大リーグで導入された「ロボット審判」とは…ストライクとボールを機械が自動で判定
米大リーグでは今季から、ストライクかボールかを自動で判定する「ABS(オートメイテッド・ボール・ストライク)チャレンジシステム」が導入された。ポストシーズンを含めた全試合で適用される。 【写真特集】ドジャース開幕戦
ストライクとボールの判定を機械に委ねる「ロボット審判」で、12台の高性能カメラが球の軌道を追跡し、打者ごとのストライクゾーンに球の一部でも接触していれば、ストライクと判定される。行使できるのは投手と捕手、打者に限られ、ベンチの監督は行使できない。
判定結果が映像でスコアボードに表示される
プレーごとの判定は球審が行うが、異議がある場合、投手、捕手、打者のいずれかがすぐに自身の帽子やヘルメットをたたく動作を行って「チャレンジ」を要求すると、ABSの判定結果を示す映像がスコアボードに表示される。大リーグ機構によると、この一連の流れにかかる時間は約15秒。各チームには試合開始時に2回のチャレンジ権があり、成功すれば減らない。場面によっては試合の流れを左右する可能性もある。
ABSは2022年からマイナー3Aで技術テストを重ね、大リーグでは昨季のオープン戦などで試験的に導入され、検証を行ってきた。大リーグ公式サイトによると、今季のオープン戦では1800を超えるチャレンジ数に対して判定が覆ったのは53%というデータがある。