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デジタル庁GCASガイド

別紙A-1. 運用モダン化セルフチェックリスト

2026/02/25 公開

このチェックリストは、あなたが担当しているプロジェクトの運用モダン化の現状を把握し、次の一歩を見つけるためのセルフチェックのツールである。

まず現状をチェックし、今後強化すべき項目を確認してほしい。全てを一度に達成する必要はない。チェックがついていない項目の中から、あなたのプロジェクトにとって優先度が高いものを1-2個選び、そこから始めることをお勧めする。

月次または四半期毎に再チェックすることで、着実な進歩を実感できる。小さな改善の積み重ねが、やがて大きな運用品質の向上につながる。一歩ずつ、着実に進むことが重要である。

凡例

  • 既存システム適用
    • ◯: 既存システムでも適用可能
    • △: 条件付きで適用可能(小規模な改修が必要な場合あり)
    • ■: 新規システムまたは大規模改修時での適用が妥当

2章: インシデント対応と振り返り

Noチェック項目適用参照チェック
インシデント対応体制
2-1インシデント発生時の現場指揮官の優先順位リストがある2.2.4
2-2職員と事業者の役割分担(職員:コミュニケーション、事業者:技術対応)が明確である2.2.2
2-3インシデント対応の最新状況を共有する仕組み(ホワイトボードまたは同時編集ツール)がある2.3
2-4インシデント対応チームの体制人数ごとの役割分担を事前に決めている2.2.4
振り返りと改善
2-5インシデント発生後に振り返り(ポストモーテム)を実施している2.4.1
2-6振り返りで「誰が悪いか」ではなく「何が悪かったか」に焦点を当てている(ブレームレス文化)2.4.1
2-7振り返りで特定した改善策を、人手に依存した運用ではなく技術的な恒久対策として実施している2.4.2
2-8振り返りで決定したアクションアイテムを、タスク管理ツールで追跡している2.4.1

3章: 運用のコード化・自動化

Noチェック項目適用参照チェック
定型作業の自動化(既存システムで取り組みやすい)
3-1反復的に実施している手動作業を記録・分析している3.5.2
3-2自動化の優先順位を、影響度・頻度・工数で評価している3.5.1
3-3少なくとも1つの定型作業をスクリプト化または自動化している3.5
障害対応の自動化(条件付きで取り組み可能)
3-4負荷に応じた自動スケーリングが実装されている(該当システムの場合)3.6.2
3-5ヘルスチェックと連動した自動再起動の仕組みがある(該当システムの場合)3.6.2
3-6データベースの自動フェイルオーバーが設定され、さらにデータベースにアクセスするアプリケーションで自動再接続とクエリーの再実行を実現している3.6.2
IaCとCI/CD(新規システムまたは大規模改修時)
3-7インフラ構成をIaC(Infrastructure as Code)で管理している3.3
3-8IaCソースコードをGitリポジトリでバージョン管理している3.3.3
3-9CI/CDパイプラインでインフラをデプロイしている3.3.5
3-10CI/CDパイプラインでアプリケーションをデプロイしている3.4
3-11本番環境への変更は全て自動化されたプロセス経由で実行している(Zero Touch Production)3.2

4章: サービスレベルの定義・計測

Noチェック項目適用参照チェック
SLO/SLIの定義
4-1利用者の体験に基づいたSLO/SLI(成功率、応答時間など)を少なくとも1つ定義している4.2
4-2定義したSLOの目標値が、利用者の要求と実現可能性のバランスを考慮して設定されている4.2.3
4-3SLOとKPIの関係性(どのKPI達成に貢献するか)を確認している4.2.3
計測と監視
4-4SLIを継続的に計測する仕組みがある(APMツール、外形監視等)4.3.1
4-5SLOの達成状況をダッシュボードで可視化している4.3.2
4-6SLO未達成の兆候を検知するアラートを設定している4.3.3
継続的改善
4-7SLOの達成状況を月次または四半期毎に評価している4.4.2
4-8評価結果に基づいて具体的な改善活動を実施している4.4.2
4-9SLOの設定自体を定期的に見直している4.4.3