【十二国記パロ】槍弓の出会い
マスター「槍弓の十二国記パロが見たかったんじゃい!!!」
と、いうわけで軽率に書いてしまいました。
注意
・口調・設定その他もろもろ間違いあり。
・初めてのRなしです。お許しを。しかも短い。
・ただ単に書きたかっただけなんです。エミヤにあのセリフを言って欲しかったんです。
・届け、この思い!!(誰にだ?)
・ただ単に個人的な趣味満載です。
・久々に文章書いたので、さらに拙くなっています。
・王=クー・フーリン(ランサー) 麒麟=エミヤ
・作者のハートはガラスです。
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(あぁ…あいつが王になるのか)
一目あいつを見たときに感じた。あいつが王だと。
紅の瞳に蒼い髪。まさに見目麗しい、誰もが振り向くだろう容姿。そして人懐っこい笑みと自然に人を惹きこむ話し方。しかし私のような出来損ない麒麟の主になるなんて、運の悪い…。
そう思う一方で私も彼に惹かれずにはいられなかった。こんなにも王気がある。この気持ちをなんと言うのだろうか。思慕?いや、思慕というには何か足りない気がする。なんだ、この気持ちは。
「ん?そういや大丈夫だったか?」
そう言って私の顔を覗き込んでくる。そうか、私は主を探しに奔走して森の中を歩いていたら、上から妖魔の死体が落ちてきて、血を浴びて…それから気を失って…。
あぁ、そうだ。気がついたら身を清められて、こいつに保護?されていると思う。
「まあ、こんなに綺麗な白い麒麟がいりゃあ、王も幸せってなもんだな」
綺麗?綺麗だといったのか?この私を?
「ゆっくり休んでいくといいさ」
「君、名を何という?」
言ってしまった。尋ねるつもりはなかったんだが…。
「クー・フーリン。そういやぁ着るものが必要だな。今、持ってくる」
そういって彼は部屋を出て行った。
「(召し上げるのなら今しかないよ?)」
「(分かっている。でも彼は…)」
彼は…なんだ。なんだというのだろう。このうずまく気持ちがわからない。
「(もう。主上にするなら、しちゃいなさい!そうやって迷っているといつ失うか分からないんだから!!)」
女怪のイリヤが囁く。確かにやつを見たとき、失いたくないと思ってしまった。失ってはいけないとも。では、やることは一つしかない。
「俺の服なんだが、大丈夫か?」
そう言って彼が私の近くまで来る。私は彼の足元に角を当てた。いや、正確には跪いたといった方が正しいだろう。
「!?」
「天命をもって主上にお迎えする。御前を離れず勅命に背かず、忠誠を誓うと誓約申し上げる」
私がそういうと空気が変わり、静寂が訪れる。外の森の風が室内まで響いた。
クー・フーリンの息をのむ音が聞こえた。
「…本当に俺でいいのかよ。ほとんど血の臭いしかしないぞ?」
「……」
「それに血の気が多いとよく言われる」
「……」
「加えて…「ええい!!いいから『許す』と言わぬか、たわけ!!」
「…許す」
これがコイツ、クー・フーリンとの出会いだった。
「あらかじめ、血の臭いがするといっても、こいつ「臭い」とかいいやがるんだぜ?あの時言っただろうが」
「…うるさい。天命が貴様に下ったのだから仕方ないだろう」
「しかも血の気が多いとも言った」
「だからと言ってあそこでキレることないだろうが、このたわけ」
「ねぇ、士郎。私、夫婦漫才を見せられているのかしら?」
「なぁ、凛。漫才って何だ?」
「ただ単に目の前でいちゃつかれていたら、困るってこと」
「?」
クー・フーリンの治世は長く続き、国は繁栄したという。
【十二国記パロ】槍弓の出会い
ちなみに
別国王=凛(胎果)、別国麒麟=士郎(胎果)
士郎が凛に振り回されつつ、国を豊かにしていったのだった。