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執着心が強い鬼に地獄を見せつけられ、絶望の中圧倒的な力で逃げ場をなくれ手籠にされる/Novel by 佐根明日香

執着心が強い鬼に地獄を見せつけられ、絶望の中圧倒的な力で逃げ場をなくれ手籠にされる

1,395 character(s)2 mins


[あらすじ]

鬼への捧げ物にされた貴方。隙を見て逃げ出し、
命からがら故郷の村へ向かったが…

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台詞の改変やアレンジなどは自由ですが、
プロフィールの注意事項をご一読願います。

素敵なイラストを表紙にお借りしました。
名無死様    X:@Al_S_love_

📢こちらは防砂林さん(user/64768171)主催
「一題百篇」企画の参加作品です。
「想い人以外全部消しちゃうヤンデレちゃん」を
テーマにそれぞれが執筆しました。
Xで企画タグから他の参加者様の作品もぜひご覧ください。

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[夜、村を見下ろす場所]

おぉ、こんなところにおったか、人の子よ。

ここからの眺めは実に見事じゃのう。

お前の村が一目で見渡せるわい。

それ、見てみよ。夜の闇を煌々こうこうと照らす炎は、えも言われぬ美しさじゃ。

お前のこと、探しておったぞ。

鬼であるわしへのみつぎ物として捧げられたお前が、忽然こつぜんと姿を消したゆえな。

じゃから、お前がかつて住んでおった村にきておるのではと、迎えにきてやったのじゃ。

されど、どういうわけかお前の姿はどこにも見当たらん。

村の者どもに尋ねてはみたものの、あやつらの態度ときたら、なんともけしからん。

儂を一目ひとめ見るなり一目散いちもくさんに逃げ惑い、その場にへたり込むか、震え上がるばかり……

声をかけたとて、誰一人、ろくに答えもせぬ。

さては何か隠しておるなと、試しに一人捕まえてみたのじゃ。

すると、軽く首根っこを掴んだ途端、もげて口が聞けなくなってしもうたのじゃ。

まったく……人間というやつは礼儀も知らんのか……

少しは話のできるやつがおるかと期待して、村の者に残らず聞いて回ったのじゃ。

されど、まともに口の聞ける者はおらず、結局お前の居場所を知ることはできずじまいじゃった。

そのうちに辺りが暗うなったゆえ、お前が一人で心細いじゃろうし、早く見つけてやらなばと思うたのじゃ。

村の隅々まで探すためには、村中に灯りを灯すより他あるまい。

あたりを探しているうちに、ようやくこうしてお前を見つけたのじゃ。

さぁ、共に帰ろうぞ。

……なんじゃ?

なぜかたくなにここを離れようとせぬのじゃ?

お前がこの村に残る理由など、もう何も残っておらぬぞ?

お前の親も、友も、誰もこの世にはおらぬ。

かつて住んでおった家も、燃えて灰となったぞ。

涙を、流しておるのか?

そうか、そうか…

こんなちっぽけな身体で、たった一人で、さぞ寂しかったじゃろうのう。

今は儂がとなりにおるゆえ、もう何もあんずることはないぞ。

ほれ、近うよれ…

こうやって強く抱きしめれば、震えも収まるじゃろう。

こんなに震えて……さぞ、寒かったんじゃのう…

ならば、儂の肌とお前の肌を隙間なく重ねて…体温でしかと温めてやろうではないか。

ふふ、柔らかいのう……

それに、鼓動を感じる……

さては、儂に抱きしめられて興奮しておるのか?

はしたない奴め…

お前がどうしても言うのなら、このままここでまぐわってもよいのじゃが…

だか、そう焦るでない。

屋敷はすぐそこじゃ。

お前をかついだとて、ひとっ飛びじゃ。

よっ、と。

羽のように軽いのう。

飯はちゃんとっておるのか?

この細い首筋に、華奢きゃしゃな腰…それにかぐわしい香り…

実にそそるのう…(舌舐めず)

早く舐めて、それから噛んで…じっくりと味わって、儂のものにしたいのう。

もう二度とお前一人にはせぬぞ。

これから先、ずっと儂が可愛がってやるからの。

めんこい人の子よ。


Comments

  • もうすぐ人

    これは、またまた新しい雰囲気がありますね。鬼の女性で「じゃ」とか使ってるし、最後のセリフをみる限り北海道のほうなのかな?と思いました。 個人的に、和風でとても楽しく読むことができました。これからも頑張ってください

    Feb 28th
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