【広島】球団68年ぶり複数新人野手開幕スタメン!平川と勝田獲得は新井監督との縁が引き寄せた
<広島-中日>◇27日◇マツダスタジアム 68年ぶり新人野手複数選手のスタメン出場は、新井監督との縁が引き寄せたものだった。中日との開幕戦にドラフト1位の平川蓮外野手(21=仙台大)が「1番中堅」、同3位の勝田成内野手(22=近大)が「8番・遊撃」で先発オーダーに名を連ねた。 【一覧】広島-中日スタメン 開幕から155日前の昨年10月23日、ドラフト会議が運命を決めた。広島は1位に創価大の立石正広(阪神)を1位指名するも抽選で外した。外れ1位候補には即戦力候補の投手たちの名前が挙がる中、平川を推したのが新井監督だった。映像で見た内角球のさばき方にセンスを感じ、球団にプッシュ。外れ1位候補に格上げされた。日本ハムと指名が重複するも、交渉権を獲得し「走攻守全てにおいてポテンシャルが非常に高い選手だと思います。足も速いし、肩も強い。ゆくゆくは4番を打てる、そんな素材だと思います」と結ばれた縁を喜んだ。 ドラフト3位で指名した勝田も、新井監督が望んだ選手だった。昨春、休養日で滞在していた神戸で近大の試合を観戦。二塁を守っていた勝田の動きに目がとまった。「所作に目が行った。ポジショニングひとつにしても、打球の反応の仕方も視野が広く、プレーしている姿を見て感じた」。鞘師担当スカウトの評価も高く、名前が残っていた時点で指名に迷いはなかった。 春季キャンプは「横一線」の競争だった。平川はオープン戦で12球団最多安打を記録し、打率は同2位の3割2分3厘をマークした。勝田も遊撃に挑戦し、オープン戦打率2割6分1厘。1本塁打も記録した。助っ人モンテロの不調もあり、開幕遊撃を任された。新井監督は「いろいろ考えながらやっている。(打ち取られた投手に)同じようなやられ方をしていない。実戦の中で修正、適応していく能力の高さを感じています」と高く評価している。あの日、赤い糸で結ばれた新戦力が、広島の新たな歴史を紡いでいく。