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急逝した「じいちゃん」の願いを叶えたい 切り開いたプロ野球への道 5位柳町達㊦【2020年はあなたの番です】

急逝した「じいちゃん」の願いを叶えたい 切り開いたプロ野球への道 5位柳町達㊦【2020年はあなたの番です】
在りし日の幸一さん(左)と

 

 「野球をやめたいと思ったことはない」。そう言い切る柳町は慶大でも順調にキャリアを重ねた。そんな姿を常にあたたかく見守る存在の一人に祖父の幸一がいた。自宅の庭にシーソーなどの遊具を手作りし、体を動かす楽しさを教えてくれた。

 幸一は神宮球場に何度も足を運び、テレビ中継も欠かさずチェックして孫の活躍を喜んだ。偶然にも誕生日は同じ4月20日。柳町が「じいちゃんがいない人生は考えられない」と言うほど2人の間には強い結びつきがあった。昨年12月、柳町は故障したスマートフォンの修理のため帰省。いつものように野球の話をして笑い合ったが、ほどなくして幸一が急逝した。

 葬儀でほおを伝う涙。実感が湧かない。日増しに涙の粒は大きくなったが、同時にある思いも増していった。自分はプロにいく-。それは、幸一の強い願いでもあった。

 慶大では高橋由伸以来となる1年春からのリーグ戦全試合出場を達成。通算100安打も成し遂げてプロへの道を切り開いた。自身と祖父の願いを成就させ最終的な安打数は113。プロでは首位打者を目標に掲げる。「じいちゃんへの思いもモチベーションの一つ」。天国に届く快音をプロでも重ねる。(山田孝人)

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山田 孝人

山田 孝人

記者

1981年8月8日生まれ。高知県出身。 2013年から15年まで西武ライオンズを担当。プロ野球遊軍を経て、18年から21年まではソフトバンクホークス。22年は7年ぶりに西武に復帰。過去に高知県でキャンプをしていた両球団に関わることができ、勝手に縁を感じている41歳。 4月からはアマチュアスポーツを中心に担当。趣味はサウナ。172センチ、84キロ。  

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