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にちか「(み、美琴さんがプロデューサーさんのジャケットを嗅いでる!?)」  /Novel by ラムチョップ三世

にちか「(み、美琴さんがプロデューサーさんのジャケットを嗅いでる!?)」

2,331 character(s)4 mins

キャラ崩壊はしていない。崩壊したのは書き手の頭。

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にちか「(み、美琴さんがプロデューサーさんのジャケットを嗅いでる!?)」

にちか「(いやいやいやいや! あの美琴さんがそんなことするわけないし! 絶対何かの見間違いだって!)」

にちか「(……うん! きっと落ちてたジャケットを拾おうとしただけ……! そうに違いない!!)」


美琴「……………///」スーハースーハー


にちか「(やっぱり嗅いでるぅぅぅぅ!! しかもがっつり嗅いでるし! 吸い込んでるってレベルだし!!)」

にちか「(え、なに、美琴さんってプロデューサーさんのこと好きなの……? え、えぇ……!? っていうか好きだとしてもそういうことしちゃうの……!?)」

美琴「…………///」スーハースーハー

にちか「(うわぁ……うわぁぁ……)」

にちか「(美琴さんってそういうことしちゃうんだ……っていう尊敬の崩壊と、美琴さんも女の子なんだなぁ……っていう親近感が入り混じって感情がめちゃくちゃになる〜〜!!)」

にちか「(……っていうか、そんな姿を見てしまったことより驚きなのが……)」

にちか「…………」
美琴「…………///」スーハースーハー
にちか「…………」

にちか「(私が背後に来てもまだ気付かないってこと!!!!)」

にちか「(え、なにこれ。いっそ何も見なかったフリをしろってこと!? いやいやムリムリムリ!!)」

にちか「(ここでスルーしたとしても、明日から美琴さんとまともに話せる気がしないし!!)」

にちか「(よ、よぅし……話しかけるぞー……!)」

にちか「あ、あのぅ……美琴さーん……?」

美琴「ッ!!??」ビクゥゥゥッッ!!

にちか「……ど、どうも」

美琴「………………」

にちか「………………」

美琴「……こ、これは違うの」

にちか「…………はい?」

美琴「その……す、すごくいい匂いなの」

にちか「そりゃあまぁ、好きな人の匂いはいい匂いですよね……」

美琴「ち、違う! その、違くて……もっと、凄いの」

にちか「……はい?」

美琴「とにかく嗅いでみて! この右脇の方!」

にちか「ちょ! や、やめてください! わたしにそんな趣味ないで――……あれ?」

美琴「……どう?」

にちか「え、何これ。え、え?」スンスン

にちか「こ、これは……」

にちか「香ばしく複雑なスパイスとそれを優しく包み込むハーブによって大胆かつ繊細に作られた……――」

にちか「――フライドチキンの香り!!」

にちか「って、なんで!!??」

美琴「そうなの……! けどもっと不思議なのは……」

にちか「え、嘘……。普通こういういい匂いを嗅いでたらむしろお腹が空いてくるのに、あまりにリアル過ぎるせいかまるでお腹が満たされる感覚に……」スンスンスンスン

美琴「そうなの!」

にちか「え、なにこの服……! 怖い……怖いんですけどフライドチキンなんてしばらく食べてなかったから嗅ぐのが止められない〜!」スンスンスンスンッ!!!!

美琴「凄いよね。……けどまだ終わりじゃないの」

にちか「え……?」

美琴「左脇の方を嗅いでみて」

にちか「こ、これは……!」

にちか「真っ赤に熟した甘酸っぱい苺とそれを邪魔せずとも隠れはしない名脇役の生クリーム……そしてほんのり香るチョコレート……――」

にちか「――苺のショートケーキですね!! プレートのチョコが乗ってるやつ!!」

美琴「そうなの!」

にちか「え、ほんとなんなんですかこの服……! プロデューサーさん、脇でクリスマスパーティ開いてるんですか……!?」スーハースーハー

にちか「というかプロデューサーさん自身からは全然こんな匂いしてこないですよね! 今まで全然気付かなかったわけですし!」クンクンクンクンッ!!

美琴「……とりあえず、事情は分かってくれた?」

にちか「は、はい! これは仕方ないです! 嗅ぐに決まってます!」クンカクンカッ!!

美琴「それじゃあ、私も続き、いいかな……?」

にちか「も、もちろんです!! あ、どっちがいいですか?」

美琴「それじゃあ……フライドチキンの方で」

にちか「どうぞどうぞ! じゃあ私はケーキの方を……」

美琴・にちか「すー……は―……すー……はー……」

にちか「これは……たまらないですね……」スーハー

美琴「だよね……///」スーハー

にちか「お腹も満たされてる感じだから、ダイエットの味方ですし……」スーハー

美琴「うん……///」スーハースーハー

にちか「普通にフライドチキンやショートケーキの中でも、スーパーなんかで買えるのじゃなくて、一流専門店のとびきり美味しいやつですよね……」スーハー

美琴「うん……///」スーハースーハー


真乃「おはようございます。――って、何やってるんですか!?」

美琴・にちか「あ、いや、これは違うの(違うんです!)」


〜〜〜

こうして、283プロダクションではプロデューサーが席を外した隙に、アイドル達が彼のジャケットを嗅ぐというのが日常の光景となった。

にちか「……すっかり人気ですね。プロデューサーのジャケット」

美琴「そうだね……。交代制だから嗅げる時間が少なくなったのは悲しいけど……」

にちか「あんな素晴らしいもの、いくら美琴さんといえど独り占めは許されませんよ!」

美琴「ふふっ。それもそうだね」

にちか「ところで美琴さん。一個聞いてもいいですか?」

美琴「……なに?」


にちか「一番最初、どうしてプロデューサーさんのジャケットを嗅ごうと思ったんですか?」

おしまい

Comments

  • 勘のいいガキは(ry

    February 14, 2023
  • 虎猫狸の皮算用

    なんなんすかねこれ(歓喜)

    May 13, 2022
  • Mccero

    読んでたらお腹空いてきた

    December 3, 2021
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