早稲田大、杉原千畝氏に関する講演会延期 国際情勢など「総合判断」
早稲田大が4月に開催予定だった杉原千畝(ちうね)氏についての講演会を延期する、と発表した。早稲田大HPの発表によると、来場者の安全を考え、総合的に判断したという。
講演会は4月14日に大隈講堂で予定されていたNPO法人「杉原千畝命のビザ」主催の、「杉原千畝が遺(のこ)した命の証―勇気の決断が繋いだ歴史の真実を語り継ぐ―」。HPによると、2026年は杉原氏の没後40年にあたり、功績を広く社会に伝え、次世代へ語り継ぐもの。サバイバーの家族を日本に招き、孫の杉原千弘氏らと講演する予定だった。
HPによると、早稲田大側が主催者に申し入れ、開催を延期することにしたという。理由について早稲田大の広報は、国際情勢を含む「様々な状況」を踏まえ「来場者や関係者が安心して参加できる環境を確保できるかという観点から慎重に検討した」と説明。「特定の国・地域や機関、または特定の立場に対する支持・評価を示すものではなく、総合的に判断したもの」としている。開催時期は未定で「今後より適切な形で実施できる機会を検討していく」という。
杉原千畝氏(1900~86)は外交官として、第2次世界大戦中に多くのユダヤ人の命を救った「命のビザ」で知られる。
- 【視点】
表現の自由が尊重される場であるはずの大学が、こういう判断をするに至った事態は、極めて残念だ。 もちろん「安全」や「安心」は大事であり、それがしばしば「自由」とトレードオフの関係になりやすいのは理解している。ただ、両者は二者択一できる関係
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