「どうしたら助けてあげられたか」 旭川いじめ遺族コメント全文

遺族のコメントを読み上げる石田達也弁護士=旭川市で2026年3月26日午後1時29分、横田信行撮影 拡大
遺族のコメントを読み上げる石田達也弁護士=旭川市で2026年3月26日午後1時29分、横田信行撮影

 訴訟の和解を受け、自殺した北海道旭川市立中2年、広瀬爽彩さん(当時14歳)の母親がコメントを発表した。全文は以下の通り。

    ◇

 本日、旭川地裁で和解が成立しました。

 全国の皆様から多くのご支援、ご寄付、励ましをいただきましたことを厚く御礼申し上げます。

 これまで幾度となく心が折れそうになり、諦めてしまいたくなることがたくさんありました。

 でもこうして続けてこられたのは、私よりも娘の方がもっと辛かった。と常に自分に言い聞かせる中で、皆様から励ましのお言葉があったからに他なりません。

 そして、そっと支えながら見守っていただいた弁護団の皆様にも感謝申し上げます。

 本当にありがとうございました。

 今回裁判所の勧告に沿って和解することにいたしました。

 現在の制度では、学校を設置する旭川市に対し訴訟をするしか方法がなかったので、今回のような訴訟になりました。

 ですが、旭川市長には再調査を決断していただいたり、ニュースなどで娘に寄り添った言葉をかけ続けて下さったりしていることを拝見し、心から感謝しております。

 今もあの日のまま私の時間は止まっています。

 どうしてあげることが正解だったのか?

 どうしたら助けてあげることが出来たのか?

 自分を責める日も多く、常に自問自答をし続けております。

 また、学校に対しては生前から、幾度となく、いじめについて対応を求めてきましたが、いじめが認められることはありませんでした。

 娘が傷つく姿を見ていたときのことが、とても辛く思い出されます。

 今回、裁判所では学校の対応が違法であったことが認められました。

 娘の気持ちを理解し寄り添った和解案を提示して下さった裁判官の皆様にも感謝申し上げます。

 今後は被害児童に寄り添い、二度と娘の様な思いをする人がいなくなることを強く願っております。

あわせて読みたい

アクセスランキング

1時間
24時間
SNS

スポニチのアクセスランキング

1時間
24時間
1カ月