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日本がアメリカからのコメに700%を超える高関税を課しているために貿易赤字が生じているという主張がありますが、これは正確ではありません。 現在、米国産のコメは輸送費や保険料を含めて1キログラムあたり約150円で輸入されています。これに対して課される関税(重量税)は1キログラムあたり341円で、関税率は約227%です。したがって、「700%を超える関税」という指摘は事実と異なります。 さらに、日本がアメリカから輸入しているコメの大半は、関税がかからない「ミニマムアクセス(MA)」枠内(年間77万トン)のものであり、関税がかかるMA枠外の輸入は、輸入量全体のわずか0.055%にすぎません。(2024年4月〜2025年2月の期間) つまり、高い関税があるからアメリカが日本にコメを輸出できないという主張は、根拠に乏しいものです。 加えて、2025年2月時点で日本国内のコメの小売価格は、5キログラムあたり3,892円、つまり1キログラムあたり約778円です。一方、米国産米は関税を加えても約491円であり、輸入米の方が安くなっています。 以上から、トランプ政権による「コメの高関税が輸出の障壁になっている」との主張は、事実に基づいているとは言えません。 今夜、石破総理とトランプ大統領による電話会談が予定されていますが、こうした事実についても正確に伝え、トランプ大統領の理解を得られることを期待します。