【ソフトバンク】世代交代告げる“ギーマ”こと柳町達、好調の要因は? 3年目キラ星が13試合連続出塁中
ソフトバンク・柳町達外野手がブレイクの兆しを見せている。大卒3年目の今季、27試合で打率3割6分9厘、11打点。8日のロッテ戦(ZOZO)で連続試合安打こそ12でストップしたが、13試合連続出塁は継続中だ。
3月30日の同戦で正左翼手・栗原が左膝前十字じん帯断裂など今季絶望の大けがを負い、翌31日に1軍昇格となった柳町。同日の試合で先発出場すると、いきなり2安打を放ってアピール成功。4月下旬からはスタメンに定着した。「ギータ」の愛称で知られる主将・柳田になぞり、鷹党の間では「ギーマ」の名が定着している天才打者が栗原の穴を埋めようとしている。
「タイミングを取れているのが(好調の)要因かなと思います。投手が足を上げた時に動き出すとか、投手に合わせて変えてる感じです。基本的には追い込まれるまでは打ちにいって、追い込まれてから厳しいボールをカットしながらという意識で。しっかり甘い球を捉えられているのかなと思います」
慶応高、慶大を経て19年のドラフト5位で入団。大学時代は同校では高橋由伸=スポーツ報知評論家=以来となる1年春からリーグ戦全試合出場を果たし、史上33人目の通算100安打を達成した。プロ入り後、昨季まで1軍出場は通算32試合だったが、昨季は2軍で最多安打となる88本のヒットを重ねるなど、順調にレベルを上げてきた。
2軍監督として入団時から成長を見てきた藤本監督は「安打というところに限ったらナンバーワン。コンタクト率が高いですよね。1軍に行っても2割7、8分は打つと思っていた」とその能力を認め、「(栗原の故障で)柳町にとっては一番のチャンス」と更なる活躍を願った。
イチローに憧れ、小さい頃はテレビのMLB中継にかぶりついたというギーマ。まだ規定打席に到達していないが、リーグ首位打者は松本剛(日本ハム)の打率3割5分2厘。5月とはいえ、夢は膨らむ。「このままレギュラーを勝ち取って規定に乗れれば。僕自身の一つの目標なのかなと思います」。爽やかな顔立ちも相まって、人気も急上昇中。チームの世代交代が進む中、そのド真ん中を走り続ける。(記者コラム=ソフトバンク担当・中村 晃大)
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