light
The Works "藤丸立香が第5次聖杯戦争に巻き込まれる話 2" includes tags such as "Fate/GrandOrder", "Fate/staynight" and more.
藤丸立香が第5次聖杯戦争に巻き込まれる話 2/Novel by シトラス

藤丸立香が第5次聖杯戦争に巻き込まれる話 2

3,162 character(s)6 mins

ぐだ子が歪んだ第5次聖杯戦争に参戦する話。
……続いちゃったよこの話。前回のたくさんのコメント、評価ありがとうございました!
サブタイトル『ランサーが死んだ!』
思いついたシーン抜粋↓

「もしも兄貴のパニシュタイムに来たのが師匠じゃなかったら」
ぐだ「来てくれチームクー・フーリン!」
術ニキ「よぉ俺、早速だが…その槍貰い受ける‼」
プニキ「さあ、始めるとしようや」
オルタニキ「全呪解放、加減はなしだ…絶望に挑むがいい」
槍ニキ「お前さん、運がなかったな」
*ケルト式ハロウィン、開幕

「キャスター交渉戦」(セイバー捕まってる)
ぐだ「キャスター、いやメディアー! 君は完全にライダーに包囲されているー! 大人しくアルトリアを返しなさーい!」(拡声器)
メディア「ちょ、どうしてこんなにサーヴァントが!」
ぐだ「今ならアルトリア軍団のコスプレ写真と、イソアンをフルボッコにする権利を贈呈しまーす」
*数時間の交渉後、アルトリアは無事保護された

*現在UBW見ながら勉強中です。
作品アンケートは回答なさらなくても大丈夫です。

1
white
horizontal

「サーヴァントシールダー、マシュ・キリエライト。召喚に応じ参上しました。
__ご無事ですか? 先輩」

 風で揺れる薄紫の髪、紫を基調とした鎧、少女が持つには大きな雪花の盾。それらを見た時、私の中で何かがこみ上げた。いつかの特異点F__燃える冬木の町の中で再開した時も、こうして助けてくれた思い出が鮮明に蘇る。
 __ああ、本当に、彼女だ。夢/記憶のなかと全く変わらない。私の大切な後輩サーヴァントだ。
 言葉に小さく頷いて、マシュの斜め後ろに立ち、ランサーを見据える。
「ほぉ、我が必中の一撃を防ぐか。見たところサーヴァントのようだが、盾兵シールダ―なんてクラス聞いたことがねぇ。それにその魔力……貴様、何者だ?」
 紅い双眼を細めるランサー。マシュが庇うように前に立つが、その表情は困惑している。

 かつて特異点Fで共闘したキャスター、真名をクー・フーリン。
 マシュにサーヴァントとしての手ほどきをしてくれた彼が、今回はランサークラスとしてこの地に現界し、自分たちを本気で殺しにかかってくる。
 それに多少姿は違えど同じランサーのクー・フーリンもカルデアにいるのだから。
「マシュ……」
「大丈夫です、先輩。たとえ同じ姿、同じクラスだとしても、あのクー・フーリンさんは私達が知る彼ではありません__だからどうか、安心して指示を。マスター」
 強い覚悟のこもった瞳に、大丈夫と聞きかけた言葉を飲み込んだ。私はもう一度、雪花の盾の少女を見る。
「……分かった。__マシュ、防御しながら前進。今は倒れてる一般人を助ける」
「__了解、押し切ります」
 マシュが盾を構えると、ランサーは目を見開いて槍を構える。
「いいね、そうこなくちゃなぁ!」
 青い閃光と雪花の城壁が、同時に前へと踏み出した。



 金属同士がぶつかり、激しく火花が散る。甲高い音が、静かな廊下に響き渡っている。因果逆転、必中不可避の槍と、全てを退ける盾。威力は相殺されているように見えるが、実際問題。
「オラオラ‼ ちんたらやってんな‼」
 がきん、と強い一撃が入る。
「くっ……」
「マシュ‼」
 衝撃に耐えられず、マシュは数歩後退する。元々マシュは守りに特化したシールダー、近接戦闘が十八番のセイバーやランサー相手なら、決定的な一打に欠ける。
(このままじゃマズイ。こうなったら……)
 一般人『藤丸立香』ならできなくて、マスター『藤丸立香』ならできる事。右腕に目をやって、一画も欠けていない令呪に魔力を回す。
「マシュ! 一回下がって!」
 右手をかざすと、赤い聖痕が輝きを増す。マシュはこれから私が何をするか分かったのか、ハッとした表情でこちらを見ていた。ランサーの方も、警戒を強め槍を構えなおしている。

 ここは自分のいた世界じゃない。カルデアの仲間たちもいない。ならば____

__(仲間がいないのなら、呼べばいい‼)

 魔力を一時的に『彼女』へ繋げる。………繋がった。あとは『彼女』の名前を呼べばいい。


「来てくれ、スカサハ師匠!」


 強い光が周囲一帯を包み込む。強い突風が吹き、思わず何とか後ずさったが、何とか足に力を入れて耐える。

「サーヴァントランサー、影の国よりまかり越した」

 黒に近い紫の髪を揺らしながら、彼女__スカサハは槍を軽く振る。クー・フーリンの師匠たる彼女ならば、彼の相手に申し分はないだろう。
「なっ……! サーヴァントの同時使役だと⁉ それにその姿……本物か‼」
 ランサーが朱槍を握り直したのが見えた。スカサハは、ランサーの姿と朱槍を見てうっすらと笑みを浮かべている。
「急に呼び出してごめん師匠。でも、貴方の力を貸してほしい」
「ああ、任せよ。お主らは早くあの童のもとへ急ぐがいい」
「ありがとう、行こうマシュ」
「はいっ」
 二槍の朱槍を携えた影の国の女王は、おもむろに槍を横へ払う。それと同時に駆け出すと、二人の声が背後から聞こえる。

「さて……__随分とヤンチャが過ぎたようだなぁ? セタンタよ」

 いつもより数段低い声に、何処からかランサーの小さな悲鳴が聞こえた気がした。
「さあ、久方ぶりに稽古を付けてやろう……力を示せ、クー・フーリン。出来なければお前の命を貰うまでだ」
「上等だ……やってやらぁ‼」
 次の瞬間、背後から聞こえたのは声ではなく激しい金属音と爆音。魔力の消費量からして、相当な数の宝具を放っている様だ。
(ああ、校舎が壊れていく……)
 せめて外でやってくれ。頭によぎったのは、そんな考えだった。

Comments

  • ユウ

    イアソン「ゑ!?」(悪寒)

    January 15, 2024
  • 戯言遣い

    体内の鞘はセイバー召還した後 起動するので ランサーに心臓刺された時点では 回復しないですよ! とってもピンチ!

    January 8, 2019
  • 刹月花
    February 2, 2017
Potentially sensitive contents will not be featured in the list.
Popular illust tags
Popular novel tags