「相手がどこでも互角の勝負を」強豪イングランドを崩すカギは、常識を覆す“あの男”の意外性【日本代表「スコットランド撃破」と「聖地イングランド戦」への大激論】(6)
北中米ワールドカップに向けたメンバー発表前、実質的な“最終オーディション”となる欧州遠征。サッカー日本代表は初戦で難敵スコットランドを撃破し、確かな進化を見せつけた。次なる舞台は中2日、サッカーの聖地ウェンブリー・スタジアムで待ち受ける優勝候補の一角、イングランドとの大一番だ。親善試合の「ルール変更」を活かしたスコットランド戦における収穫から、イングランド戦の先発メンバー、そして歴史的初勝利へのシナリオまで、ベテランサッカージャーナリストの大住良之と後藤健生が、熱すぎる激論を交わした! ■【画像9枚】現地撮「美人すぎる」16歳の天才ドリブラーVS「可愛すぎる」17歳のファンタジスタ!若き才能が激突したWEカップ天王山は「美人すぎる」28歳エースの劇的弾で決着
■今の日本代表の「強み」
——イングランド戦のスタメン予想を続けましょう。 大住「右は堂安律、あるいは伊東純也」 後藤「2列目はスコットランド戦の終盤の4人(三笘薫、中村敬斗、堂安律、伊東純也)を並べて、1トップは上田綺世で間違いないんじゃないの。久保建英と南野拓実がいたら、いろいろと悩むだろうけど、今回のメンバーだと、2列目はあの4人だろうね」 大住「そこに鈴木唯人が、交代で絡んでくるのかな。イングランド戦では10人交代なんてことはないと思う。最後まで、本番モードの試合をやりたいってことなんじゃないかと思います」 後藤「イングランド相手に3-0とリードしちゃったら、いろいろ試すかもしれないけど(笑)」 ——調子を取り戻した上田が点を取ってくれれば楽になりますね。 大住「上田自身が取らなくてもいいんだよ。左から攻めて右から入ってきた選手が決めるとか、右から攻めて左から入っていって決めるっていうのも理想的な形だと思う。上田がおとりになったり折り返し役になって誰かが決めるとか。そういう形が、チームとしてはいいんじゃないかな。特定の点取り役がいないというのも、上田が周囲に点を取らせというのも、今の日本の強みだからね」
■ついに来た「強敵相手」のテスト
——イングランド戦で注目したいポイントはどこですか。 大住「相手はウルグアイと引き分けたわけだから、ウェンブリーで試合をするにあたって、絶対勝たなきゃと思っているはずなんだよね。パスをつないでくる日本に対して、前からプレスをかけてボールを奪って、シュートを打って決めちゃおうと考えていると思うので、それをかいくぐって良い攻撃を何回出せるかっていうのが楽しみだね。シュートまで持ち込む形を、試合を通じて何回もつくってほしいし、その中で点が取れたらいいなと思う」 後藤「前回のワールドカップでは、ドイツとスペインに勝ったけど、あんな死んだふり作戦じゃなくて、相手がどこであろうと互角の試合をしてほしい。イングランド相手でもね。2012年にサンドニでフランスに勝ったときのように、たった一発の抜け出しで1-0で勝つよりも、互角に戦う姿を見たいね」 ——互角にできるのではないか、との後藤さんの見立てでしたが。 後藤「仮にスコアでやられちゃったとしても、ポゼッション率は互角だった、というような試合をしてほしい。今の日本代表は、それができる段階に来ていると思っているので」 大住「今は速い攻撃を仕掛けられる状況か、シュートまで持ち込める状況かという判断が、全体的にすごく良くなっていると思うんだよね。できないと判断したら、ちゃんとつないでビルドアップして崩すという選択肢を持てているし、そうできるだけのポジショニングなどの準備はできている。押し込まれたから速い攻めを出すだけではなく、ボールをしっかり保持することも当然できるはず。だから、互角の試合ができればいいなと思っています」 後藤「スコットランド相手なら、落ち着いて選択肢をつくって、最後まで全員で同じ目線でできると証明できたわけだからね。もっと強い相手にどこまでそういうことができるか。去年のブラジル戦では後半に完全に上回ってみせたけど、あれは相手の状態がひどすぎたから。やっと、ちゃんとした相手に試せるなって感じだね」
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