないとしても。
踊り場は小さなベランダのようで、柵は腰くらいの高さ。身を乗り出せば、真下は道路。絶好の場であることがわかった。
「少し前まで、屋上にも行けたんですよ」と男性が指を刺した先は、金網が張られて侵入できなくなっていた。
「今日大変だったんっすよ。『私も死にたい』って後追いしようとするヤツからいっぱい連絡きて。なんで死にたいの?ってメンケアして、7人くらい止めましたよ」
そんな彼が今朝ここから自殺してしまったとは、にわかに信じがたい。