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【速報】英国政府が、家庭で手軽に利用できる太陽光発電「プラグインソーラー」を数カ月以内に大手ディスカウント店で販売可能にする方針を発表しました。このニュースは、2026年3月24日に英国政府の公式サイトで公開されました。 プラグインソーラー (plug-in solar) とは、 バルコニーや庭などの屋外スペースに置くだけで使用できる小型の太陽光パネルです。特別な工事を行う必要がなく、普通の家電製品と同じようにコンセントに直接挿すだけで発電を始められます。 発電した電力は家庭内で直接使用されるため、電力会社から購入する電力量を減らし、電気代の節約につながります。 これまで英国では安全基準の関係で普及が遅れていましたが、今回、政府は電力ネットワーク事業者や規制当局と協力して基準を更新し、800ワット未満のプラグインソーラーパネルを安全に接続できるようにしました。 これにより、"Lidl"や"Iceland"といった大手ディスカウント・スーパーや、EcoFlowなどのメーカーから製品が順次販売される見込みです。 欧州諸国、特にドイツではすでに広く普及しており、2025年には約42万6千台が登録されています。 その他、今回の発表では新築住宅に関する重要な変更も盛り込まれました。本日から施行される「Future Homes Standard(未来の住宅基準)」により、新築住宅(一部の高層ビルなどを除く)には太陽光パネルとクリーン暖房設備が標準で搭載されることになります。 これにより、新築住宅の年間光熱費は従来のCランク住宅と比べて最大830ポンド(約15万円)削減できると見込まれています。また、2013年の基準と比べて炭素排出量を少なくとも75%削減する効果も期待されています。 さらに、政府は風力発電の有効活用にも取り組みます。風が強く発電量が多い日に、余剰電力が発生しても無駄に止めるのではなく、家庭に割引価格で供給する試行を今冬から開始する予定です。これにより、クリーンエネルギーをより効率的に活用できます。 また、2026年4月1日から6月末までの期間、家庭のエネルギー料金を117ポンド(約2万円)引き下げる支援も実施されます。また、再生可能エネルギーの入札を前倒しで行い、過去最大規模となる2,300万世帯分のクリーンエネルギーを確保しました。 エネルギー大臣のエド・ミリバンド氏は、化石燃料市場の不安定さを背景に、クリーンエネルギーの拡大がエネルギー安全保障の鍵になると強調しています。住宅大臣のスティーブ・リード氏も、質が高く光熱費の安い住宅を多く建設していく方針を示しました。 この一連の施策は、英国政府が家庭の電気代負担を軽減しつつ、2050年のネットゼロ目標に向けた再生可能エネルギーの普及を加速させるための具体的な取り組みと言えます。 特に、工事不要で誰でも始めやすいプラグインソーラーの導入は、持ち家だけでなく賃貸住宅に住む人々にも太陽光発電のメリットを広げる重要な施策となっています。
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