時速120キロの白バイ警官(当時32)死亡、右折トラック運転手の有罪確定「接近を予見し、回避するのは不可能」と無罪主張するも…最高裁が上告棄却【2025年度 話題の記事】
2025年度にHBC北海道放送が配信したニュースの中から、反響が大きかった記事を振り返ります。以下は、2025年8月に配信した記事を再構成し、掲載したものです。 【画像を見る】時速120キロの白バイ警官とトラックが衝突した現場 2021年9月、北海道苫小牧市の交差点で、白バイと衝突し、警察官を死亡させた罪に問われた大型トラックの運転手の上告審で、最高裁は23日、運転手側の上告を棄却する決定をしました。禁錮1年、執行猶予3年とした1、2審判決が確定しました。 ■白バイと衝突 事故はなぜ起きた? この事故は、2021年9月13日、苫小牧市柏原の道道の信号機のない丁字路交差点で、谷口訓(さとし)被告57歳が運転していた大型トラックが右折しようとした際、反対車線を直進してきた白バイと衝突し、白バイに乗っていた男性警察官(当時32)を死亡させたものです。 事故をめぐっては、札幌地検は22年3月に谷口被告を不起訴としましたが、男性警察官の遺族から札幌検察審査会に申し立てがあり、再捜査の結果、23年5月に検察は谷口被告を過失運転致死の罪で在宅起訴しました。 谷口被告側は「時速120キロという高速バイクの接近を予見し、回避することは不可能。サイレンは鳴ってないし、赤色灯もドラレコでははっきりと確認できない。右折の仕方には問題あったが、道交法違反の刑事罰は無関係」として、無罪を主張していました。 1審と2審の判決では、制限速度が60キロの道路を時速118キロで直進してくる白バイを予見する義務はないとする被告側の主張に対し、白バイが時速60キロから80キロで直進してきたとしても右折を完了することはできなかったなどと指摘。 被告に禁錮1年、執行猶予3年の有罪判決が言い渡され、被告側は上告していました。 ■【裁判の経緯】 公判で、被告側は「結果は重大だが、時速120キロという高速バイクの接近を予見し、回避することは不可能。サイレンは鳴ってないし、赤色灯もドラレコでははっきりと確認できない。右折の仕方には問題あったが、交通法規違反にとどまり、道交法違反の刑事罰は無関係。被告に過失はない」として、無罪を主張。
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