オリックス・九里亜蓮、今季初登板で4安打完封「野手の皆さんに感謝」
(パ・リーグ、オリックス6-0楽天、2回戦、1勝1敗、28日、京セラ)マウンド上でオリックス・九里亜蓮投手(34)がほえた。闘志むき出しの鉄腕が楽天打線を散発4安打にねじ伏せる。132球の熱投で自己最多の12奪三振マーク。今季初登板を完封で飾った。 「(若月)健矢がいろんなボールを使ってリードしてくれたおかげ。守っている野手の皆さんもしっかりと守ってくださった。完封とかは自分ひとりではできないもの。野手の皆さんに感謝したい」 圧巻の投球内容も、チームメートに感謝した。2者連続三振のスタートから毎回奪三振。二塁すら踏ませず、スコアボードにゼロを並べた。八回を投げ終えて球数は116球。長いシーズンを見据えれば降板も考えられたが「僕のわがままを聞いてもらって」と九回もマウンドへ。チームを今季初勝利に導き、岸田監督は「(九里)亜蓮ですから。迷うこともなく、っていう感じですかね。(愛称が)『鉄腕アレン』ですから」と信頼を口にした。 昨季から本拠地と好相性だ。移籍1年目は京セラドームで13試合に登板し、8勝1敗、防御率1・06。パ・リーグ相手には7勝無敗だった。昨年9月29日の楽天戦からシーズンをまたいで2試合連続完封。7月29日の西武戦の六回から37回⅔連続無失点とした。 昨季11勝の34歳は「僕はどの球場でもそんなに変わらない。絶対点を取られない投手はいない。投げる試合は1点でも少なく、一年通して継続していけるように、登板までの練習日を大事しながらやっていきたい」と気を引き締めた。 エース宮城が二回途中8失点でKOされ、0―10の大敗を喫した開幕戦の嫌な空気を振り払った。3年ぶりの覇権奪回へ、まずは開幕カード勝ち越しを目指して第3戦に挑む。(西垣戸理大)