【大阪市】大阪に“伝説のジャズラウンジ”が帰ってきた。新生ロイヤルホースで体感した音楽と時間の贅沢

愛ラブ街歩き@EMI
Webライター(大阪市)
Cello:崎元蘭奈さん Piano:楊美希さん

「ロイヤルホースが、また大阪に戻ってきた」

1月初旬に行われたレセプションパーティの会場には、そんな想いを胸に集まった人々の静かな高揚感が漂っていた。

1977年6月23日、「贅沢すぎてもリーズナブル」なレストランバー&ジャズラウンジとして誕生し、約50年にわたって大阪の夜を彩ってきた老舗ジャズラウンジ『ロイヤルホース』。ビル老朽化による休業を経て、2026年1月、大阪・北浜で再スタート。

開業50周年という節目の年に刻まれたこの再出発を、現地で見届けることになった。大阪の音楽ファンにとって、「ロイヤルホース」という名前は特別な響きを持つ。国内外の名だたるミュージシャンがステージを飾り、数えきれない名演が生まれてきた老舗ジャズラウンジ。その存在は、大阪のジャズシーンを語るうえで欠かせない“生きた歴史”でもある。

1月に関係者向けのレセプションパーティが開催され、一足先に“新生ロイヤルホース”を体感する機会を得てきました。

ロイヤスホース:三好香澄オーナーと祝辞:廣東料理民生 上田忠明オーナー
ロイヤスホース:三好香澄オーナーと祝辞:廣東料理民生 上田忠明オーナー

会場に足を踏み入れた瞬間、まず感じたのは、懐かしさと新しさが心地よく溶け合った空気感だった。かつてのロイヤルホースを知る人にとってはどこか安心するような落ち着きがありながら、同時に「ここからまた新しい物語が始まる」という静かな高揚感も漂っている。

1977年6月23日開業──“贅沢すぎてもリーズナブル”を掲げた名門

上質な料理と酒、そして一流の生演奏を、できるだけ多くの人に気軽に楽しんでほしい。その想いのもと、ロイヤルホースは約半世紀にわたり、大阪の夜に上質な時間を届け続けてきた。

これまでに出演したアーティストは、レイ・ブラウン、エルビン・ジョーンズ、ビル・エバンス、ハービー・ハンコックといった世界的ジャズレジェンドから、、綾戸智恵、藤井風まで、ジャンルや世代を越えて実に多彩だ。

まさにここは、“音楽の歴史がリアルタイムで刻まれてきた場所”と言っていいだろう。

老朽化による休業、そして北浜での再出発

約50年にわたり営業を続けてきたロイヤルホースだが、ビルの老朽化に伴う店舗移転のため、2025年春からやむなく休業に入った。

突然の休業に、常連客やミュージシャンからは惜しむ声が相次いだ。「もう一度あの場所で音を鳴らしたい」「ロイヤルホースがなくなるなんて考えられない」そんな声が、静かに、しかし確実に広がっていったという。

多くの温かい支援に支えられ、ロイヤルホースは2026年1月、北浜にて再スタートを切る運びとなった。

そしてこの再出発の年、ロイヤルホースは開業50周年という大きな節目を迎える。

新店舗は、大阪市中央区北浜1-1-28、ビルマビル北浜11階。歴史を受け継ぎながら、場所も気持ちも新たに、次の50年へと歩みを進める拠点となる。

ロイヤルホースらしさを受け継いだ、洗練されたライブ空間

新しい店舗の扉を開けると、木目を基調にした温かみのある空間が広がる。照明はあえて落としすぎず、ライブクラブでありながら、初めて訪れる人でも入りやすい柔らかな雰囲気が演出されている。

Jazz Funk Jam Band ”UNCLEJAM” 2/8 Live 決定
Jazz Funk Jam Band ”UNCLEJAM” 2/8 Live 決定

客席からステージまでの距離感も絶妙で、どの席からも演奏者の表情や息遣いが自然と伝わってくる設計だ。

音響も非常にクリアで、レセプション当日の演奏では、ピアノの繊細なタッチ、ベースの低音の余韻、ドラムのブラシのかすかな音まで、驚くほど立体的に耳に届いた。

往年のロイヤルホースが持っていた「音楽と真正面から向き合えるライブハウス」という本質は、そのままに。そこへ現代的な快適さと洗練が加えられている印象を受けた。

オーナーが語る「もう一度、音楽が鳴り響く場所を」

この再オープンを主導したのが、オーナーであり代表取締役の三好香澄さんだ。

レセプションパーティ当日も、来場者一人ひとりに丁寧に声をかけ、終始やわらかな笑顔で会場を見守っていた。

中央の三好オーナーを囲む招待客の皆様
中央の三好オーナーを囲む招待客の皆様

「ロイヤルホースという名前には、たくさんの思い出と歴史が詰まっています。その“音楽が鳴る場所”を、もう一度ちゃんと未来につなぎたかったんです」

そう語る三好さんの言葉からは、単なる“店舗の復活”ではなく、“ライブカルチャーそのものの継承”に近い強い想いが感じられた。

「ミュージシャンの皆さん、そして多くのお客様の温かいご支援のお陰で、ロイヤルホースは50周年という節目を迎えることができました。心から感謝しています。

若い人にも、初めて来る人にも、気軽に足を運んでほしい。“ライブで聴くと全然違う”って思ってもらえる場所にしたいんです」

生演奏が紡ぐ、“いまこの場所でしか得られない時間”

レセプションでは、多彩なミュージシャンたちの演奏が披露され音のひとつひとつが、空間にやさしく溶け込んでいく。

観客はしばし日常を離れ、音楽の流れに身を委ねる。その時間は、まさに「いま、この場所でしか体験できない特別なひととき」だった。

“復活”ではなく、“再出発”の場所として

レセプションパーティの終盤、会場には自然と拍手と笑顔が広がっていた。それは単に演奏が素晴らしかったからだけではない。

「ロイヤルホースが、また大阪に戻ってきた」

その事実そのものに、多くの人が静かな感動を覚えていたように思う。

かつてを知る人にとっては懐かしく、初めて訪れる人にとっては新しい。

大阪の夜に、またひとつ、長く愛されるであろう灯りがともった。その灯が、これからどんな音楽と物語を照らしていくのか?

今から楽しみでならない。

お料理メニュー

※飲食の他にミュージックチャージが必要
※飲食の他にミュージックチャージが必要

2月のLiveスケージュール

基本情報

• 店名:ロイヤルホース

• 住所:〒541-0041

大阪府大阪市中央区北浜1-1-28 ビルマビル北浜 11F

• 電話番号:06-4963-2805

•営業時間:18:00~24:00 定休日:なし

・HP:https://royal-horse.jp/

・ロイヤスホース支配人:赤松 正和

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フジテレビ『めざまし天気』初代キャスター。東京出身大阪在住 取材先の情報を正確かつ丁寧にお伝えることはもちろん、その背景にある人々の思いや挑戦のストーリーにもしっかりとフォーカスし、読者の心に響く記事作りを心がけています。

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