T「ジェンティルドンナから借金したら普通にトイチよりひどい利子にされててワロタw」
今回のお話はジェンティルドンナ+借金=???の数式を私なりに解くとこの作品が出来上がります
2話目novel/27598784
>追記2026/03/15の[小説] 男性に人気ランキングに入りました 89 位 皆さんありがとうございます
タイトル通りジェンナのとんでもない暴利に気が付かないまま時は過ぎていく・・・次回もお楽しみに
裏話的なもの
本作の再UP希望を数名の方からメールで頂きました、過去作も楽しんでくれるのはうれしいですね
このシリーズは3億ジェンナとして数作続いてアナザーストーリーまで発展した作品。時事ネタでも作れてしまうので3億ジェンナは完結しないでネタが浮かんだ時に書きます
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トレセン 夕方
キーンコーン・・・カーンコーン…
「よしジェンナ、今日はここまでにしよう」
「ええ、まだ余裕はあるけれども、時間は守らなくては…そうよね?」ス…
ゴシャっ!
余力があることのアピールだろうか、足元にあった鉄球を拾い上げるとそのまま砕いて見せてくる俺の担当バはジェンティルドンナ・・・
剛毅なる貴婦人と呼ばれる圧倒的なまでの強さ・・・そして凄まじいパワーを持ったウマ娘である
ゴリュ・・・ザラ・・・……サラ…
手の中で細かくすり潰された鉄球であったものは砂鉄となり粉となり・・・風に乗ってどこかへと消えていく
「あ、あぁそうだな?・・・え~っと…それじゃ片づけはしておくからクールダウンを兼ねて歩いて帰るようにな?」
「では”先”に行っているわね?帰りがけに買い物をお願いしてもよろしくて?」
「ああ、もちろんだよ・・・えっと…それじゃ」
「ええ、ではこれを」ス…
ジャージ姿のまま、鞄と制服の入った袋を持って正門から出ていくジェンナを見送ると、俺は片づけをしてから学園を後にした
ーーーーーー
ーー 業馬スーパー ーー
ガヤガヤ…
帰りに道に主婦や仕事帰りの人混みに交じりながら買い物をするのが日課になってしばらく経つ・・・
買い物なんてコンビニくらいしか行かなかったのに…もう随分行ってないな
晩飯も外食ばかりだったのに・・・もう最後に外で食べたのはいつだったか・・・
そんな俺も、スーパーのどこにどんなものがあるのかが最近になってわかってきた
ネギ…鶏肉・・・豆腐に生姜・・・・・白出汁…
先ほどジェンナから受け取ったものを見ながら、難易度の下がった宝探しをしている
だが、俺は料理はしないし出来ない
レジに並んで会計になると、上品な女ものの財布を出す男はレジ打ちの人からどう思われているんだろう?
「レシートはどうされますか?」
「ください」
店員にレシートを受け取っておつりと一緒に財布に入れる
俺にとっては証明書だ、絶対にもらわないといけない
ーーーーーー
買い物袋でなく、エコバッグを持って夕暮れの道を一人で歩く
はぁ……なんて情けないんだ俺は
ガチャ…
パタン
そして自分の家に着いて玄関を開けると
「ただいま~」
俺しか住んでいない家なのに、ただいまを言うようになってからもしばらく経つ
決して一人暮らしの寂しさに耐えられなくなったわけじゃない
トタトタ…
「おかえりなさい」
こうして返ってくる言葉があるのだから
ジャージにピンクのエプロン姿のジェンナが俺を迎えてくれる
そして彼女が作った夕食を二人で食べて・・・
「ごちそうさま、美味かったよ」
「そう、好みの味でよかったわ」ファサ…
<<お風呂が沸きました、保温運転しません>>
「沸いたわね、では入ってらして?」
ジャー…カチャカチャ
ジェンナが洗い物をしている間に風呂に入るのはいつもの流れだ
そして風呂から上がると、洗面所にはタオルと・・・パンツや着替えまで用意してありそれに着替えるのだ
「上がったよ」
「そう、では次は私が…テーブルに飲み物と本を用意しておいたわ」
スタスタ…カチャ・・・パタン
・・・・・シャァァァーーー
「・・・・・・。」ゴクゴク
ジェンナが用意してくれていたフルーツ牛乳を飲む
家に帰ったら若くて綺麗な女の子が飯の支度に風呂・・・それから着替えに風呂上がりの飲み物まで用意してくれてるとか・・・一人暮らしには絶対に無理な待遇を受けているのに、俺の心はそうは思えない
プハっ…
「・・・ハァ…大丈夫かな・・・いや、大丈夫だ」
ソファーに腰かけてリモコンのスイッチを・・・
スカスカ…
テレビ「」シーン…
電池も入っていないリモコンは意味を成さず、テレビのコンセントも抜けている
携帯もないし新聞や雑誌もない・・・
ジェンナが風呂から出てくる数十分、シーンとした部屋には俺に一人だけ
シャワー…の音が響くだけだ
そうなると現代の若者はどうのようにして時間を潰せばいいのだろうか?
必然的にテーブルの上に置いてある本に目が行く
<< タマモ金融道 >>
ペラ…
物語は田舎から上京し、友人の借金の保証人となった主人公が、その友人に飛ばれて一人暮らしの自宅に、借金取りが押し掛けてきたところから始まる
身柄を拘束され、事務所へと連れていかれて金融会社の社長に突き出されると、なんとその社長は子供の時に遊んでいた幼馴染の少女だった、その少女は親が急逝したことにより家業を継ぎ、若くしてその地位を維持するだけではなく、破竹の勢いで勢力を拡大させるヤリ手の女社長だった
そしてその少女は密かに主人公に恋心を抱いており・・・
ガシャーーーン!
女社長『な”んや”てぇ!金が用意できへんかったやとぉ!…アンタ、ゼニ返せんならどうなるかわかっとろうよなぁ?あんまナメとったら…ウチにも考えがあるでぇ?』
第一話から事務所に軟禁され、小柄ながらもドスの利いた声で容赦ない女社長の畳みかけに主人公もタジタジだ
そして友人の借金の額は、まだ大学生の彼にはどうやっても返せる額ではないことに、この女社長はその借金を自分のポケットマネーで返済し、その金額を主人公に返済させることにしたのだが・・・その金利が凄まじいものだった
女社長『・・・アンタが悪いんやぞ?ウチはトイチと言いよったさかい、それをアホ面下げて頼み込んで判押したんはどこのどいつや?
・・・忘れんなや?アンタの借金はウチが立て替えかえてるんやからな、ウチはアンタの命の恩人や、本来は返せんなんて寝言言うたら保険金掛けて命取っとるでぇ?アンタの命はウチが握ってるんやっ!…そこに昔の仲良しこよしは通じんぞ?』ギロリ
この女社長が経営している会社の年利は、法律スレスレの年18%に対して、個人で貸した金はトイチとは・・・とんでもないな
女社長『ハァ…そんなビビんなや、ウチも社員食わせる建前もあるし舐められたらアカンのよ、堪忍な?・・・だから今日はそのくたびれた上着だけ置いていき、それで勘弁したるわ。・・・・・・今回は上着だけやけど…次はどうなるかわからんでぇ?ほれっ早よぬがんかいっ!脱いだら出て行かんかい!!……・・・・・・ヘヘヘ…///』スーハースーハーっ…
1巻の内容はここで終わっている・・・ページが薄い理由については、これはどうもトレセンの生徒が書いているそうなのだ
そして何故・・・ジェンナはこんなものを俺に読ませているんだ…いや……まぁわからなくもないのだが・・・信用ないんだろうか俺は
俺の今の恰好は、風呂から上がったのでパジャマ姿・・・の上着を着ていない上半身裸の状態だ
上着は・・・着れない
PM22:00
カチャ…
「おまたせしましたわ、それでは明日も早いですもの、休みましょう。トレーナーさんは準備をしてらして?」
ガウンに身を包んだジェンナが脱衣所のドアを開けて出てくる
「ああ、わかったよ」
カチャ
言われるまま、俺はたった今まで若いウマ娘が使っていた浴室の前にある洗面台へと行く
フワン・・・
シットリとした熱気とフローラルの香りに全身が包まれる中、俺は歯を磨いて寝る前の化粧水を付けてジェンナの元へ行くが
ガチャ…
パタン
そこは俺の部屋だ
部屋の中は間接照明だけの明かりに、ベッドにはレースの赤いベビードールに黒い下着が透けているジェンナが腰かけて俺を見ている
「さ、どうぞ上に、抱き枕が無ければ良質な睡眠は取れませんもの、早くお願いしますわ?」
「…うん、じゃぁ・・・寝るぞ?」
キシ…
「えぇ、おやすみなさい、それでは明日もよろしくお願いしますわ?」
キシ・・・
そういうとベッドへ壁に向かって横になった俺の背中に、温かい熱と感触が伝わってくる
脇腹と肩に女の細い指と・・・
ムニュン・・・ムニ
ジェンナの豊かな質量を、上半身裸でいる俺の肌が敏感に感じ取る
このような状態では中々寝付けるものではないのだが、寝ないと明日がキツイのはわかりきっている
だからどうにかして眠るしかないのだ
「んっ……ふぅ・・・ん・・・」
モゾ・・・ムニュン・・・モニ
そして寝付きにくいのはジェンナも一緒だ、何度もモゾモゾしているしそりゃ同じベッドに男がいたら眠り難いよな
すまないジェンナ・・・こんなことさせて・・・俺が不甲斐ないばっかりに……
だが、これも彼女の夢のためだ
きっと将来・・・笑い話にできると俺は信じている
思わず身震いしてしまう恐ろしい話でした・・・いろんな意味で・・・w 唯一の救いは、湯沸かし器君の保温運転はしませんコールでしたw ひっし・・・その意味とは?怖いですね~w