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私は私であることに意味がある

はじめまして。

2022年1月1日より入社しました安藤奈穂(あんどうなほ)と申します。社会人2年目のタイミングで転職し、ヘラルボニーでは広報PRを担当しています。

ヘラルボニーに入社することは、前から決まっていたような気もするし、本当に偶然の出会いだったのかもしれない。そんな気持ちでいます。

これまでの私自身の人生経験と、偶然のご縁があって入社にいたったのではないかと思いながら、これまでを振り返ってみました。

この場をお借りして、みなさんに私のことを知っていただけたら嬉しいです!


姉と私


私は3姉妹の末っ子として生まれました。

そして私は自他共に認めるシスコンです(笑)

2人の姉のことが大好きで、姉の話となると自慢話しかできません!

1番上の姉とは10個違い、2番目の姉とは6個違い。

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そして、2番目の姉はレット症候群という病気があります。

レット症候群とは約1万人に一人の確率で発症する神経発達障害で、女の子になりやすい疾患として知られています。歩行などの運動の遅れ、外界への反応が乏しく、自閉症状が出ることが多いです。多くは1歳6か月から3歳までに、今まで使っていた手の運動が上手にできなくなり、手を合わせる手もみ、手絞り様、一方の手で胸を叩くような動作などの、特有な手の常同運動が出現します。この時期に四つ這い、歩行などの運動機能もできにくくなり、それまで出ていた言葉が出なくなったりする退行現象が認められます。患者数の少なさや治療法が確立されていないことから、国によって難病に指定されています。

私が物心つくころには、2番目の姉はほとんどの時間ベットに寝たきりでいました。

母曰く、「私がお姉ちゃんだから、お世話をする。」と、私は姉のことを赤ちゃんだと思いこんでいた時期もあったそうです。

そして姉は、感情表現が得意でした。笑ったり、泣いたり、怒ったり。たくさんの気持ちを表してくれて、一緒に過ごす時間はとても楽しかったです!

私にとって姉の存在は大切な家族、ただただ大好きなお姉ちゃん。

けれど、家族で外出すると車椅子の姉はジロジロ見られ、他人からのその「視線」は決して気持ちいいものではありませんでした。

そして、世間から姉や私たち家族が「かわいそう」と見られることに対して、違和感を覚えるようになりました。

私が中学生3年生の時、大きな出来事がありました。

自分で立候補したわけでもないのに、市で行われる青年の主張大会に出ることになったのです。

悩んだ結果、大好きな2番目の姉のこと、姉の障害をテーマに発表しました。

「姉の魔法」

健康な人から見ると、障害のある人は不幸せだ。だから助けてあげなくてはと思ってしまうのかもしれません。しかし、正直なところ、私にはその感覚はよく理解できません。なぜなら、姉には周囲の人を幸せにする魔法の力があるからです。私が元気をなくしたり、学校で嫌なことがあったりした時、ベッドに寝ている姉の横に座り、そっと手を握ります。すると話すことのできない姉がじっと私の顔を見つめて、手をギュッと握り返してくれるのです。指先からどんどんと力が伝わるのを感じ、いつの間にか心がポカポカしてきて私は姉の魔法にかかるのです。どうやら魔法にかかるのは他の家族も同じだと言います。だから私の家族はとても幸せです。もちろん身体の不自由な人と暮らしていくことにはたくさんのエネルギーと努力が必要なのですが、決して不幸せではないのです。(※一部抜粋)

私なりの言葉で、「障害者=かわいそう」というイメージを持つ人へ、訴えかけました。

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でも内心、障害のある姉がいることを大勢に知られることは、とても怖かったです。


「お前なにやってんだよ、ガイジ(障害児)かよ!!」

普段生活する学校で、誰かを馬鹿にする表現として、自然に使われる「障害」という言葉。

姉のことを話したら、私もいじめられるかもしれないという不安でいっぱいでした。

これまで、誰かが発する聞きたくない言葉が聞こえた時、聞こえないふりをしてやり過ごしてきた私にとって、この主張大会は大きな転換点となりました。


どう生きたいのか?


“ほとんどの友人が大学へ行くから、私も大学へ行こう”
(専門学校へ行って、大好きなファッションを学ぶ道もあったかも)

“親が安心するから、ちゃんとした企業へ就職しよう”
(就職せずに、海外へ一人で行けばよかったかも)

これまでの自分の人生は、嫌だったり間違っていたりするわけではないけれど、人生の節目でいつも責任から逃げているような気がしていました。

私には、誰かの意見を押しのけてでもやりたいことを選ぶ勇気がありませんでした。

そしてそれは、本当にやりたいことを実現できるかわからない、自分への自信のなさの表れだったと思います。

”私の人生なのに、人に流されていいのか。”

そんな思いが強くなったのは、社会人になって上京したタイミングでした。


“安定した企業で営業をして、頑張って結果を出せば昇進できる”

“給料も出るし、有給もしっかりとれて、ザ・ホワイト企業!”

そう自分に言い聞かせて、大好きで楽しい仕事をしていました。

でも、心のどこかではもっと私の力が出せる場所、私だからこそできることがあるんじゃないかという気持ちがあり、悶々と過ごしていました。


ただ、一方で先輩や上司からは、

「社会人3年目までは好きな仕事ができないのは当たり前」
「仕事があるだけありがたいと思った方がいい」

と言われ、他人の目を気にして何もできない自分がいました。


”私は私のことを大切にできないまま生きるのか”

そんなことを思っていた頃に出会ったのが、ヘラルボニーでした。

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この会社のValueにビビっときた私は、これまでの悶々とした気持ちから一転、転職したい意欲が湧いてきました。

もちろん障害のある姉がいたこともひとつの理由ですが、姉のために入社するのではなく、自分のために、初めて自分の選択に責任を持った転職でした。

さまざまな「枠」にとらわれずに進化するこの会社は私にぴったりで、人生がより楽しくなりそう、と一瞬で恋に落ちたのです。

社会人2年目での転職に対して、周りの反応はさまざまでした。

ただ今回は周りの意見ではなく、自分はどうしたいのか、どう生きれば幸せなのか、自分を軸に判断しました。


ヘラルボニーという船に乗って


ヘラルボニーに入社してからまだたったの1ヶ月ですが、異なるバックグラウンドを持つメンバーと過ごす日々はとても楽しく、個々人の発言や考え方の違いにとても驚かされています。

あなたも私も違ってよかった!

姉の障害を周りに伝えられず、他人の意見に従って生きてきた私ですが、今は素直に違いを認めあうことができるようになりました。


人と違うことを嘆いたり、人と違うことで誰かを傷つけるのではなく、違うことに豊かさを感じていきたい。そう強く思います。

「ヘラルボニーというまだまだ小さな船を、一緒に大きな船にしていきたい」


これは、代表の崇弥さんから内定をいただいたときのメッセージです。

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実際いただいたメッセージ


さて、これからどんな冒険が待ち受けているのか。

「色々な人がいてよかった」と全員が気づく世界にするために。


進め、ヘラルボニー!  進め、私! 

いざ、出航だ!!

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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