イタリア、中東に向かう米軍機の着陸を拒否 「事前の要請なかった」
イタリア国防省が中東に向かう予定だった米軍機の着陸を拒否した、とイタリアメディアが3月31日に報じた。米側の飛行計画では、イタリア空軍と米海軍が共同で使用しているシゴネラ基地(イタリア南部シチリア島)に着陸する予定だったが、イタリア側への事前の要請などがなかったためだとしている。これまで良好だった米国とイタリアの関係が冷え込む可能性もある。
主要紙コリエレ・デラ・セラなどによると、「複数の米爆撃機」がこの基地を経由して中東へ向かう予定だったが、イタリア側には事前の要請や軍上層部との協議がなかった。
イタリアと米国の二国間協定では、通常の後方支援などであれば基地利用が認められるが、イタリア側は今回の飛行はその「対象外」と判断。クロセット国防相が軍参謀総長を通じて、米側に着陸を認めない方針を27日に伝えたという。
クロセット氏は4日、中東情勢の緊迫化を受けて、米軍による国内の基地の使用について、二国間協定の範囲を超える場合は議会の承認が必要との立場を示していた。
イタリア首相府は31日、報道を受けて「イタリアは現行の協定や政府方針を完全に順守していることを改めて表明する」と声明を発表。「米国との関係は強固で、誠実な協力関係に基づいている」とした。
メローニ首相はこれまでトラ…