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P「最近よく私物が行方不明になるから罠を仕掛けるwww」/Novel by jp

P「最近よく私物が行方不明になるから罠を仕掛けるwww」

6,890 character(s)13 mins

拙者、好きな人の所有物の匂いをこっそり嗅いで恍惚としている女の子大好き侍で候。

ほんと樹里可愛いなんだかんだ付き合ってくれるとこ大好き。

8/19 男子に人気 4位
8/13~19 ルーキー 8位

沢山見て頂いてありがとうございます!

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この悪魔的発想を得たのはちょっとしたきっかけからだった。

事務所内に居合わせたあさひと樹里に最近の悩み事を聞いてもらっていた時のことだった。
あさひは虫かごのカブトムシに夢中で話なんてちっとも聞いていないようだったが。


P「最近気がつけば 私物が消えてるんだ」

樹里「歳か?」

P「ちげーよ。机の上に置いておいたペンとかハンカチとか、そういう小物が戻ってきたら無くなってるんだよ」

樹里「誰かが間違えて持って行ってんじゃねーのか?」

P「間違えようがないと思わないか?その辺のテーブルに置いてるならまだしも、俺の仕事用のデスクに置いてるんだぞ」

樹里「まあ…そうだよな」

P「後は服とかだな」

樹里「服?」

P「最近暑くなってきて汗をかくからさ。ほら、汗臭い男が同じ空間にいるのも嫌だろ?皆を不快にさせないために替えのワイシャツとか持参してるんだ」

樹里「ああ…それで」

P「そう。脱いで横に置いといたはずのシャツが気が付いたら無くなってるんだ」

樹里「え…それは普通にやばくねーか。犯人探しした方がいい案件だぜ」

P「いや、最終的に戻ってくるんだよな」

樹里「は?」

P「変だよな?しかもどうも洗濯されて綺麗になって帰ってくるんだよ」

樹里「ええ…」

P「わざわざ洗濯してくれてるわけだから誰がやってくれてるのか把握しておきたいんだよな。お礼も言いたいしさ」

樹里「なるほどなー」

P「で、もし何か知ってたら教えて欲しいんだ」

樹里「うーん…悪りぃけど特に思い当たる節はねーな…」

P「まあ、そうだよなぁ」


どうしたものか、と思っていると樹里が言った。


樹里「なんとなく見当はつきそうだけどな」

P「え、本当か!?」ガバッ

樹里「え、うわ!?ちょ、近いって!」


つい勢いに任せて身を乗り出してしまった。
突然のことに驚いた樹里が赤面している。
そんなに動揺するほどだろうか?


P「す、すまん…!誰がやってくれてそうだと思う?」

樹里「そりゃあ…」


言いかけて少し考え込む樹里。


樹里(…やってそうな奴が多いな)

樹里「いや、やっぱ今のナシ!疑うのはよくねー
よ」


確かに。
優しい樹里らしい意見だと感心する。
それを言うと顔を真っ赤にして怒るのでやめておく。
…まあ、ぷんすこ樹里も可愛いんだけど。

それに特に怒っているわけではないが、担当アイドルに疑いをかけて接するのは気分がよろしくないだろう。


P「そ、そうか…確かにそうかもな」

樹里「いっそのこと全員に聞けばいいんじゃねーか?」

P「うーん、正直に言ってくれるかなぁ」

樹里「あー…なかなか難しいかもな」

P「樹里はどうだ?」

樹里「あ、アタシか?」

P「優しい樹里なら何も言わずやってくれてもおかしくないなって」

樹里「優しいって言うな!やってねーよ!」


やっぱり真っ赤になって怒ってきた。


P「そうか…」

樹里「で、でもどうしてもって言うなら」

P「あさひはどうだ?」

樹里(こいつ…っ)イラッ

P「え?なんか言ったか樹里?」

樹里「何も言ってねーよ!」

P「な、なんで怒ってんだよ」

樹里「ふんっ」


樹里が何か言いかけてたようだが上手く聞き取れなかった。
何故か不機嫌になってしまったがこれ以上追求するのも意地が悪いのでここはそっとしておく。


P「ああ、あさひは何か知らないか?」

あさひ「え?なんすか?聞いてなかったっす!」

樹里「…」

P「…うん。ありがとう」


流石というか、期待を裏切らないというか。
これが芹沢クオリティ。

するとあさひはスっと立ち上がった。


P「あさひ、どこ行くんだ?」

あさひ「トラップ確認しに行くっす!」

樹里「トラップ?」

あさひ「昨日カブトムシを捕まえるためのバナナトラップを仕掛けてきたっす!」

P「ああ…バナナ引っ掛けて釣られてやってきたカブトムシを採るってやつか」

樹里「うへぇ」

P「気をつけて行くんだぞ。後レッスンまでには帰ってくること。いいな?」

あさひ「はいっす!行ってくるっす!」


元気に返事してあさひは出て行った。


樹里「なんであんなにエネルギッシュなんだ?」

P「あさひのバイタリティは無尽蔵だからな…」

樹里「すげーな…」

P「まあ…あさひが他人の行動に目を配ってるとも思えないしなあ」

P(ん…?トラップ…?)


この件については諦めよう、そう言いかけた時俺の全身に電撃が走った。


P「それだあああ!!!」

樹里「うわああ!?いきなりなんだよ!?」

P「トラップ!トラップだ!」

樹里「は?トラップ?」



そんなわけでプロデューサーのデスク付近にプロデューサーの私物トラップを仕掛けることになった。

デスクの上には、プロデューサー愛用のペン、ハンカチ、飲みかけの缶コーヒー、スマホを設置。
椅子の横には、あからさまに着替えた後だと分かるプロデューサーのワイシャツが入った紙袋を配置。

そしてそれを物陰から監視する。


P「誰が犯人なのか、わくわくするな」

樹里「なんでアタシまで…」

P「シッ、いつ誰が来るか分からないんだから大きな声は出さないでくれ」

樹里「はいはい…」

P「なんかこういうの探偵っぽくて楽しいな」

樹里「これ普通にバレるんじゃねーか?」

P「ここは意外と死角なんだ。特別な用事がないとそもそもここに近付かない。特に用もなくこの辺にくることないだろう?」

樹里「確かにそうだな」

P「あとは気配を消して物音を立てなければ問題無い」

樹里「お?誰か来たぜ」

P「最初の訪問者は誰だ…!?」


咲耶「お疲れ様です…っておや、誰もいないのかい?」


P(咲耶か…)

樹里(咲耶だ…)

咲耶「プロデューサーも居ないのかい?」

P(咲耶は違うだろ)

樹里(アタシもそう思う)

咲耶「…」キョロキョロ

P(お…?)

樹里(室内を見渡してるな)

咲耶「!」

P(トラップに気付いた!)

樹里(なんか嫌な予感しねーか…?)

P(いやいや…咲耶がそんなことするわけ…)

咲耶「…」ソワソワ

P(なんかそわそわしだしたぞ)

樹里(挙動不審だな…)

咲耶「…」

P(入口の方に向かって…)

樹里(外を確認したな)

咲耶「…」ガチャリ

P(ドアをしっかり閉めた)

樹里(閉めたな)

咲耶「…」

P(トラップの近くに立った)

樹里(しかもワイシャツのとこだぜ…)

咲耶「…ふふっ」

P(笑ってるぞ…)

樹里(おいおい…)

咲耶「…」ガサリ

P(袋の中に手を突っ込んで…)

樹里(シャツを取り出した…!)

咲耶「…プロデューサー」

P(!?)

樹里(!?)

咲耶「」スーハースーハー

P(すごい勢いで匂いを嗅いでる!?)

樹里(あわわわわわ)

咲耶「プロデューサー…っ」スーハースーハー

P(どどどどどうしよう!?)

樹里(あああ、あた、アタシに聞くなよ!)

咲耶「はああっ…」クンクン

P(さ、咲耶…)

樹里(咲耶…)

咲耶「…ふぅ」

P(あ、シャツを袋に戻した)

樹里(満足したのか…?)

咲耶「ふふ、まるでいけないコトをしてるみたいだよ」

P(いけないコトだろ…)

樹里(限りなくアウトだよな…)

咲耶「これで今日も一日頑張れるよ、プロデューサー」

P(あ、出て行った…)

樹里(何しに来たんだ…)


【白瀬咲耶、P私物くんかくんか罪】


P「まさか咲耶が…」

樹里「押さえなくてよかったのか?」

P「うーん、持ち出してるわけじゃないし。あれで元気が出るっていうなら…」

樹里「変態」

P「痛っ、どちらかというと変態は咲耶の方だろ!?」

樹里「…そうだな」

P「シッ、誰か来るぞ」

樹里「あーもうこうなったらとことん付き合ってやるぜ、次は誰だ?」


甘奈「お疲れ様でーす☆」


P(…!!!)

樹里(…!!!)

甘奈「あれ?誰もいないの?」

P(樹里…甘奈は…)

樹里(うん…嫌な予感がする)

甘奈「プロデューサーさーん?いないのー?」

P(呼び掛けながら流れるようにドアをしっかり閉めたな)

樹里(キョロキョロしてるけど目線はしっかりトラップの方を捉えてるぞ…)

甘奈「…よし、今のうちに」ガサゴソ

P(おい、バッグから何か取り出したぞ)

樹里(あれは…袋?)

甘奈「んっしょ」

P(袋の中身はワイシャツだ)

樹里(まさか…)

甘奈「…んんんっ」スーハースーハー

P(俺のシャツをくんかし始めた…!)

樹里(咲耶の時と言い、表情が恍惚としてるな…)

甘奈「…はっ、危ない危ない。続きは家に帰ってから…」

P(え…?家?続き?)

樹里(慣れた手つきでPのシャツと持ってきたシャツを入れ替えた…)

甘奈「おっけー☆」

P(何がだよ)

樹里(Pのシャツを袋に入れて…バッグに詰めた)

甘奈「家に帰るのが楽しみだなー、ふふっ」

P(あ、甘奈…)

樹里(甘奈……さん…)

甘奈「あ、そろそろレッスン行かなきゃ」

P(…)

樹里(…)


【大崎甘奈、P私物勝手に取り替え罪】


P「ぉ…おぉ…」

樹里「これから甘奈とどう接していけばいいんだよ…」

P「犯人は甘奈だったのか…」

樹里「今度は押さえなくてよかったのか?あれは言い逃れ出来ないだろ?」

P「怖くて出来なかった…」

樹里「…うん」

P「シッ、誰か来る」

樹里「えっ、犯人分かったしもういいだろ」


冬優子「お疲れ様で〜す♡」


P(うーわ)

樹里(これは…甘奈の他にもいそうだな)

冬優子「プロデューサーさ〜ん?」

冬優子「…」

冬優子「はぁ、なんで誰もいないのよ」

P(ゴメン…冬優子…)

樹里(えっ…)

冬優子「ま、飾らなくていいから楽でいいわ」

P(樹里、このことは秘密に頼む)

樹里(お、おう…)

冬優子「…」スタスタ

樹里(え、デスクに直行したぞ)

P(即堕ちかよ…)

冬優子「…」スッ

P(あれは…俺のスマホ)

樹里(最初に手に取る物でなんとなく性格が伺い知れるな…コレ)

冬優子「…は?『今日飲みに行かない?』…?誰よこの女」

P(ウッ)

樹里(うわぁ…)

冬優子「…」パシャ

樹里(自分のスマホでPのスマホの画面を撮り出した)

P(証拠を抑えておくつもりか…)

冬優子「パスワードは…」

P(束縛の強い彼女かよ)

樹里(実際強そうだな…)

冬優子「アイツの誕生日…じゃない」

P(そりゃそうだろ)

樹里(流石にな)

冬優子「ふゆの誕生日…でもない。チッ!!!!」

P(特定のアイドルの誕生日にしてる方がまずいだろ)

樹里(でっけー舌打ちだな…)

冬優子「はぁ…また今度にするわ。それと…」チラッ

P(紙袋…)

樹里(サードくんかーか?)

冬優子「…まだ着替えてないのかしら」クンクン

P(着替えてんだよなぁ)

樹里(もう持ってかれたからな…)

冬優子「…」ガサゴソ

P(おい甘奈の時みたく入れ替えだしたぞ)

樹里(自分が持ってきたシャツよりもPが家から持ってきたシャツの方が匂いがついてる、みたいな感じか…?)

冬優子「ふう…帰ろ」

P(何しに来たんだよ…)

樹里(満足したような顔で帰ってくな…)


【黛冬優子、Pのスマホ勝手にチェック未遂罪・P私物勝手に取り替え罪】


P「今日だけで闇を見すぎた」

樹里「プロデューサーいつか刺されんじゃねーか?」

P「なんかもう怖いもの見たさで見てる気がする」

樹里「そろそろ終わるか?」

P「ん、誰か来たな」

樹里「どうすんだ?」

P「…」

樹里「…」



円香「…お疲れ様です」


P(これで最後、最後な)

樹里(わかった。最後な!)

円香「…」

P(とはいえ円香だからな)

樹里(円香は流石に無さそうだな)

円香「…」

P(ソファに腰掛けた)

樹里(…デスクにチラチラ目線がいってるな)

円香「…」

P(え、嘘だろ?)

樹里(デスクに近づいて…)

円香「…」

P(いや何か言えよ〜〜〜)

樹里(缶コーヒーを手に取った)

P(揺らしてる)

樹里(残りを確認してるみたいだな)

円香「…ふぅ」

P(なんだそのため息)

樹里(コーヒーどれくらい残ってるんだ?)

P(2,3口飲んだ程度だからまだ結構残ってるぞ)

樹里(そうか、空だったら気を利かせて捨ててくれるのかと思ったけど残ってるならノータッチだろうな)

円香「…」スタスタ

P(ソファに戻って行った)

樹里(何かバッグから取り出したぞ)

円香「…」スタスタ

P(あ、あれは…)

樹里(同じ銘柄のコーヒー…か?)

円香「…」カシュッ

樹里(持ってきたコーヒーを開けた…)

P(円香コーヒーは苦手なはずなんだけど)

円香「…」ゴク ゴク

P(あ、あれ…?)

樹里(苦手なコーヒーを自分から飲むか?普通…)

円香「…苦」

P(やっぱり飲めないんじゃねえか)

樹里(これは…まさか…)

円香「…」スッ

樹里(Pのコーヒーと自分のコーヒーを入れ替え…た)

P(う、嘘だろ!?)

円香「…」ジッ

樹里(Pのコーヒーの飲み口を凝視している円香ッ…)

P(円香…!?)

円香「…」チュ

樹里(口をつけた!!!!)

P「えっ」

円香「!?!?!?!?」

樹里「ば、バカ…!!!」

P「あ、やべ…あ、ま、円香、これは、ちがくて」

円香「…そこで何してるんですか」

樹里「あわわわ」

P「ま、円香さん…顔が…怖いっス」

円香「…何か言い残すことは」

P「お、落ち着いて話しあおヴッッッッ」


円香の強烈な打撃をみぞおちに貰ってプロデューサーは膝から崩れ落ちた。
円香は「最低!」と吐き捨て出て行ってしまった。


【樋口円香、間接キス罪】


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・

・・・


P「あ〜…災難だった」

樹里「災難だったな…自業自得だけど」

P「まあとりあえず現状は知れたから、うん」

樹里「…で、どーすんだ?本人達を問い詰めるのか?」

P「う〜ん、難しいところだな。変にプライドを傷付けてしまうのは避けたいし、放っておいても特別困ることは無いしな」

樹里「円香についてはどーすんだよ…」

P「まずは関係修復から…だな。胃が痛いよ」

樹里「頑張れ…」

P「もうこんな時間なのか、レッスンはいいのか?」

樹里「あー、あと30分くらいある」

P「そうか、俺はこの後すぐ外回りだから出るけど問題無いか?」

樹里「おー、大丈夫」

P「付き合ってもらって悪かったな。今度スイーツか何か奢るよ」

樹里「へへ、楽しみにしてるからな」

P「じゃあ行ってきまーす」

樹里「行ってらー」

樹里「…」

樹里「…」

樹里「…ん?そういやプロデューサー、ジャケット椅子にかけっぱなしじゃねーか」

樹里「暑いって言ってたし…いいのか?」

樹里「…」

樹里「…」ソワソワ

樹里「皆恍惚としてたな…そんなに…い、いい匂い…なのか?」

樹里「…」

樹里「だあああ!!ダメだダメだ!そんなこと出来るわけねー!!」

樹里「落ち着け…落ち着けアタシ…」

樹里「…」

樹里「…」チラッ

樹里「…」キョロキョロ

樹里「…」ゴクッ

樹里「ちょ、ちょっとだけ…一瞬だけ…いいよな」

樹里「…」スーハー

樹里「〜〜〜〜!!」ビクッ

樹里(なんだこれ…!?プロデューサーの匂いが…っ!こんなに濃く…っ)

樹里「…」スーーー

樹里「〜〜〜ッ♡♡」ビクンッビクンッ

樹里(こ、これ…やばいッ♡クセになる…っ)

樹里(悔しいけどアイツらがハマるのも解る…♡)スーーーハーーー

樹里(そろそろやめないと後戻り出来なくな…)

P「やべ!ジャケット忘れた!じゅ…」バンッ

樹里「!!!?!?!?」

P「じゅ…り…?」ドサッ

樹里「あ…あ…っ」


樹里「わああああああああああ!!!!!!!!」


事務所の外を歩いている人々が思わず振り向く程大きな声がこだました。

P「樹里、気にしてないから、なっ?機嫌直してくれよ…!ほら、有名スイーツ店のスイーツ買ってきたから、さ!な!」

樹里「もう殺して…」


樹里の機嫌を治すのに3時間かかった。

Comments

  • サイモン

    最低なのは人の飲み物勝手に飲んでるお前だろ!いい加減にしろ!

    April 6, 2023
  • かりぃかりくり

    円香サイッコォ⤴︎

    January 31, 2022
  • ニョッキ

    やっぱり樹里が最高に可愛い、

    December 3, 2021
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