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愛が重いウマ娘達がお持ち帰りするので1人ずつスタッフが消えていくトレーナー執事喫茶/Novel by 野鳥先輩ハシビロコウ説

愛が重いウマ娘達がお持ち帰りするので1人ずつスタッフが消えていくトレーナー執事喫茶

11,714 character(s)23 mins

本当はもっと沢山のキャラで書きたかったですが長くなってしまったので諦めました...ウマ娘は独占欲が強い。それは芸術の域に達している。お前を芸術品に仕立てや・・・仕立てあげてやんだよお前をげいじゅつし・・・品にしたんだよ!お前を芸術品にしてやるよ(妥協)

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来週はトレセンの学園祭だ。

その際トレーナー側でも何かしたい事があれば出来る範囲で何かしても良いという事であった。

それぞれトレーナーはその日はゆっくりしたり、担当と一緒に見て回ったりと自由ではあるが、自分を含めて何人かはこういったイベントが好きなので折角なので何かしようかという事になり、焼きそばやにんじん焼きの屋台の出店、といった話をしているとサトノダイヤモンドを担当しているトレーナーが、

「うちのダイヤが俺達で執事喫茶を開いて欲しいってすんごい駄々をこねてるんだ...」

と困ったような様子で話していた。ダイヤちゃん可愛い所あるんだね見たいな事を言ったら、いや...と言ってその時の様子を話してくれた。





回想



「トレーナーさんっ!今度の学園祭、トレーナーさん達でも何か出し物をするんですよね?」


「ん?あぁ、そうだよ。にんじん焼きの屋台でもやろうかなって思ってるんだ」


「執事喫茶を開いて下さい!!」


「し、執事喫茶?なんで?」


「需要があるからです!他の方にも声を掛けてスタッフを集めて下さい!裏方には私もいますし、キッチンの人員はサトノ家で出しますので!」

ダイヤは目を輝かせながら楽しそうに語る。


「え...いやでも...屋台の話である程度は固まってるから、別にいいかな...」


「・・・・・・・・」


「ダイヤ?」



ごろん...

突然ダイヤは床に寝転んだ。

「ん?ダイヤ、どうしたの?」






「開いてくれなきゃやだやだやだやだぁああ〜〜!!!!」


「ファッ!?」

ダイヤは突然床で転げ回りながら手足をジタバタさせて駄々をこね始めた。


「ダイヤ!急にどうしたんだ!」


「びえぇぇ〜〜〜!!!!」


「ちょ、ガチ泣きやめろよ!!」


「執事喫茶開いて下さいぃ〜〜!!!」


「わ、分かったよ!そこまで言うなら他のトレーナーにも声かけてみるよ!!だから落ち着い...」





スッ

「ありがとうございます。それで店内の装飾の話に移るのですが...」


「君の情緒はどうなっているんだ?」


ダイヤは先程の醜態が嘘かのように話を戻した。


回想終わり





苦労してるな...ダイヤのトレーナーも.....

まぁ兎に角、執事喫茶オーナー(自称)のダイヤちゃんが言うには、ドリンクやフードの調理はサトノ家で人員を配置するので、トレーナーの俺らには接客をお願いしたい、との事であった。

接客だけ、という事であればそこまで難しい事は無いだろうし、執事喫茶という意見は他のトレーナー達にも案外ウケは良く、学園祭の空気もあり皆ノってくれたのでスタッフは多く集まった。

ただ、執事の格好だけでなく、当日にくじを引き、そのくじに書かれている服をそれぞれ着て欲しいとの事だった。執事喫茶ってなんだよ(哲学)


何故かすでに完成されていたメニュー表の裏に、オプションの項目があった。

あーん 100円
チェキ 200円
プリクラ 300円
その他のオプション 要相談

と書かれてあった。

出来るだけお客様の要望に応えたいとの事であった。ダイヤちゃんはオーナーの鑑だなぁ。それにラインを越えたオプションを求められてもそれらはしっかり断ってくれるらしい。頼もしいなぁ。

あとプリクラはわざわざこの日の為に機械を用意するらしい。おかねもちつよい...

そんなこんなで一致団結...と言う程でも無いが、大学生のノリな感じで気楽に当日を迎えた。



学園祭当日


執事喫茶は中々の賑わいを見せていた。くじを引いたトレーナーの中には、え?マジでこの格好でやんの?見たいな服装もあったが、トレセンの子達にはウケが良いようでキャーキャー言いながら楽しそうにしてくれている。


「ダイヤ、俺はずっと裏方で良いの?」


「はい!トレーナーさんはキッチンのお手伝いをお願いします」

ダイヤのトレーナーだけは接客に回らず、裏方にいた。


「まぁ確かに、1人くらいはこっち居た方が伝達もしやすいしね」


「トレーナーさん!膝枕して下さい!」


「え?急に?オーダー入ってるから料理作りたいんだけど...」


「膝枕しながら作って下さい!」


「それ結構むずくない?」





店内


カランカラン...


「あっ、お兄さま...来ちゃった...」


「やぁライス、いらっしゃい。どうぞこちらへ」

ライスのトレーナーは笑顔で出迎え、席に案内する。


「お、お兄さま、そのかっこ...」


「あぁ、これ?俺は王子様の衣装らしいよ。白いタキシードなんて初めて着たよ」


「お兄さま、かっこいい...///」


「おっホント?ライスにそう言って貰えるのは
1番嬉しいよ」


「/////」

ライスは顔を赤くさせている。

「じゃあライス、何食べる?」


「えっとねそのぉ...オプションで.....」


「あぁ、そっちいく?どうぞ」


「えぇと、王子様みたいにライスを抱っこして欲しいなぁ...なんちゃって///」

ライスは初手から要相談のオプションを注文して来た。


「まぁ、それくらいなら大丈夫だと思うけど、ちょっとオーナーに確認して来るね」


「失礼します」


「うぉっびっくりした...」

トレーナーが聞きに行こうとした時、サトノ家の使用人が真後ろに待機していた。

「お嬢様からです。そのオプションは可能との事です」


「え?まだ何も言ってないのに分かるんですか?」


「店内に監視カメラがありますのでそれで拝見させて頂きました」


「えぇ...わざわざ音声も拾えるカメラを用意していたのか...」

プリクラの機械を用意したり、ダイヤオーナーの本気度が伺える。...いや、何でこんな本気なの?少々疑問が芽生えた。


「まぁいいか..ライス、良いみたいだよ」


「う、うん...///」


「よっ、と」

ヒョイッ

「きゃっ」

トレーナーはその場でライスをお姫様抱っこした。


「ありがとうお兄さま...///」

ライスはトレーナーの腕の中でこじんまりとしている。

(なんか王子様っぽい事言った方がいいかな...)

トレーナーは考えた。そして、




「もう2度と離しません。愛しのお姫様」

ニコッ

なんかソレっぽい事言って微笑んだ。








「ふえぇ...お兄さまかっこいい.....このまま地下に監禁して地面舐めさせて泣き叫ぶまで追い込んでやりたいよぉ///」





「ん?ごめん、何か言った?」


「う、ううん!なんでもないの!」


「そう?なら良いんだけど」

トレーナーは重要な台詞を聞き逃した。



「お兄さまをテイクアウトしてもいい?」


「お、俺を?一応スタッフだからなぁ...それはどうだろ...」


「可能です」


「(可能かどうかを伝えに来るのが早過ぎて)笑っちゃうんすよね」


「やったっ!」


「てか、良いんだ...スタッフ1人減るけど...」


「お客様の要望に応える。それが一番だと、お嬢様は仰っております」


「そ、そうか...じゃあお言葉に甘えるかな...ライス、行こうか」


「うん!お兄さま、ライスね、『誰にも邪魔されずに2人っきりになれる場所』知ってるの!」


「へえ〜そんな所あるんだ。案内して貰おうかな」


「うんっ!」 

ライスとトレーナーは店を後にした。


happy end.....








カランカラン...


「やっほ〜トーレちゃんっ」


「おっ、トラン」

サブカル系ウマ娘が入店した。


「・・・・・」


「ジッと見てどうかした?あ、席はこっちね」

トランは言われた通り席につく。


「トレちゃん。その服、どしたん?」


「ん?あぁ、これ?くじで服決めたんだけどさ上半身ぴっちり黒インナーっていう変なの引いてさ、下は普通なのに上だけピチピチなんよ」


「トレちゃん」


「ん?似合ってない?」





「えっっっっろ....!!」


「え、えろい!?」

トレーナーは激エロのモロホストの友人は知っているが、自分が言われたのは初めてであった。


「トレちゃんの筋肉質な部分がさぁ、全部ピチッと出ちゃってるじゃん」


「だ、だってすげぇピチピチなんだもん...」


「場所が場所なら、むちっ♡むちっ♡って擬音鳴ってるよ」


「それはならないでしょ...」


「ドスケベ執事喫茶とは聞いてたけどさー、まさか1番のドスケベ担当がトレちゃんとはねー」


「え!?ここってそんな名前で周知されてんの!?!?」

トレーナーは衝撃の事実を知った。


「でも露出多いワケじゃないし、別にえろくはないでしょ...」


「はあぁ〜〜(クソデカ溜め息)」


「えっなにそれは...」


「トレちゃん鈍感だから言っても分からないよねぇ...」


「え?」


ぬぎぬぎ...

「ちょっ、トラン?」

トランは上のジャージを脱ぎ出し、シャツも脱いだ。


「ほいっと」


「あ、トランもインナー着てたんだ...」

トレーナーほどのぴちぴちでは無いが、トランも同じように黒のインナーを下に着ていた。


「どーおトレちゃん。何か感じる事ない?」


「・・・・・」

トランの身体のライン、更にB86がしっかりと浮き彫りになっており、このサブカル系ウマ娘.....すけべすぎる.....!!!


「べ、べべべ別に普通じゃ〜ん。何も感じないよ〜」


「ふ〜ん。あっそうだ。ねぇトレちゃん、普段からウチが黒インナーでトレーナー室に居る時チラチラ見てたよね?」


「うっ!?何故分かっ.....い、いや見てないですよ.....」


「嘘つけ絶対見てたよん」


「な、何で見る必要なんかあるんだよ...」


「トレちゃん。見て」


「え?」







「ふっ...んんぅ〜〜〜」

むちっ♡むちっ♡

トランはその場で大きく手を伸ばして伸びをした。






「うっっわ!!えっっっっろ!!!!」


「マヌケは見つかったようだな」


「ハッ!!!!!」

トレーナーは一瞬、本能のまま叫んでしまった。



「ぷっ...うはははっ!正直なトレちゃん、好きだよ」


「クゥーン...(照れ隠し)」


「すみませーん、この黒インナーのお兄さんテイクアウト出来ますか?」


「ト、トラン!?そんなん出来るワケないでしょ!?」


「どうぞお持ち帰り下さい」

いつのまにか使用人が背後に居た。


「出来るんかい!」


「ふふっ。じゃートレちゃん、トレーナー室で
もっと際どい服着てよー」


「いやいや、恥ずかしいから着ないよ...」


「着てくれたらウチもそういう服着てみよっかな〜」


「着ましゅ。」


「うはははっ!トレちゃんちょろっ!」


トランとトレーナーは店を後にした。


happy end.....





カランカラン...


「・・・・・」


「ラモーヌ、いらっしゃい」


人妻が入店した。



「こちらへどうぞ」

ラモーヌをソファーの席へ案内する。


「貴方...その格好は?」


「あ、これ、ホストの服着てるんだよ。正直スーツとそんな変わらないような気はするんだけどね」


「そう...」


「どうかな?合わせて髪型とかもセットしてみたんだけど、似合ってる?」

ジーーーーー...

「・・・・・・・・・・・普通ね」


「あ、そ、そう?」

正直トレーナーはつまらないと言われると思ったので少し面食らった。

「普段の格好よりは...まぁ似合っているかもしれないわね」


「おっホント?ラモーヌにそう言って貰えるなら自信ついちゃうな〜」


「でも童貞なのにホストの格好してるの少し笑えるわね」


「それは禁句でしょう!?!?!?!?」

トレーナーは上げて落とされた。


ポンポン...

ラモーヌは自分の隣を手で叩く。

「・・・・・失礼します...」

取り敢えずトレーナーはラモーヌと隣同士で腰掛けた。


「メニューをいただける?」


「あぁ、ごめんごめん、どうぞ」

ラモーヌにメニューを渡す。


「先ず飲み物をいただこうかしら」


「分かった」


「ではこの...」





「シャンパンをいただけるかしら」


「どのシャンパンだよ。ねぇよ」



「なに?今日は在庫が無いの?」


「奥様、先に言っておこうか。ここはホストクラブじゃ無いんだ。俺がホストのコスプレをしているだけなんだ。学園祭の出し物でシャンパンなんて持って来るワケないだろう?」

トレーナーはすごく分かりやすく解説する。


「私は貴方のエースよ。何とかしなさい」


「ごめん、エースってホスト用語で太客って事?いつ俺とラモーヌはホストとお客さんの関係になったの?」


「将来そうなるわ」


「ねぇやめて?そんなんあり得な.....なんかちょっと想像出来ちゃった...」


「私が1番...よね?」

ツツーー

ラモーヌはトレーナーの太ももを指先でなぞる。

「ごめん、誘惑やめてくれない?俺にめちゃくちゃ効くから」


「枕営業も私には必要無くってよ」


「そういう事言うなよ!!絶対しないよ!!」


「本当に?」 ジッ...

ラモーヌはトレーナーをじっと見つめる。

「・・・・・」


「本当に...しない.....?」

スリスリ...

トレーナーの太ももを掌で撫でる。



「まぁ、その、ね?まぁ、ね?絶対って言ってもほら、世の中に絶対なんてないから、まぁ、それは、ね?」


「ふふ...揺らぐのがお早いこと...♡」

スリスリ...

「奥さん...この店はお触り禁止です...」


「私が卒業して貴方が底辺ホストになっても必ずNo. 1にしてさしあげるから安心なさい」


「え?なんで底辺は確定なん?てかそんな爛れた関係になりたくないよ...ラモーヌが卒業したら普通に2人で一緒に....あっなんでもない...」


「あら?」


「・・・・・」


「あらあら?」


「・・・さ、さて、他のお客さんの接客に...」

ガシッ

ラモーヌに腕を掴まれる。

「最後まで言いなさいな」


「い、いや...ここは色んな子が聞いてるから...」


「では2人きりになりましょうか」


「え?」


「失礼。少しよろしいかしら」


「いかがなさいました?」

ラモーヌは通りかかった使用人に声をかける。





「この童貞のコスプレをしているスタッフ、テイクアウト出来るかしら」


「童貞のコスプレはしてねぇよ!!!!」


「はい。そちらの童貞はお持ち帰り出来ます」


「あなたは俺の味方の筈でしょう!?!?」

トレーナーは何故かホストでは無く童貞で認知されていた。



「良かったわ。ちょうど童貞を切らしていたの」


「今夜のお料理にもピッタリかと思います」


「ん?この2人俺の事ドレッシングと勘違いしてない?」


「さぁ、行くわよ」


「ど、どこ行くん?てか着替えて良い?」



「安心なさい。この店の隣に、メジロ家で『新築ボロアパート出張版』を出展しているの」


「何でそんなヤバい建物隣にあるんだよ!!絶対許可取ってねぇだろ!!」


「私達の将来についてゆっくりと語り合いましょうか♡」


「あぁ逃れられない!」


トレーナーはラモーヌに引きずられて店を後にした。


happy end.....






カランカラン...

「こんにちは、トレーナーさん」


「ジャーニー!あれ?オルフェと一緒に回るって言ってなかった?」


ゴンズイちびヤクザが来店した。

「先程まで一緒に居たのですが、オルのトレーナーさんが合流したのでお任せしました」


「あぁ成る程ね」


「それで、トレーナーさんがここでスタッフをしていると聞いて来てみたのですが...」

ジッ...


「ど、どうかした?」


「他のスタッフの方は色々な格好をされていますが...トレーナーさんのそれは...」


「その、くじで今日着る服決めたんだけど、俺引いたの【どしたん?話聞こか?】っていう1番意味不明なやつ引いてさ、黒マスクと黒を基調とした服一式渡されたんだよね」


「・・・・・」


「先輩達からもめっちゃ似合うとか、毎日言ってそうとか性欲強そうとかめちゃくちゃ失礼な事言われてすげぇ不名誉だったよ」

トレーナーは軽く笑いながら話す。


「おやおや、それではあまり満足に接客も出来なかったようですね...」


「えっと...それは...」

ポロッ

トレーナーのポケットから紙切れが落ちた。

「トレーナーさん、何か落ちましたよ」


「え?...あっ!やべっ!!」

ジャーニーはそれを拾い、チラッと内容が目に入った。







今日はお話し聞いてくれてありがとうございました♡一緒に撮ったプリ大切にします♡本当に楽しかったです♡もし...お時間あれば...今日の夜連絡ください♡待ってます♡


その一文と、その下に携帯番号が記載されていた。




「・・・トレーナーさん?」 ニコッ


「ヒェッ...」


ジャーニーはニッコリと微笑む。だが知っている。この笑顔は偽りである事を。トレーナーは恐怖で膝がガクガクと震え出す。


「このゴミはなんですか?」


「ふえぇ///ライスわからないよぉ///」


「.....何故今ライスシャワーさんの真似を?」


「ライスはご飯よりナン派なんだよぉ///」


トレーナーは渾身のお家芸『ナン派のライスシャワー』でこの場を乗り切ろうと奮戦する。





「貴方の脳の中を...診てみるとしましょうか...」 ニッッッッコリ...


「本当にすみませんでした」

ガクガクガクガク...!!

トレーナーの膝は震度6を観測している。


「説明...出来ますか?」


「はい」

トレーナーは観念して説明する事にした。



「あの最初はふざけて、来店した子にどしたん?話聞こか?って言ってたんだけど...」


「はい」


「ネタが伝わってないのか、皆トレーニングの事とか、将来のビジョンとか、ガチの悩み話して来てさ...」


「はい」


「だから俺もふざけられなくなって真剣にアドバイスとかしてさ、そしたらその事が広まったのか、色んな子が相談に来て、それで皆すごくお礼言って来たりなんかモジモジしながらプリ撮って下さいとか言われたり...」


「先程のゴミを渡されたり...と」


「い、いや別にゴミでは...」


「・・・・・」 ニッコリ


「ゴミです」

トレーナーは恐怖以外の感情が無かった。


「純粋な貴方の事です...沢山の子達から...様々なアプローチを受けたのでしょうね...」


「う、うん...トレーナーになって下さいとかいっぱい言われたよ...」


(全く...明日からコバエの駆除で忙しくなりますね...)

ジャーニーはふぅ...と小さく溜め息をついた。



「でも俺はジャーニーのトレーナーだからって言って全部断ったよ」


「....おや、そうなのですか?」


「ずっとジャーニーの側に居たいから」


「ふふ...ふふふ....本当に素直で素晴らしい方だ...そうですね。貴方がそうしたいのならば仕方ありませんね...」


「ただ何度言っても諦めない子もいてさ、正直困ってるんだよね」


「確かにソレは...邪魔...ですね...」

ジャーニーはテーブルの上のメニューに目を向ける。

「おや、こちらのお店、コバエが寄り付かなくなる素晴らしい品を扱っているのですね」


「え?そんなんあったかな?」


「すみません」


「はい。ご注文ですか?」

ジャーニーは通りすがりの使用人にオーダーする。





「婚姻届1つ下さい」


「そんなメニュー無いよ!最早フードでもドリンクでも無いじゃん!!」


「かしこまりました」


「かしこまんなよ!!え!?あんの!?」


「あとこちらのスタッフ、食べきれなかったので持ち帰っても宜しいでしょうか?」


「俺はファミレスのピザかなにかか!?」


「かしこまりました」


「かしこまんなよ!!!」

トレーナーのテイクアウトが確定した。


「ちょ、ジャーニー...俺はただしつこい子に困ってるってだけで...」


「うんうん、確かにそれはその子が悪いですね。じゃあ、入れるね...(籍)」


「どしたん?話聞こか?構文使うなよ!!!」


「ここは少々人が多いですね...トレーナーさん、隣の新築ボロアパートで休憩しませんか?」


「隣にそんなおぞましい建物あんのか!?」


「今の貴方はコバエに穢されています...なのでいつもの貴方に戻して差し上げますよ...♡」


「え?なにすんのなにすんの?」


「ふふ...♡」 ニコッ


「ちょ、ちょ、ちょっと待って下さい!待って!助けて!待って下さい!お願いします!」


「お待たせしました。こちら婚姻届になります」


「こんな騒いでんだから俺を助けろよ!!なに普通に持って来てんだよ!!!」


婚姻届を手にしたジャーニーはトレーナーを引きずって店を後にした。


happy end.....





カランカラン...

「失礼。私のトレーナーはいるかしら」


「いらっしゃいませ。少々お待ち下さい」

パワーで全て解決する女が入店した。

暫くすると、


「ジェンティル、お待たせー」


「遅いわ...!?」

メイド服の美少女?がジェンティルに駆け寄って来た。


「・・・・・貴方なの?」


「え?あぁごめん、ここくじ引きでコスプレみたいな事してるんだけどさぁ...俺、【女装】っていうくじ引いちゃってさ、こんな格好しちゃってるんだよね」


「・・・・・随分...可愛らしいのね...」


「でしょ!?いやさぁ、俺も正直うわキツって笑われる系だと思ってたんだけど、サトノ家使用人の方がしてくれた化粧めちゃくちゃ上手くて自分で鏡見てびっくりしちゃったよ」


「何に驚いたの?」


「いや俺超カワイイじゃん!って。俺って男の娘の才能もあったんだな〜あっはっはっは!!」

トレーナーは冗談まじりに話す。

「そう...」


「あ、ジェンティル、良かったらプリ撮らない?金俺出すからさ!」


「貴方...」


「ん?どうしたん?」







「貴方...女の子になったのね.....」

ビクッ

冷たく、透き通るような声だった。トレーナーは何故か寒気が走る。


「ジェンティル...?女の子にはなってないよ?女装してるだけね?」


「悪かったわ...貴方が女の子になりたがっている気持ちに気付いてあげられなくて...」


「いや普段は思ってないよ!?」


「ちょっと耳を貸しなさいな」


「え?なに?」

トレーナーは言われるがまま、ジェンティルの口元に耳を近付ける。


ジェンティルは静かに囁いた。









「もう赤ちゃん作れそうな体してるわね♡」


「ものすげぇセクハラしてくんじゃん!!!」


トレーナーは恐れ慄いた。




「俺は赤ちゃん作れねぇんだよ!!」


「でも貴方今日女の子の日でしょう?」


「俺に女の子の日はねぇんだよ!!!」


「ちょっとここでヨツンヴァインになってみなさい」


「やだよ!!今の囁きが怖すぎるよ!!」


「あらあら...声を荒げても所詮女の子ね...」


「コイツ無敵か...!?」


「今から動画を回すから両手でピースしながら蕩けた顔でクッソ情けないセリフを言いなさいな」


「もう完全に薄い本のシチュエーションじゃねぇか!!ジェンティルは俺をどうしたいんだよ!?」



「貴方に私の子を産ませたいのよ♡」


「すいませ〜ん!このお客さんさっきから上限一杯のセクハラして来るんですけど〜!?!?」

トレーナーは裏方に聞こえるよう大声で叫ぶ。


「じゃあ...挿れるわね...♡」


「何を!?!?!?」



「御二方、お楽しみ中失礼します」


「いや俺は楽しんで無いよ!?」

使用人がすぐこちらに来た。


「お嬢様から言伝です」


「流石オーナー...対処が早くて助かるよ...」

トレーナーは安堵する。






「要望に応えてやれ...との事です」


「じゃあ俺産まなきゃいけなくなるんですけど!?!?!?」


オーナーは味方では無かった。




「あら、ここは素晴らしいお店ね」


「ありがとうございます」


「今普通に会話すんなよ!!目の前の男が女になりかけてんだぞ!?!?」


「さぁ、隣のラブホ...新築ボロアパートに行きましょうか」


「ラブホって今言い切ったよなぁ!?」


「行ってらっしゃいませ」


「止めろや!!!ホテルみたいにお送りすんなよ!!」


「安心なさい。無理矢理×××するだけよ」


「1番最低な事言ってますよ!?!?」


「貴方、処女?」


「何、明日ヒマ?みたいな感じでエグい事聞いてんだよ!!!俺に処女はねぇんだよ!!!!」


「良いわね...今闇雲に吠えてくれた方が後で見る泣き顔が映えるわ...♡」


「え?ジェンティルって何でそんな強いん?」


トレーナーはジェンティルに引きずられて店を後にした。


happy end.....



その後も沢山のウマ娘達が来店した。何故かは知らないが、それぞれの担当は全員トレーナーをテイクアウトしていった。



そんなこんなで暫く経った後...



「トレーナーさん!お疲れ様です!今日は閉店しましょう!」


「ん?そうなの?早めに閉めるんだね」


「スタッフさんがもう居ませんので!」


「え?なんで?」

それを聞いてホールに出てみる。あれだけ多くいた同期や先輩後輩のトレーナーは1人もおらず、使用人だけが後始末をしていた。

「あれ?皆どこ行ったの?」


「私はカメラで見ていましたが、担当の子と何処かに行ったみたいです!」


「あぁ、そういう事か。片付け終わったらダイヤも一緒に何処か行こうか?」


「いえ!ここで大丈夫です!」


「え?どういう事?」


「お嬢様」

使用人がダイヤに声を掛ける。




「ベッドにプレイ用の諸々...準備完了致しました」


「ありがとうございます♪」


「え?え?え?え?え?」


なにか良からぬ事が聞こえた。


「ではトレーナーさん...私達もやっと2人きりになれましたね♡」


「あっそうだ(唐突)用事あったんだ。じゃあダイヤまた明日ね」


サッ

「え?ダイヤ、なにそれ?吹き矢?生の吹き矢とか俺初めて見...」

フッ!




チクッ

ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛アッ・・・

アーイク・・・

トレーナーは吹き矢を喰らうと何故か全身に力が入らなくなり、その場に倒れる。


「時間はたっぷりありますからね〜♡」


「ダイヤちゃん...ちょっ...待って...」

ダイヤにお姫様抱っこされる。こんなに可愛いのに力持ちだなぁ(思考放棄)


「お嬢様、お待ち下さい」

そこで使用人の1人がダイヤに待ったをかける。

「良かった...常識人はいたんだな...」

トレーナーはホッとする。






「お嬢様方のプレイ、見学しても宜しいですか?」


「どうぞ♪」


「コイツらイカれてやがる.....!!」


happy end.....



終わり

Comments

  • 偽ヒーラー

    ジェントレ「ほ、ほ、ほ、ほっ、ほ、ホワアーッ!!(ブライト)イヤよ~イヤよ~、担当にぴょいされるのイヤよ~お姉さん許して!××××壊れる!××××壊れる。××××壊れるわ。××××壊れちゃ^~う!↑女、男になっちゃう(痛恨のミス)」

    August 27, 2025
  • 斑鳩

    お兄さまの顔面偏差値でそんなことしたら、男性観壊れちゃうよ

    May 26, 2025
  • 斑柄猫

    何気にトランとトラトレがペアルックプレイですね…?

    May 9, 2025
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