3月末で閉園する館山市那古の純真保育園で、93年の歴史を振り返る「思い出写真展」が始まった。多くの人たちが訪れ、写真を見ながら思い出を振り返り、園との別れを惜しんだ。22日まで。
同保育園は、1933年に私立幼稚園として開設。48年に純真保育園と名称を改めて保育施設となり、51年に市の運営となった。園舎の老朽化や津波浸水想定区域であることなどから、2021年に閉園の方針が決定。段階的に園児の新規受け入れを減らし、その歴史に幕を下ろす。
会場には、給食や砂遊びの様子などの日常風景の写真や、発表会の記念写真など、長年積み重ねた思い出が並ぶ。初日の20日は、卒園生や保護者、元職員など、園にゆかりのある人らが足を運び、それぞれが過ごした時代を懐かしんだ。記念撮影や寄せ書きを楽しむ姿も見られた。
2人の子どもが卒園したという神田守隆さん(77)=同市那古=は、妻・真寿美さん(69)と約40年前の思い出を振り返った。「会場の建物は当時のまま。ここでは子どもが昼寝をしていて、迎えに来ても起きなかったり、(守隆さんが)この場所でサンタクロースの役をして正体がばれないか心配したことがあったり、思い出がたくさん」と思い出に浸った。
大場ひろみ園長は、「93年という長い間、地域の方々に支えられてきた。さまざまな時代、場面の写真を見ながら、最後に皆さんと思い出を共有できればうれしい」と話していた。
時間は午前9時~午後3時。室内履きの持参と、小学生以下は保護者同伴での来場を呼び掛けている。問い合わせは、同保育園(0470・27・2596)へ。
(安井咲子)
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