インスタやユーチューブは中毒性ある設計 米裁判所が企業責任認める

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シアトル=市野塊
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 米ロサンゼルスの州裁判所の陪審団は25日、インスタグラムやユーチューブなどの設計が、利用者にとって中毒性が高いものになっていたとして、SNS会社の責任を認める評決を出した。未成年者らのSNS依存が世界的に問題となるなか、この裁判は全米で数千件に上る同種の訴訟の先行例として位置づけられていた。

 米メディアが一斉に報じた。米紙ニューヨーク・タイムズは、他の訴訟に影響を与え、企業側にサービス見直しを迫る可能性がある「画期的な評決」と指摘している。

 米CBSなどによると、この訴訟は2023年、カリフォルニア州在住の20歳の女性がインスタグラムやフェイスブックを運営するメタと、グーグル傘下のユーチューブを相手に提起。子どものころからのSNS利用の影響で、うつ病などを患ったと主張していた。評決は損害賠償と懲罰金として2社で計600万ドル(約9億5千万円)を女性に支払うよう命令。メタが7割、ユーチューブが3割を負担する。

「無限スクロール」など問題視 一日中SNSに

 争点はSNSの設計責任だっ…

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この記事を書いた人
市野塊
サンフランシスコ支局
専門・関心分野
気候変動・環境、医療、テクノロジー
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    小西美穂
    (関西学院大学総合政策学部特別客員教授)
    2026年3月26日14時47分 投稿
    【視点】

    SNSを「つい見続けてしまう」と感じた経験は多くの人にあるはずです。今回の裁判は、その感覚が単なる意志の問題ではなく、利用をやめにくくする設計によって増幅されている可能性に光を当てました。これまでの議論は、誹謗中傷や偽情報といった「コンテンツ(内容)」の問題が中心でした。しかし今回は「利用者を離脱させない仕組みそのもの」を問うた点に新しさがあります。便利さや楽しさの裏側で、いかに私たちの時間が引き留められているか。法廷決着はまだ先であり、直ちにプラットフォームが変化するわけではないと海外メディアも報じていますが、利用者にとっても立ち止まるきっかけになるはずです。「私たちの時間の使い方を、本当は誰が決めているのか」という問いは、現代を生きる私たち全員に関わっています。

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    藤田直哉
    (批評家・日本映画大学准教授)
    2026年3月26日18時21分 投稿
    【視点】

    これは画期的! 素晴らしい判決。世界中でうつ病や自殺が若年者で広がっており、その原因はSNSではないかと名指しされることがあります。SNSの脳内報酬系をジャックする作りに、子供たちの脳は抵抗できません。それが、読解力の低下や学力の低下、メンタルヘルスの悪化などにおそらく繋がっているだろうと、様々なエビデンスから言えるだろうと思います。 おそらく、これは、21世紀のアヘン販売のようなもので、健康や将来を犠牲にし、収奪し、搾取し、利益にしていた邪悪な行いだと振り返られる未来はあるのではないかと思われます。そのような方向に、進んでいく大きな一歩として、この評決を高く評価します。

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