《名医10人が実践》整う“デトックス習慣” むくみ、便秘、だるさ、肌荒れを一掃する食・運動・入浴・生活習慣を解説
深呼吸は一石二鳥のデトックス法
トップ5には入らなかったが、深呼吸を挙げた人も多かった。関根さんは、「腹式呼吸で肺の機能を向上させている」と言う。 「肺も二酸化炭素という毒素を出す排泄器官です。それに、横隔膜を動かすことで腸を刺激できるため、深呼吸は一石二鳥のデトックス法です」(関根さん)
間違ったデトックスは体を劣化させる
体にたまった「毒」を出し切るとして注目されるファスティング(断食)は、胃腸などの消化器官を休ませ、免疫力向上といった健康効果も期待できるが、「無理なファスティングは体の負担になる」と指摘するのは近藤さんだ。 「断続的にファスティングを行うことで、体重減少や、インスリン感受性や脂肪肝の改善などが報告されています。ただ、無理な断食は筋力低下、栄養不足になり、体に大きな負担をかけることに。 まったく食べないのではなく、食べる時間を空けるだけの時間制限断食がベター。私は前日の夕食から翌日の昼まで食事をとらない16時間ファスティングを毎日行っています」(近藤さん・以下同) また近藤さんは「サウナで汗をかいてデトックスする方法は、医学的に効果を期待できない」と続ける。 「汗そのものの解毒作用は限定的なので、老廃物を出す効果は期待できません。ただ、リラクセーションによる血流改善、自律神経を整える効果は期待できるので、老廃物が便や尿から排出されやすい体になることは可能です」 代謝を高め、老廃物をしっかり出す体になることは健康面にもアンチエイジングにも大切だ。しかし、不調の原因がすべて毒素にあるとは限らない。 「疲労や肌荒れ、むくみなどの原因は多岐にわたります。デトックス法を試し続けても回復しない場合は、医療機関の診療を受け、原因を知ることが大切です。無理せず、長く続けられる方法を選ぶことが重要です」 体からドバッと“いらないもの”を出して、疲れにくい体を手に入れよう。
名医が警告!こんなデトックスはやったらダメ!
◆【1】水を1日に3L以上飲む 水の飲みすぎで弊害を起こすことも。「汗もかかずに1日3L以上、常飲していると腸が水浸しになり、栄養の吸収も悪くなります」(柴さん)。 ◆【2】ジュースクレンズをする 「固形食をとらず、野菜や果物を低温圧搾したジュースのみで過ごすといった方法は、栄養が偏る上、低血糖になる可能性もあります」(森さん) ◆【3】下剤の乱用 便から有害物質が排出されるからと、下剤を使いすぎるのはダメ。「下剤の乱用は、自力で排便できなくなる恐れがあります」(関根さん)。 ◆【4】腸内洗浄 「大腸内視鏡前処置など特定の目的で行われますが、健康な人には必要なく、デトックスできるという医学的根拠もありません」(近藤さん) ◆【5】サプリメントやハーブ療法 「このサプリメントやハーブを摂ると解毒できるという、確固たる医学的根拠はありません。過剰摂取は肝障害の恐れも」(近藤さん)
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