【FGO】立香と愉快な仲間たちの第五次聖杯戦争4
前回もコメント、ブクマありがとうございました。
励みになるので、今回もよろしくおねがいします。
立香サーヴァント化、再挑戦したいなぁ…。
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「ははは!殴打殴打殴打殴打!!」
「『怪力』!」
「アタランテ!何やってんの!弾幕薄いよ!」
「だから汝は戦線から離れ…!ああもう!」
一体目の前で何が行われている。士朗は目前で行われてる戦闘に対し、目に見えて狼狽している。それは隣にいる遠坂も同様のようだ。
目の前では、先程別れたはずのカルデアという施設からやって来た藤丸立香が、見知らぬサーヴァント(ケモ耳、尻尾、肉球付き)の背に乗り突如現れ、バーサーカーと戦いだしたのである。士朗たちから少し離れた場所では、衛宮宅で一目見た一騎のサーヴァントが矢を番えていた。
士朗の目の前に立つセイバー、アルトリアは士朗たちと同様混乱しているようだが、自身のマスターを守ることを忘れないほどには冷静のようで、士朗の前で臨戦態勢を取っていた。
「ガンドォ!」
「ご主人、しっかり狙ってるか?」
「狙ってる!でもこいつデカイ図体の割にすばしっこくて…!」
「ふむ。流石ギリシャの大英雄。どのステータスも一級品ということなのだな」
「何故貴方達、バーサーカーの真名を…!」
今まで呆けていたイリヤが、立香たちの会話を聞き、声を荒げる。
「さあ!なんで、かな!」
だが、サーヴァント――タマモキャットの背中に担がれている、否、背中に掴まっている立香は、イリヤのことなど眼中にない様子で、バーサーカーと対峙している。その様子は、強敵との戦闘を楽しんでいるかのようで。彼のサーヴァントは彼を「特攻癖がある」と言っていたが、本当はただの「戦闘狂」なのではないかと言いたくなるような立ち振る舞いである。
アルトリアが最善の行動を模索していると、隙を見せた立香の背中目掛け、バーサーカーの武器が振り下ろされた。
「あぶな…!」
「させません…!」
その瞬間、後方から火の球が放たれた。それはバーサーカーの持つ武器の起動を僅かに逸らせ、武器は立香に当たることなく地面と激突する。
咄嗟に立香たちが後方を振り向くと、そこにいたのは先程見た立香のサーヴァントであるバーサーカー二騎。
「俺が隙を見せたと思ったか!残念!わざとでした!」
「はぁ!」
この場にいる全員の裏をかいた立香とキャットが、バーサーカーに傷を付けることに成功する。その後の追撃を恐れたバーサーカーは一際大きく後ろに跳躍した。
その動きはとてもバーサーカーに思えない、と凛は戦慄する。
「あなたたちは…」
「旦那様…!」
「ウゥ…!」
「清姫!フラン!」
小さく呟いた凛の事など意に介さない様子で、ニ騎のバーサーカーは立香の元へと駆ける。
「清姫は衛宮達の護衛!フランはこっち来て!」
「むう…。わかりましたわ」
「ウゥ…!」
立香の指示通り、清姫は衛宮たち二人の前に、フランは戦線へと突入する。
「っし!ガンドォ!」
「また外したのだな」
「ちっくしょお!てか火力が足りないんだよ火力がぁ!『カリスマ』持ち……はいないか。くっそ…!」
「無い物ねだりしてもしかたないのだワン。『怪力』で我慢してくれ、ご主人」
「だってそれキャットの筋力しか上がらないし…」
立香たちがお気楽に戦う姿を目にした凛は、思いのほか立香たちは目の前のバーサーカーを倒すのではないかと考えたが、その期待とは裏腹に、藤丸たちは徐々に後退を始める。
「くっ…!ちょっと劣勢になってきたか…?」
「バーサーカー、そのマスターを殺しなさい」
三騎がかりで押しているにも関わらず、バーサーカーはこの戦闘において優位に立ち始めた。そして、それに追い打ちをかけるように、イリヤが藤丸抹殺の指示を出す。三騎のサーヴァントを相手取るよりも人間であるマスターを殺す方が簡単だと考えたのだろう。
立香たちが受け身に回り始めてる頃、凛は訝しげに目の前に立つサーヴァントを見る。
「貴女、本当にバーサーカー?あまり能力は高いように見えないし、会話も成立しているように見える。狂化のランクが低いのかしら?」
「あらあら、言ってくれますわね…。まあ、私は元々ただの箱入り娘ですから…。ステータスが高いのは事実です。私の狂化は他のバーサーカーの皆さまと少し事情が違いまして…。そういった意味では、狂化は規格外、と言えるのでしょうね」
「狂化EX…!?」
士朗は酷く驚いている様子の凛を困惑の表情で見つめる。
すると、今まで打撃音が響いていた辺り一帯が静寂に包まれる。何が、と思い士朗が振り向くのと立香の切羽詰まった声が聞こえたのは同時であった。
「清姫!――宝具、頼む!」
「かしこまりました」
「宝具…?」
何故、恐らくここにいる彼のサーヴァントの中でも最弱の彼女に宝具発動を命じるのか。凛が困惑から顔を顰めていると、クスクスと、笑い声を耳にする。
「何故、この中で最弱の私に宝具を?という顔をしていますわね」
心中を暴かれた凛は顔を強張らせる。
「数多くいるサーヴァントの中でも、幻想種、それにその中でも最も優れている竜種に騎乗できる方は稀有な存在であると聞きます」
「……?」
いきなり脈絡の無い発言を聞いた凛は訝しげな顔で清姫を見つめ、発言の本意を探る。
「!もしかして、竜の使役!?」
「ふふ…外れです。私は騎乗スキルなるものを持ち合わせていませんので」
その瞬間、凛の脳内にピースが合わさるような感覚が流れる。彼女の発言、竜種と言う言葉、そして彼女の真名「清姫」。聖杯戦争について学ぶ過程において凛はあらゆる英霊に関する伝説、伝記、物語を読み漁った。残念ながら彼女自身のサーヴァントに対してはこの努力は水に流れそうだが、目の前のサーヴァントの名前には見覚えがあった。
「清姫……。紀州に伝わる伝説か!」
「でも、そんな竜種になれるような力をもつサーヴァントなど、一騎しかいないのでは?」
そう言うや否や、彼女の周りに莫大な魔力の渦が発生する。思わず目を覆った衛宮たちが渦が引いた後、初めて視界に入ったのは―――紛うことなき竜だった。
「―――――!」
竜は大きい咆哮を上げると、その長い巨体でバーサーカーを拘束する。衛宮や凛、それにアルトリアまで呆けた様子でそれを見つめていると、立香たちが彼らのもとへ駆け寄ってくる。
「おっけー。一回作戦会議の時間だ」
「あ、あなたなんでこんなとこ――」
狼狽した様子で声を出す凛であったが、疲れから呼吸が速い立香の手で御されてしまう。
「悪い、清姫の転身はあまり長く続けることができないんだ。だから用件を手短に」
立香が正面から向き合う。後方では竜がバーサーカーを巻きつけているものの、必死に抵抗されている。もうじき解放されるだろう。いや、それよりも転身が解かれるのが速いか。
「いまうちのアーチャーから報告があったがこの山中に墓地がある。遮蔽物のないこんな更地であいつとやりあうなんて自殺行為だ。仏様には悪いがそこで戦おう」
「それについては賛成だけど、どうやってあいつをそこにおびき出すのかしら?」
「ああ、バーサーカーのマスターは多分俺を狙ってる。だから俺が行けばあいつらは付いてくるだろう。そこでだ」
「……?」
立香はアルトリアに視線を向ける。アルトリアは未だ立香を信用出来ていない様子で思わず剣を握る手に力が入る。
「セイバー、手を貸してくれ」
「!?」
「セイバーを…!?」
まさかセイバーに協力を要請するとは思っていなかった二人の表情が驚愕に染まる。
「わかりました」
それにアルトリアの間を置かない返事も加わり、更に驚愕は深まる。
「多分あいつは今いる俺のサーヴァント全員と互角以上に戦う。でも、セイバーがいれば話が別だ」
立香が言うと同時、彼の後方で轟音が響いた。その音につられそちらを振り向くと、清姫の転身が解け、バーサーカーが低く思い咆哮を上げていた。
「旦那様。申し訳ありません…。」
「しかたないさ。清姫はよくやってくれた。さて、じゃあ行くぞ!」
バーサーカーはこちらに向かって走ってきている。それを見た立香はキャットの背に乗り、そのまま山目掛けキャットが跳躍する。彼に清姫、フラン、アタランテが続き走り出す。
「バーサーカー、追いなさい。あの人の存在は厄介だわ」
イリヤの言葉に従い、バーサーカーもそれに続く。そして、セイバーは士朗を一目見、バーサーカに続くように彼を追う。
「……」
イリヤが山に向かうのを視認した凛も、山に向かおうと足を動かし、振り向く。
「貴方は逃げなさい。いいわね?」
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「え?何人かのサーヴァントの調子が悪い?どういった具合に?………ふむ。霊基がどこか安定しないような感覚…。何人かのサーヴァントって一体だれ?え、これが一覧表?ありがとう。………うわぁ、見事に立香君と一緒にレイシフトした回数が多いサーヴァントばっかりだね。……え、それってやばくない?だってあっちにいる立香君のサーヴァントって立香君と一緒にレイシフトした回数が多いサーヴァントばっかりだよね?ってことはつまり…」
「まだあっちに召喚されるサーヴァントがいる?」
続き待ってまーす(*´Д`)ハァハァ←