島根県は29日、中国電力が新規稼働を目指す島根原発3号機(松江市)について、専門家から意見を聴取する島根県原子力安全顧問会議を京都市で開いた。新規制基準に適合しているか確認する国の審査会合を巡り、中国電は審査の状況や津波対策などに関する項目について説明した。
中国電は会議で、島根3号機の重要設備が設置される地盤について、地盤を変形させるような地滑り面がないことなどから、将来活動する可能性のある断層はないとした。
会議は地震工学の専門家らが出席し、審査や対策に対する意見をとりまとめて県議会や知事に報告。状況に応じて中国電や国側への申し入れも検討する。原子炉施設の安全や避難についても今後別途会合を開く方針。
中国電によると、同社は平成30年8月に3号機の審査を申請。昨年12月に再稼働した2号機の審査を優先するため、3号機の審査を一時中断したが、今年2月から本格的に審査を進めている。島根3号機は東京電力福島第1原発事故後、新たに稼働する初の原発となる可能性があり、中国電は令和12年度までの営業運転開始を目指す。