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カンニング/Novel by ちゃな

カンニング

1,840 character(s)3 mins

初の暗殺教室です。中間テストでカンニングを疑われるカルマの話。

3年最初の定期試験、その試験監督が元担任大野だったので、カルマも思うところがあったんじゃないかな〜という妄想から生まれたネタです。しかも得意科目の数学だったし。そんな状態で100点とってるの尊い…。

※カルマかわいそうで終わってます。

きっとこの後、理事長が教室に仕掛けてある監視カメラとかでカルマの身の潔白を証明してくれます。そして、大野は殺せんせーにタコ殴りされればいいんだ。

まさか従兄弟から借りて1ヶ月で全巻(殺Q、殺たんも)揃えて小説書くとは思わなかった…尊
タイトル考えるの苦手なので、そのままです。

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中間テスト1日目。1時間目、数学。

「はじめ」

合図とともにペラッと用紙を捲る音が響き渡る。
シャープペンがぎこちなく紙の上を走りだし、暫し辺りは粛然とする。

しかし、それを邪魔するかのように試験監督の先生が大声で言い放つ。

「E組だからってカンニングなどするんじゃないぞ。俺達本校舎の教師がしっかり見張ってやるからなー」

そいつは椅子にドカリと座りコツコツと机に指をたて、E組を冷笑する。
皆その振る舞いに苛つきはしたが、目の前の問題用紙に意識を切り替え集中する。

一見複雑に見える問題もよく見ればただの魚のヒレだ。初めはぎこちなかったシャープペンの音もいつしか手に馴染むナイフに変わり、サラサラと問題を解いていく。
その中の一人、赤羽業も例外ではない。数学はもともと得意教科であるので、ハイスピードで解いていく。試験監督である大野がE組のその様子に狼狽えていたのが遠目で確認できた。


ーー試験を始めてから40分後、それは赤羽が最後の大問に取りかかった時だった。突如、紙の上を滑っていた音が止まり、息を飲む音が聞こえた。

(やっぱりか……)

予想していたことが起こったのだ。
赤羽は他の皆よりも進むスピードが早かった。だからこそ、皆よりも早く気付いた。

(このテスト、範囲外のところまで出てやがる…!)

そこは、赤羽でも最近予習として習ったばかりのところ。当然、他のE組の皆はまだ習っていないところだ。

空気が変わったことを感じ取ったのか、大野が再び声を上げる。

「おい、どうした〜?お前らE組は時間一杯まで使わないと高得点なんか取れないぞ!それでも何か?“テストの内容でも変わった“ か〜?」

赤羽はその声に、やはり初めから仕組まれていることだと知り、憤る。

しかし幸いにも自分は問題に詰まることなく、最終問題まで辿り着けた。試験時間は残り10分。このままいけば間に合うと、赤羽が怒りに耐えシャープペンを握り直した時、


「おい、赤羽!!何をしている!!」


大野の鋭い声が頭上から突き刺さった。

驚いて顔を上げると、目の前に険しい表情をした大野の顔があり、鋭い眼光でこちらを睨みつけている。訳がわからず、ぽかんと口を開けると再度鋭い声が突き刺さる。

「ペンを置いて、立て!」
「……は?」

言っている意味が分からず、思わず声が出る。奥田さんや菅谷が心配そうな表情でこちらを見ているのが目に入った。

「立てと言ってるだろう!!!!」

今までよりも迫力のある声を浴びせられ、訳がわからないまま言われた通りに立ち上がる。
大野は2年生の時、担任と生徒として関わったが、いくら問題行動を起こしてもここまで怒られたことはなかった。もちろん赤羽の中で大野が死んだ時もだ。だからこそ、大野が今から何をしようとしているのか、赤羽は全く分からなかった。

「どけ」

大野は赤羽を押し除け、今まで使っていた机の中に手を入れた。そして中から“何か”を取り出した。

「赤羽、これは何だ?」
机から抜いた大野の手の中には小さな白い紙があった。

「ーー?」
何だと言われてもそんなもの、全く知らない。赤羽はその紙を凝視した。
大野はそんな赤羽にフンッと鼻を鳴らし、紙を掲げ読みあげる。

「なになに… ‘ X=−b±√ b²−4ac/2a ‘ だと?ーーー赤羽、これは数学の公式だな」

「は?そうだけど…」

言われたのは2次方程式の解の公式である。聞かれたままに赤羽は答える。

「じゃあ、何でこれがテスト中のお前の机の中から出てくるんだッ!!!!」

大野はバンッと机を叩き、赤羽に迫る。

「赤羽、これはカンニングだ。今すぐ、教室から出ていけ!お前の処分は後でじっくりと理事長に決めてもらおう。」

「え、ちょっと待ってよ。俺カンニングなんかやってな「 言い訳するなッ!!!」

大野は赤羽を無理やり引っ張り、廊下に出させようとする。赤羽も抵抗するが、大人の…それも熱血教師と揶揄される大野の馬鹿力には敵わず、ずるずると引っ張られていく。

「お前らもテストに戻れ!!いいか!!俺がいなくても赤羽のようにカンニングなんて絶対するんじゃねーぞッ!!」

大野はそう言い放つと、バンッと後ろのドアを閉めた。教室に残されたのは、呆然とするE組の生徒達で、

廊下で聞こえる赤羽の興奮した声は、無情にもテスト終了を知らせるチャイムでかき消された。

Comments

  • 桜兎@無料リク受付中!

    うわぁ…すごく好きだ…

    June 2, 2025
  • 紗羅

    ぜひとも続きを...!!!

    November 22, 2023
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