男の子が行方不明になった翌日から捜索する消防団長は「ある違和感」を覚えていました。29日に発見された男の子のリュックが捜索当初、同じ場所では見つかっていなかったことが新たに分かりました。
■【時系列まとめはこちら】行方が分からなくなった3月23日から男児不明から8日 捜索で違和感
野中大樹さん
「発見された所はもちろん捜索対象になっていて、何回も確認、捜索はしたはずだが、29日に発見されたということでショックなりいろいろあるが、複雑な気持ち」
京都府南丹市で行方不明になっている小学5年生の安達結希さん(11)。31日午前、捜索にあたる地元消防団長が取材に応じました。
「当日は平日午前10時で、消防団員は仕事を持ちながらの活動なので。そしたら皆さん小学5年生
ということで、心配してまして。どうにか仕事を続けて当日206人の消防団員に集まってもらい、警察、消防署、消防団と合同の捜索チームを作り立ち上げて、それから園部中一円を捜索した」
「警察から情報をもらったのが『放課後児童クラブの校舎の前で降ろした後、一切の足取りがつかめません』『それで捜索をお願いしたいんです』と」
捜索は、どのように行われたのでしょうか。
「学校のすぐ校舎が北側にあるが、この山一帯を山狩りと、途中、防空壕(ごう)とか何カ所かあるので、その辺りも消防団員が洞窟の中に入っていって見たり。消防も入って見たりしているが、手がかりがなかった。初日は」
一度探した場所も、人を替え捜索したそうです。
28日を終えたところです」
日曜日に手がかりが…
消防の捜索が手詰まりとなる中、大きな手がかりが見つかったのは29日。親族が黄色いリュックを発見します。発見した場所は山間の道路付近で、消防団が初日から捜索していた場所だということです。
警察から、リュックが発見された詳細な場所も聞いたそうです。見つかったのは、小学校から北西およそ3.5キロにある山間。
「(Q.リュックが見つかった『山中』とは)私も現場近くまで行った。林道から見える範囲じゃないか。道路から見える範囲。親族が見つけたのは道路上から」
「こういう(草木の)緑の中で黄色は目立つ。黄色いリュックという情報で捜索しているので、消防団員が見かけたら必ず発見していたと思う。2、3回行って発見できず、29日に親族が発見。ショックでもある。同じエリアは何回も(捜索に)行った」
建物も少なくなり、隣町へ続く交通量の少ない道路となっています。
「朝晩は結構通り抜けしている」
「(Q.街灯などは…)何もない。真っ暗。(通るのは)地域の人が多い」
当初見当たらなかったリュックが6日目に見つかったことは、何を意味するのでしょうか。
「以前にも、このような件はある。前日、見た所で証拠品・遺留品が発見されるパターンはある。本人の意思、第三者の介在、可能性は非常に高い。いいかえれば事件性も強くなっている」
見つかった場所が山深い場所ではないことは、どういう意味があるのでしょうか。
電車・バスに乗った形跡は
安達さんは23日朝、父親に小学校付近にある駐車場まで車で送り届けられた後、行方が分からなくなりました。
「(Q.親御さんには会った?)捜索する前に『お願いします』と。5つの班分けした中に、お二人がそこの班ごとに『お願いします』と頭を下げてまわっていた。早く見つけてほしい。それしかない。普段『訓練はやめておこう』という団員まですぐ駆け付けた。やっぱり人の命は大事なので」
安達さんの足取りについて、もう一つ分かったことがあります。警察への取材で、安達さんは電車やバスに乗った姿が確認されていないことが分かりました。
0771-62-0110
(2026年3月31日放送分より)