広島の障害児通所施設7施設の指定取り消し 不正請求、214人影響

柳川迅
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 広島県は、障害のある子どもが通う「歩歩(ぽぽ)江田島」など同県江田島市内の4施設について、障害児通所支援事業者の指定を取り消すと2月27日に発表した。事業者の不正請求が理由で、4月1日に取り消される。この事業者が運営する同県呉市内の3施設についても、市が同様の措置をとると発表した。不正請求額は計約2億6千万円にのぼり、児童ら214人に影響が及ぶ。

 県によると、4施設は「歩歩江田島」のほか、放課後等デイサービス「アーチ江田島」など。

 この施設を運営する「歩歩」(呉市)は2020年4月~25年2月、必要な児童指導員や保育士の人員基準を満たしていなかったにもかかわらず、障害児通所給付費を不正請求するなどしたという。江田島市は同社に対して、加算金を含めて約2億2500万円の返還を求めた。

 呉市も、「歩歩」が運営する児童発達支援・放課後等デイサービス事業所「歩歩」など3施設で不正請求があったと発表。加算金を含めて約1億4300万円を返還請求した。

 指定が取り消される7施設に通う児童らは214人いるが、4月1日から利用できなくなるため、県などが受け入れ先を調整している。

 24年11月に呉市に情報提供があり、発覚した。同社の住久貴美子代表は取材に対して、「目の前の子どもを何とかしたいという思いから受け入れ、必要な人員配置をしたことにしてしまった。法を軽んじてしまい、大変申し訳ない」と話した。運営施設は、別の事業者に引き継ぐ予定という。

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