死んでみたらフジキセキが発狂した
多分フジはトレーナーさんがいなくなったら廃人になるんだろうなぁって思っちゃうくらいトレーナーさんの事好きだよね
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担当トレーナーであるならば誰もが気になること
それは担当ウマ娘は自分のことをどう思っているのか。
上辺だけならどうとでも言える 俺達は本音が知りたい 俺達をどう思っていて慕ってくれているのかどうか。
「なぁどう思うよ~!」
「んー確かに気になるな~」
「実は俺もただの被検体としか見られてないとか・・・」
俺ことフジキセキのトレーナー そしてアグネスタキオンのトレーナー ヒシアマゾンのトレーナーの3人で酒を飲みながらそんな話をしていた。
「アマゾンは果たして俺の事を呆れていないのか・・・」
「んな事言ったらフジだって内心どう思ってるかわかんないよ 1番本音隠すの上手そうだし。」
「まぁタキオンはその辺ハッキリ言いそうだから大丈夫か・・・・・・なんならタキオンに協力してもらう?」
「何を?」
「例えばタキオンに本音を言わせる薬を作るとか。」
「あぁそれはまぁ確かに手っ取り早いな。」
「いやそれだとつまらなくない?もっとちゃんと薬とかに頼らず本心を知りたいな。」
「んー・・・・・・」
3人で飲みながら議論を交わすさなか、モルモットが最低な提案をしてきた。
「あ、なら死んでみるか?」
「は?死ぬ?」
「どういうことだってばよ?」
「いや、厳密に言えば死ぬわけじゃないけどさ、例えばタキオンに息を感じさせない脈も感じさせないで飲んだら身体が死んだみたいに冷たくなる薬を作ってもらってさ、んでそれを飲んでたづなさん辺りにも協力してもらってあたかも本当に死んだかのように演出するんだよ 顔に白い布とかかけてさ。」
「あーそう言う・・・・・・まぁ面白そうではある。」
「流石に死体の前なら本音を話してくれるだろうなぁ でもあのフジが取り乱すかどうか・・・」
「その辺はやって見なきゃわかんねぇってやつだよ よーしんじゃあ今からジャンケンで死ぬ奴決めようぜ。」
「負けたヤツ死ねよちゃんと。」
「よーしんじゃあ俺がお前らを殺してやろう。」
⏰
「うわ!俺かよ!」
「おぉ~お前か~!フジキセキがどんな反応をするかだな~!」
「案外トレーナーが死んだ前でもちゃんとしてるか 動揺するか 見物だな。」
「まぁしゃあない んじゃあモルモット君よ タキオンに頼んでその薬を作ってもらうよう頼むよ 俺もたづなさんに協力仰いでみるから。」
「なら俺もアマゾンに1枚噛んでもらうように頼んでくるよ!多分フジキセキもアマゾンに言われたら信じるだろう!」
話していくうちにこの死んだ振りで本心暴こう作戦の内容はどんどん膨れ上がって行った。
シナリオは俺が車に轢かれたというベタな流れだ
トレセンお抱えの病院で俺は特殊メイクで本当に勢いよく轢かれたように頭を少しいじってもらい、薬を飲んで霊安室で横になり顔に白い布を掛けてもらう。
そしてヒシアマゾンには息を切らしてフジに俺が事故で亡くなったということを知らせてもらう
その間にたづなさん、理事長、ここの2人にもスタンバイしてもらい フジがどういうリアクションを取るかにもよるがどっかしらで俺が身体を起こしドッキリであることを伝え、この作戦は完遂となる。
「んじゃあとりあえず次の出勤日にたづなさん達に掛け合ってみるわ 2人もそれぞれの担当によろしく頼むよ。」
「任せとけって。」
「お前こそフジキセキにバレるような真似すんなよ?」
「問題はそこだな フジは俺の変化には気づいてくるだろうからなるべくいつも通り過ごすように心がけるよ。」
「んで?担当のお前からしたらどんな反応して欲しいんだ?」
「そりゃあ泣いて悲しんで欲しいよ まぁフジも大人な子だから号泣とかはしないだろうけど。」
「泣いてくれると良いな んじゃあとりあえず数日後に死ぬから遺品整理だけはしとけよ 俺が預かっとくから。」
「ガチで殺そうとすんじゃねぇこのモルモット野郎!!!」
「てへ♪」
こうして俺達は作戦準備に入った。
まずタキオンに薬を作ってもらうよう依頼
少し渋ったようだが普段好きなように薬飲んでるんだからそれくらいして欲しいと言ったらすんなり作ってくれることになったらしい
ついでにタキオンまでもドッキリの現場にいてくれるとか。
そしてヒシアマゾンも作戦の参加に承諾
フジにも負けない迫真の演技をしてみせると意気込んでいるらしい。
更にこの作戦のキモとなる大人2人の参加については・・・
「参加!!!その作戦乗るぞトレーナー!」
「面白そうですね♪担当ウマ娘達の本心をドッキリをしながら聞き出そうとはその現場に居合わせるだけでも楽しそうです♪」
「ほんとですか?良かったぁ 2人がいないと信頼性が薄れますからね。」
「病院には私が掛け合う!だから安心して死んでくれトレーナーよ!」
「その言い方刺さるからやめてください・・・」
「ただ、相手はあのフジキセキさんです トレーナーさんもくれぐれも勘づかれないよう気をつけてくださいね。」
「はい タキオンの努力を無駄にしない為にも頑張ります。」
こうして、俺達の作戦に必要なピースは残りタキオンの作る薬だけとなった。
その間俺はフジにバレないようにしないとな・・・
「トレーナーさんこんにちは♪」
「やぁフジ 今日もよろしくね。」
「うん♪今日はどんなトレーニングをさせてくれるのか楽しみだよ♪」
あぁ 笑顔のフジが後日どうなるのか楽しみだ 泣くのか 呆然とするのか それとも新しいフジが見れるのか。
「おや?何だか楽しそうだねトレーナーさん 何かあったのかい?」
「え?い、いや 別になんでもないよ。」
「ふーん トレーナーさんが一体何をしてそんなに楽しそうなのか気になるなぁ。」
「えぇ?そんなに?」
「もちろん 次トレーナーさんを喜ばせる時はその楽しさを超えないといけないからね♪」
あぁ痛い その気持ちが痛すぎる やめてくれフジ。
「まぁとりあえずトレーニング行くぞー!」
「あ!待ってよトレーナーさん!」
こうして俺は数日間フジに若干気持ちの変化を感じ取られながらなんとかバレずに済んだ
そして5日後 遂にタキオンの薬が完成した。
「なるほど これが例の。」
「ひとまずこの試験薬で試して見てくれたまえ 効果は薄めて30分程にしてある。」
「どれ・・・」
錠剤のそれを水と共に飲み干す 身体にはモルモットの様に身体が光とかそういうことは起きなかった。
「これ本当に効果あるのか?」
「モルモット君 彼の身体に触れてみたまえ。」
「どれ・・・・・・・・・っ!?冷た!?脈は・・・・・・感じない 息は・・・・・・吐いてないみたいだ!」
「おぉ!?ってことは成功ってことか!」
「ついでに他人が心臓付近に触れても鼓動を感じれないようにもさせておいたよ
それと一応今回はモルモット君の頼みで副作用は無しにしてあるよ 安心したまえ。」
「副作用無しの薬なんて作れたのか・・・」
「とにかく、これで明日作戦に移れる ところで何でタキオンは参加してくれるんだい?」
「フジ君が一体どうなるかは私も気になるからね 言わばこれも立派な実験さ。」
「なるほど んじゃあ明日はよろしく頼むよ。」
いよいよ明日だ 明日いよいよフジの本心を聞ける 一体フジは俺をどう思ってくれているのか
出来ることなら大泣きして悲しんで欲しいけどどうなる事やら 明日を楽しみに待つとしよう。
⏰
翌日 俺達は理事長が掛け合って用意された霊安室にいた。
「準備!さぁ彼に特殊メイクを!」
「ワォ、あんし~ん☆ちゃちゃっと終わらせるわね☆」
何だか安心出来ない人がメイク道具を持っていたがメイクしてもらうこと約2時間 結構早い速度で終わった割には鏡を見せてもらった時には本当に事故で頭から落ちたかのような見た目になっていた。
「うっわグロ・・・」
「ひでぇ・・・本当に生きてるよな・・・」
「生きとるわ とにかくありがとうございました。」
「わーお☆こっち見ないで☆」
「きょ、恐怖!?」
「ひぃ!?」
「えぇ・・・」
特殊メイクだと言うのにメイクをしてきた人まで俺に引いてくるレベルでヤバいメイクだ これフジが見て大丈夫かな・・・・・・
「んじゃあほれ、このズタボロの服着て。」
「それじゃあ最後は私のこの薬を飲んでくれたまえよ。」
モルモットから手渡された俺のいつも着る服のズタボロになったやつを着て、更にタキオンの薬の原液をそのまま飲み干した。
「効果自体は半日は持つ だがもうすぐでフジ君も来るだろう 君は今の内に寝て起きたまえ。」
「分かった そうさせてもらう。」
俺は皆からドン引きされながらもベッドに横たわり、引き攣る顔でたづなさんが俺に白い布を掛けてきた。
「苦しくは無いですか?」
「全然 寧ろ布が息で動いたりしてないですか?」
「大丈夫大丈夫 まんま死んでる。」
「んじゃあ皆 フジにも負けないくらい迫真の演技で頼むよ タキオンも協力頼むよ。」
「なぁに この位容易いことさ モルモット君が死んだ時を思い浮かべさせてもらうよ。」
「た、タキオン・・・・・・!」
イチャつくの止めろやこのクレイジー共が。
「っ アマゾンから連絡だ もうすぐで着くらしい 皆準備!」
「おっけい。」
さぁ いよいよ作戦が始まる 一体フジからどんなことを聞けるのか楽しみだなぁ。
安心沢さん回収して、総統の担当医にでもなってもらうか…モネルがこのまま続けるよりはマシだ