「カネがないなら辞退すべき」甲子園クラファンで賛否…1試合2000万円と“不透明な寄付金の行方”
クラファンは無事成功したが、様々な議論を呼ぶ形に…
また「昨今の物価上昇の煽りを受け、例年以上に資金面での大きな壁に向き合わざるを得ない状況」もあって、「クラウドファンディングに挑戦することを決意しました」と、その目的を記した。 残念ながら八戸学院光星は準々決勝で甲子園を去ることになったが、27日15時時点で200人以上が支援し、その総額は目標金額の200万円を大きく上回る298万円に達している。 このプロジェクトはセンバツが開幕する1か月以上前に立ち上げられていたが、実は2年前のセンバツでもほぼ同じ内容の呼びかけをし、約100万円の支援を受けていた。今回はXなどで高校野球ファン以外にも広く伝わり、議論を呼ぶ形となった。
「支援は自由」「金がないなら辞退すべき」SNSで賛否が真っ二つに
SNSでは、「応援したい人が応援する。それでいいじゃないか。執拗に光星を批判したがる人はなんなんだ」、「支援をお願いしているだけ。別に強制もしてないのだから外野は静かに見守れば良いのに」など、冷静に同校の応援プロジェクトに理解を示す声がある一方で、「縁もゆかりもない人たちにお願いするのは間違っている。金がなくて厳しいなら最悪辞退すべき」「応援団まで賄ってくれって言っているならおかしいし、選手の遠征費なら親が出せばいい」といった反対意見も多く見られた。 たしかに甲子園大会はあくまでも高校生にとって部活の一つであり、建前上は、“教育の一貫”である。ただ、春と夏の甲子園大会は全国で生中継され、他の部活とは規模も注目度も桁違い。特に強豪と呼ばれるような一部の私立高校は、甲子園に出場することで知名度も上がり、生徒集めに直結するだけに力の入れ方も段違いだ。
甲子園出場の裏側で続く“寄付頼み”の不透明な実態
ただ、学校単位の応援には“お金”がかかるのも現実。甲子園出場を決めた高校は、野球部のOBや在校生の保護者などに寄付を呼び掛けることが慣例となっている。 30年以上前に、関西地方の某強豪校で甲子園を目指していたというA氏に話を聞くと、母校が甲子園に出場するたびに学校から募金のお願いがあるという。「もちろんOBとして喜んで寄付している」と話すが、1回戦で敗退したときは「寄付金が必要経費を上回ったため、練習場の改修費用に寄付金の一部が充てられたといううわさもあった」という。つまり、集められた寄付金の使い道がオープンではない高校も少なからずあるのだろう。 全校生徒が800人以上いて、野球部OBも数多くいる八戸学院光星なら、大会前にかなり寄付金を集めているはず。それでも不足してしまうのが、現実なのかもしれない。