情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の見直しの検討状況について
経済産業省及びIPAでは、「Society 5.0時代のデジタル人材育成に関する検討会 報告書」(2025年5月公表)を踏まえて、情報処理技術者試験における試験区分体系の見直し等に向けた検討を行ってきました。
今般、受験を検討されている方や関係者の皆様に早期に情報提供するために、見直しのポイントや見直し後の試験区分体系、出題範囲等の案について、現時点での検討状況を公表します。
なお、公表内容は現時点での検討状況であり、今後、変更が生じる場合がありますので、ご了承ください。
見直しのポイント
見直しのポイントは次の5点です。
- 1.「データマネジメント試験」(仮称)の新設
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- AI活用において求められる、主にビジネス部門を想定したデータの整備・管理に関するスキルを習得し、評価するための試験として新設。
- 幅広いビジネスパーソンの受験を想定し、ITパスポート試験の次のステップの試験として位置づけ。
- 2.「ITパスポート試験」の出題構成の変更
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- 出題分野を現在の“ストラテジ系”“マネジメント系”“テクノロジ系”から「ビジネス」「テクノロジ」「セキュリティ・倫理」に再整理。
- DXで求められるマインド・スタンスや、データマネジメントの基礎に関する内容の新規追加。
- AI時代に対応したセキュリティ・倫理の出題を強化。
- 3.「プロフェッショナルデジタルスキル試験」(仮称)の新設
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- DXやAI利活用を通じた新たな価値創造に向けて幅広いスキルを習得し、評価するための試験として新設。
- 現在の応用情報技術者試験と高度試験を大括り化したうえで内容を再編し、「マネジメント領域」「データ・AI領域」「システム領域」の三つの試験区分を設ける。
- 4.「情報セキュリティマネジメント試験」及び「基本情報技術者試験」の一部変更(注釈1)
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- 科目Aの出題範囲体系の変更
- 科目Bの出題範囲の一部変更
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(注釈1)
技術動向や環境変化等を踏まえて表記の変更等を行うもので、試験で問う知識・技能の範囲そのものに変更はありません。
- 5.「情報処理安全確保支援士試験」の一部変更
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- 科目Aの出題範囲体系の変更(注釈2)
- 科目Bの出題範囲の一部変更(マネジメント分野の強化等)
- 試験時間及び科目Bの出題形式の変更
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(注釈2)
技術動向や環境変化等を踏まえて表記の変更等を行うもので、試験で問う知識・技能の範囲そのものに変更はありません。
新試験制度の概要
2027年度から新試験制度に移行する予定です。
新試験制度における各試験区分の概要は次のとおりです。
情報処理技術者試験
- 1.ITパスポート試験 (内容変更)
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ビジネスパーソンに求められるデジタルリテラシーとしての基礎知識及びマインド・スタンスが、目標とする水準に達していることを評価する。
- 2.データマネジメント試験 (新設)
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データ・AIを効果的・効率的に利活用するデータマネジメントの基本的な知識及び技能が、目標とする水準に達していることを評価する。
- 試験時間:科目Aと科目Bを合わせて120分
- 出題数:科目Aは48問、科目Bは12問
- 3.情報セキュリティマネジメント試験 (継続)
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データ及びデジタル技術の安全な利活用を推進する情報セキュリティマネジメントの基本的な知識及び技能が、目標とする水準に達していることを評価する。
- 試験時間:科目Aと科目Bを合わせて120分
- 出題数:科目Aは48問、科目Bは12問
- 4.基本情報技術者試験 (継続)
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デジタル技術を活用したサービス、プロダクト、システム及びソフトウェアを作る基本的な知識及び技能が、目標とする水準に達していることを評価する。
- 試験時間:科目Aは90分、科目Bは100分
- 出題数:科目Aは60問、科目Bは20問
- 5.プロフェッショナルデジタルスキル(マネジメント)試験 (新設)
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組織やビジネスにおける、データ及びデジタル技術を利活用するプロセスをマネジメントする専門的な知識及び技能が、目標とする水準に達していることを評価する。
- 試験時間:科目A-1は90分、科目A-2と科目Bを合わせて120分
- 出題数:科目A-1は60問、科目A-2は23問、科目Bは12問
- 6.プロフェッショナルデジタルスキル(データ・AI)試験 (新設)
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組織やビジネスのデータドリブンな活動を支える基盤を構築してデータを整備する専門的な知識及び技能が、目標とする水準に達していることを評価する。
- 試験時間:科目A-1は90分、科目A-2と科目Bを合わせて120分
- 出題数:科目A-1は60問、科目A-2は23問、科目Bは12問
- 7.プロフェッショナルデジタルスキル(システム)試験 (新設)
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デジタル技術を適用するシステムの要件定義・アーキテクチャ設計・開発・運用を主導する専門的な知識及び技能が、目標とする水準に達していることを評価する。
- 試験時間:科目A-1は90分、科目A-2と科目Bを合わせて120分
- 出題数:科目A-1は60問、科目A-2は23問、科目Bは12問
情報処理安全確保支援士試験(一部の内容及び出題形式の変更)
- 対象者像:サイバーセキュリティに関する専門的な知識及び技能を活用して組織における安全な情報システムの企画・設計・開発・運用を支援し、また、サイバーセキュリティ対策の調査・分析・評価を行い、その結果に基づき必要な指導・助言を行う者。
- 試験時間:科目A-1は45分、科目A-2は35分、科目Bは120分
- 出題数:科目A-1は30問、科目A-2は25問、科目Bは12問
新試験制度の開始時期
- 2027年度春頃
- ITパスポート試験
- 情報セキュリティマネジメント試験
- 基本情報技術者試験
- 2027年度夏頃から秋頃
- データマネジメント試験(仮称)
- プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)の各試験
- 情報処理安全確保支援士試験
なお、現行試験制度については、2026年度の試験実施をもって終了する予定です。
実施方式
全ての試験区分をCBT(Computer based Testing)方式で実施予定です。
試験実施回数
- ITパスポート試験、情報セキュリティマネジメント試験、基本情報技術者試験
これまでと同様に通年で試験を実施する予定です。
- 新設するデータマネジメント試験及びプロフェッショナルデジタルスキル試験の各試験
実施時期・期間の詳細は検討中です。
出題範囲等の改定案
各試験区分の出題範囲等の改定案は次をご参照ください。
また、今回の見直しによって、試験の出題範囲体系の構成などを再整理します。
知識(科目A)の出題範囲の変更を新旧対照表にまとめています。
免除制度の検討状況
プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)の各試験については、現行の高度試験と同等の免除制度を設けることを検討しています。
また、経過措置として、現行の高度試験又は情報処理安全確保支援士試験において、一部科目の免除要件を満たした場合には、一定期間、プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)の各試験、情報処理安全確保支援士試験で一部科目を免除することを検討しています。
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(注釈)
2027年度の新試験制度において、基本情報技術者試験の科目A免除制度及び情報処理安全確保支援士試験の科目A-2免除制度については、変更を予定していません。
(参考)試験制度の変遷
今回の見直しを含めた試験制度の変遷は次のとおりです。
今後の予定
新試験のシラバス案や各分野のサンプル問題は、公開準備が整ったものから順次IPAウェブページに掲載し、2026年度夏頃を目途に一通り公表する予定です。特にシラバス案については試験区分ごとに暫定版の時点から随時公開します。
なお、IPAでは、デジタル技術の継続的な学びを実現する仕組み(プラットフォーム)の構築を進めています。個人が持つスキル情報・キャリア情報をプラットフォーム上で蓄積・可視化できる情報基盤を検討しています。2027年度から始まる新試験はもちろんのこと、2026年度に実施する現行試験や過去の合格情報も登録し、活用することが可能となります。2026年度の試験も含め、今後も積極的に受験いただくことを期待しております。