広まる“ヤダセンセイの教え” 山本由伸の進化にド軍同僚が証言した衝撃「ヤマは何でもやる。最初は意味が分からなかった」
チームにとって“計算通り”と言える内容で、開幕白星をもたらした。現地時間3月26日、今季開幕戦となる本拠地でのダイヤモンドバックス戦に山本由伸(ドジャース)が先発登板。6回(95球)を投げ、被安打5、2失点、無四球、6奪三振の内容で、1勝目を挙げた。 【動画】これが日本のエース!山本由伸のスプリットでの奪三振シーンを見る 立ち上がりから走者を許しながら大崩れはしなかった。4回に先頭打者にヒットを打たれ、無死一塁の局面で、相手3番ヘラルド・ペルドモに先制2ランを被弾した山本だが、後続はピシャリ。追加点を許さずにゲームメイクをし、エースの貫禄を十分に示した。 流石の支配力を発揮して2026年シーズンをスタートさせた山本。その177センチの小さくも、強い身体を支えるのは、オリックス時代から師事し続けている矢田修氏の独自トレーニングだ。 大阪で接骨院を営む矢田氏の教えは、実にシンプルだ。とりわけパワーが求められる米球界において「常識」とされてきたウエイトトレーニングに頼らず、身体が持つ本来の自然な動きを取り戻すというメソッドである。 これをドジャース移籍後も実戦してきた山本は、投球フォームなどの動作にも反映。球質も向上させ、メジャーリーグでも屈指の投手としての完成度を高めている。 そんな山本のトレーニング方法は「ヤダセンセイメソッド」としてスター軍団内でも広まりつつある。今オフに取り入れる決意をしたムーキー・ベッツが「始めた頃と今では雲泥の差」と語るほどだ。 「マジでとんでもないことをやってると思うよ」 そう証言するのは、先発ローテーションの一角を担うタイラー・グラスノーだ。米ポッドキャスト番組『All The Smoke』に出演した32歳の右腕は、「ヤダセンセイの教えは凄いよ。僕はちょっと試したことがある程度だけどね」と“矢田流”に対する率直な感想を語っている。 「ヤマは何でもやる。最初は意味が分からなかった。可動域系のトレーニングとかは取り入れていたことがあるけど、あそこまでのことはやったことがなかったからね。でも、あいつの練習を見ていると考えさせられるんだ。 この業界はめちゃくちゃウエイト重視だ。メジャーで成功しているピッチャーはだいたいが6フィート以上の身長があって、体重は200ポンド以上はある。だから身体が小さい選手はウエイトをやるしかない。でも、ヤマはどれにも当てはまらない。だけど、100マイル(約160.9キロ)近いボールを投げるし、身体の中身というか、筋肉の強さが異常なんだ」 経験豊富な怪腕でさえも、目を丸くした山本の進化。「単純なパワー勝負だけじゃない」(グラスノー談)と評されるエースの活躍が、チームに新たな風を吹き込んでいるのは間違いなさそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】
- 「スマホはほとんど見ない」ド軍同僚投手が米番組で証言 大谷翔平の“クレイジーな素顔”「ずっと笑顔で、礼儀も正しい。本当に異常だよ」
- 被OPS1.043なのになぜ? 米記者が指摘した佐々木朗希のメジャー起用にこだわるドジャースの“思惑”「ここから計画が成功すれば、日本人の登竜門となる」
- 鍛えるだけが野球にあらず ド軍グラスノーが語った日本人選手から米選手が学ぶべき“叡智”「単純なパワー勝負だけじゃない。日本は僕らと真逆」
- 「ヤマだからできる芸当だ」山本由伸の変幻自在の投球に、解説デビューのカーショーも思わず笑み “無援護”に泣いた昨季を払拭する開幕白星
- 「ショウヘイを見てみろ」WBCのシーズン中開催に異論 元MLB捕手が指摘した“正すべき不平”「日本は他国と比べ物にならない」