3月で閉校する館山市の那古小学校、船形小学校で、それぞれ閉校式が行われた。市主催の式典では校旗を返納し、校歌を歌って、学校との別れを惜しんだ。
両校は4月に統合し、那古船形小として那古小校舎で開校する。那古小では19日に児童182人(卒業した6年生を含む)、船形小では20日に児童70人(同)が参加し、それぞれ式典が行われた。
那古小は、1903(明治36)年に那古、正木、明倫の3尋常小学校を統合し、現在地に那古尋常小学校として開校。41年に館山市那古国民学校、47年に館山市立那古小学校と改称した。現校舎は80年に建てられている。
船形小は、1889(明治22)年、船形村立船形小学校として現在地に開校。1947年に館山市立船形小学校となった。現校舎は83年に建てられた。
船形小では、児童たちは真剣な表情で式に臨んだ。水上賢治校長は「地域に愛されて育った船形小に誇りを持ち、新しい学校でも常に夢を持って頑張り続けることを忘れずに」とエールを送った。児童たちは校歌を歌い、閉校式を締めくくった。
船形地区住民らが立ち上げた「閉校イベント実行委員会」が主催したイベントも行われた。児童や地域住民のほか、閉校を惜しむ卒業生も参加していた。児童の学校生活の様子を写した「思い出の写真スライドショー」や、2月に行われた体育館壁画ペイントの動画上映などが行われた。
船形の6地区から山車、屋台、お船が一堂に会し、おはやしで会場を盛り上げた。日が暮れてからは、同校の校庭からイベントを締めくくる花火も打ち上げられ、人々の歓声と拍手が夜空に響き渡り、感動的なフィナーレとなった。
同校を卒業し、4月から中学生になる廣瀬萌依さん(12)は、「ついに閉校かと悲しい気持ちだったけど、地域の人たちが私たちを送り出してくれている感じがして、悲しさよりうれしさのほうが勝っている。船形小で学んだことを忘れずに、中学校では友達づくりと勉強を頑張りたい」と語った。
(島袋立夏)
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