農村の衰退や農業者の減少に歯止めをかけようと、農家らが中心となった活動「令和の百姓一揆」が29日、全国17カ所で開催された。東京都心では、トラクターや軽トラック約30台が、若者らでにぎわう休日の表参道や原宿などで約3・2キロを1時間ほどかけてパレード。トラクターの前面に大根をぶら下げたり、「すべての農民に所得補償を」などと書かれた旗をなびかせたりして、日本の農業危機を訴えた。都会の真ん中に現れた農作業車の行進を、物珍しそうに眺めたり、スマートフォンで写真を撮ったりする人の姿も見られた。
令和の百姓一揆は、「日本の食と農を守ろう」をスローガンに昨年初開催され、今回が2回目。東京でのパレードを前に青山公園(港区)で行われた集会では、全国から集まった参加者らがあいさつし、「これからの未来も子供たちに国産の農作物を届けるために日本の農業を大切にしたい」と意気込んだ。(文・写真 酒井真大)
酒井真大
千葉県出身。令和5年入社、写真報道局のニュース担当。同年、東京写真記者協会のスポーツ部門・国内の部で奨励賞。令和7年、同部門で部門賞を受賞。 趣味はサウナと音楽フェス。