研究費を私的流用か 収賄罪で起訴の東大医学部准教授を懲戒解雇

警視庁から出る松原全宏容疑者(中央)=東京都千代田区で2025年11月19日午後10時41分、藤井達也撮影 拡大
警視庁から出る松原全宏容疑者(中央)=東京都千代田区で2025年11月19日午後10時41分、藤井達也撮影

 東京大は31日、研究費151万円を私的に流用したとして、医学部准教授、松原全宏(たけひろ)被告(53)=収賄罪で起訴=を懲戒解雇したと発表した。30日付。

 発表によると、松原被告は2018~25年、39回にわたり、親族に使用させるための物品や自身が購入した物品の代金を大学に請求し、研究費151万1920円を私的に使ったという。

 松原被告は、東証プライム上場の医療機器メーカーが扱う機器を優先的に使う見返りとして、21~23年に東大病院名義の口座に計80万円を振り込ませ、うち70万円近くを賄賂として受け取った疑いで25年11月に警視庁に逮捕され、12月に収賄罪で起訴された。

 処分内容と事件との関連について、東大は「本学は当該教員が賄賂を受け取ったのか明確に認定するだけの証拠を収集することができる立場にはないことから、収賄にかかる事実認定は差し控えた」としている。

 東大は斉藤延人副学長名で「本学教員としてあるまじき行為であり、かかる行為は決して許されるものではなく、厳正な処分をした。このことを厳粛に受け止め、再発防止にあたっていく」とのコメントを出した。【斎藤文太郎】

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