病室に閉じ込めるなど患者を虐待…30代男性看護師を解雇、医薬品100種類以上の窃取も 長崎

長崎新聞 2026/03/28 [12:00] 公開

国立病院機構九州グループは27日、同機構長崎川棚医療センター(東彼川棚町)の30代男性看護師が入院患者計5人に対し、病室に閉じ込めたりベッドに拘束したりする身体的虐待を繰り返していたと発表した。併せて患者が服用しなかった医薬品100種類以上を盗んでいたことも発覚し、同日付で懲戒解雇処分とした。

 他に、被害患者5人のうち1人を病室に閉じ込めたとして、20代と30代の女性看護師をそれぞれ減給(平均給与1日分の2分の1)の懲戒処分にした。

 同機構によると、地元保健所の調査で、男性看護師の行為9件が虐待と認定された。主に患者の行動を制限し▽病室の扉をストレッチャーで封じる▽車いすの車輪をベッドに固定▽医師の指示なく両腕をベッドに固定▽患者の襟や胸元をつかんで移動させる-といった内容。動機について「夜勤帯に患者が不穏な(落ち着きがない)状態になったため」と話したという。

 昨年10月、他の職員の相談で発覚。調査の過程で、患者が飲まなかったり処方中止になったりして余った薬を男性看護師が盗み、個人用ロッカーや自家用車の中にためていたことも判明した。