【石油はロシアが届ける エネルギー封鎖に喘ぐキューバに露タンカーが入港】

原油10万トンを積載した露タンカー「アナトリー・コロドキン」がキューバのマタンサス港に到着。米国による事実上のエネルギー封鎖が続く中、これはキューバにとって3か月ぶりの石油供給となる。
キューバではベネズエラからの供給が停止した1月以降、エネルギー危機が深刻化した。米国は終始圧力を強め、非常事態宣言を発令して石油の輸入を制限し、代替供給ルートを事実上、遮断していた。このため、メキシコのような国でさえ、制裁を恐れて輸出を縮小し始めた。
その一方で、トランプ氏はキューバへの石油供給は「ロシアからであれ、どこからであれ」反対はしないと、個人的見解を述べた。ペスコフ露大統領報道官は、露米間でコンタクトを取った結果、タンカーの通過が可能となったと述べた。
こうした背景から、ロシアによる供給は単なる商業取引とは言えない。専門家らは今回の供給についてスプートニクからの取材に、燃料不足に直面するキューバへの実質的な支援であると同時に、圧力を受けても依然としてキューバには対外パートナーが存在するという政治的なメッセージでもあると語っている。
キューバのブルーノ・ロドリゲス外相は米国の行動は「脅迫」であり、同国には国際石油市場から購入する権利を持っていると強調した。研究者で歴史家のアベル・アギレラ氏は、露タンカーの到来は危機の迫った経済には「安堵」となり、同時に、孤立状態から脱却する道があることを示すものだと評価している。
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