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茨城・常陸大宮市汚職 「賄賂の認識あった」 収賄罪で職員を起訴 水戸地検 

水戸地検が入る水戸法務総合庁舎=水戸市北見町
水戸地検が入る水戸法務総合庁舎=水戸市北見町


茨城県常陸大宮市が進めるJR常陸大宮駅周辺の整備事業を巡る汚職事件で、水戸地検は24日、収賄の罪で当時同事業の市担当課主査だった同市田子内町、男(46)=市医療保険課主査=を起訴した。県警のこれまでの調べに対し「(金券を)渡された時、工事を紹介したお礼だと分かった。賄賂の認識もあった」と容疑を認めている。

起訴状などによると、被告の男は市が取得予定の土地に立つ空き家の所有者が、建物の解体と樹木の伐採工事を行う際、工事の契約ができるよう市内の解体業者と造園業者の計2社を所有者に紹介するなどの便宜を図り、その謝礼などとして2023年12月28日ごろ、市内の駐車場で解体業者からクオカード10枚(3万円分)、24年2月29日から4月上旬ごろまでの間に市内の自宅で、造園業者から商品券110枚(11万円分)をそれぞれ受け取ったとされる。

男の職場のパソコンからは、用地買収時に市が建物所有者に通常渡している解体業者の一覧表とは別に、贈賄側の業者名が追加されたリストが見つかっている。県警は、工事を契約できるように男が細工した可能性があるとみている。

このほか、水戸区検は24日、贈賄の罪で同市、解体業、男性(56)と同市、造園業、男性(45)を水戸簡裁に略式起訴した。簡裁は同日、それぞれに罰金50万円の略式命令を出した。男性2人は県警の調べに対し「工事を紹介してくれたお礼として(金券を)渡した」と容疑を認めている。

■被告の男を休職処分 市長「深くおわび」

収賄罪で常陸大宮市職員の男が起訴されたことを受け、市は24日、男を休職処分(無給)にしたと発表した。同日付。「今後の裁判の動向を注視しながら厳正に対処する」とし、犯罪行為の事実が明らかになった時点で、管理監督責任者も含め新たな処分を検討する。

鈴木定幸市長は「市民の皆さまに心より深くおわび申し上げる」とコメント。コンプライアンス研修を引き続き実施するほか、情報を共有して話し合える風通しの良い職場環境づくりなど、さまざまな角度から再発防止に向けて取り組み「市民の皆さまの信頼回復に努めていく」とした。



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